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革命者キリスト


第六章 ユダヤ教の教義

 ユダヤ教の教義については、旧約聖書の中のモーゼの教え、特に「十戒」を見ればいい。基本的には常識的道徳であり、大きく分けると、
「エホバ以外の神を信じてはならない」
「神の偶像を作ってはならない」
「安息日を必ず守れ」
「神の名をみだりに口にするな」
という、神への信仰についての禁止事項と命令、後は社会道徳で、
「殺すな」
「盗むな」
「汝の隣人の所有物を貪るな」
「姦淫するな」(正しくは「姦通するな」である。つまり、姦淫自体の否定ではない)
「偽証をするな」
「汝の両親を敬え」
などだ。

「偽証をするな」とは言っているが、「嘘をつくな」とは言っていないのが面白い。つまり、裁判の際の偽証はいけないが、それ以外の日常的な場での嘘はオッケーだということだろう。これは賢明な教えである。社会生活から嘘を追放しては、日常生活など、何一つ成り立たない。他の宗教の馬鹿らしさは、それでも「嘘をつくな」などと教えたりするところにある。もちろん、宗教とは「努力目標」に過ぎない、というのなら話は別だが、それなら宗教自体が無意味に近いものになるだろう。
宗教として巧妙なのは、偶像崇拝の禁止である。これは、他の宗教が陥りがちな欠点をよく見抜いた禁止事項である。神のイメージは人それぞれであり、偶像はそのイメージを限定することで、神への批判を生む余地を残す。もちろん、低レベルの信仰者には偶像があったほうが宗教への帰依を高める場合もあるが、目に見えない神の方が、神秘的空想に訴えて、長続きするのだ。
ここで注意したいのは、ユダヤ民族の略奪と暴行の旅の中で、殺すな、盗むな、貪るな、姦淫するな、偽証をするな、は、何一つ守られてはこなかったということだ。つまり、これらの戒律は、あくまでユダヤ内部での戒律であり、他部族や異教徒に対しては、まったく守る必要など無い、ということである。この外部と内部での倫理の使い分けが、ユダヤ教の最大の特徴だと言える。もちろん、旧約聖書の歴史の頃は、他部族とは常に戦争状態だっただろうから、他民族に対する倫理も何もあったものではないが、問題は、そのダブルスタンダードが戦争時以外でも他民族に対して行われたことだ。タルムードの中には、はっきりと、異民族に対しては嘘をついても良い、異民族は殺して良い、異民族の財産は奪って良い、いや、それこそが善であるという記述があるという。ただし、タルムードはユダヤ教信者以外には見せてはならないものらしいから、一般人がそれを見る機会はほとんど無い。だが、ヨーロッパにおけるユダヤ人嫌悪の歴史の根底に何があったかを推測するのは容易だろう。もちろん、差別自体が差別を生むという構造もあっただろうし、また「イエスを殺した民族」への非難もあっただろうが、ユダヤ人の倫理的二重規範を他の民族が感じていたことが、より大きな原因だったように思われる。そして、ユダヤ人嫌悪は、ヒトラーのユダヤ人虐殺によってユダヤ人が差別と蛮行の「被害者」であるというお墨付きを得てユダヤ人差別が社会的非難の対象となるまでは、当然のこととして続いていたのである。世界的な「反ユダヤ的言論への規制」には、毎年のようにハリウッドで作られるユダヤ人受難映画やドイツ人(もちろん、ナチスをだ。)を悪役とした映画が大きく役立っているのは言うまでもない。ハリウッドの大映画会社はユダヤ人資本家のものなのである。もちろん、現代において、ユダヤ人を一まとめに同一視する人間はあまりいないだろうが、欧米流の政治経済のダブルスタンダードは、まさしくユダヤ教的であると言える。こうした欧米の政治経済の上層部に行き渡ったユダヤ的思考法こそが、現代の世界の直面する真の問題だろう。この論文の主眼もそこにある。
もちろん、ダブルスタンダードはユダヤ教だけではない、と言う意見もあるだろう。実際、後述するように、この問題はユダヤ教ではなく、キリスト教の問題でもあるのだ。なぜなら、現在の「キリスト教」は、実は偽装したユダヤ教なのだから。西欧植民地主義の尖兵を勤めたキリスト教が、他民族侵略を正当化したユダヤ教とそっくりであるのは、誰が見ても分かることだろう。ほとんどの侵略は、まず宣教師の献身的な「愛の教え」の布教活動によってキリスト教を浸透させ、西欧人と西欧文化の優越性を受け入れる土壌を作った上で静かに行われるのである。そして、侵略が起った後でも、まだ侵略された人々は気づかない。なぜなら、西欧人の牧師さんたちは「いい人」だから。それで、西欧人の経済侵略が相殺されて、西欧人への敵対意識が薄まってしまうのである。

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