これは、いい考えではないか。もちろん、不正の温床になる可能性があるのかもしれないが、持ち主が使用していないということは、その土地は持ち主にとっても無意味な土地だということになる。そういう土地は「国家に返還」して当然だろう。もともと土地というのに所有者はいない。最初に所有権を主張した者に所有権を認めているだけのことだ。司馬遼太郎ではないが、土地公有制にしたら、日本の政治や経済の悪い部分が大きく変わる可能性もある。まあ、社会主義国家にでもならないと不可能な話だが。
私の住んでいるところには、空き家が多く、そういう空き家も、地方自治体が買い取れる制度を作れば、町の中に有益な施設をたくさん作れるだろうに、と、そういう空き家を見るたびに考えてしまう。人が5年以上住んでいない家は、相場の半額くらいで地方自治体が買い取れるようにならないものか。あるいは強制収用してもいい、とか。
(以下引用)
私の住んでいるところには、空き家が多く、そういう空き家も、地方自治体が買い取れる制度を作れば、町の中に有益な施設をたくさん作れるだろうに、と、そういう空き家を見るたびに考えてしまう。人が5年以上住んでいない家は、相場の半額くらいで地方自治体が買い取れるようにならないものか。あるいは強制収用してもいい、とか。
(以下引用)
経済損失は6兆円…“九州よりも広い”所有者不明地の活用法
数兆円規模のビジネスだ――。5日、国交省が所有者不明地を利用できるようにする新法の骨子を固めた。公園やイベント広場など公共性のある事業を想定し、5年以上の利用権を設定。所有者が現れて明け渡しを求めた場合、原則、期間終了後に土地を使う前の状態に戻し返却する。2019年度からの実現を目指すというが、そんなにモタモタしていていいのか。驚くのが不明地の面積だ。
所有者不明土地問題研究会によると、長年相続登記されず、所有者が分からない土地が、全国の20.3%。面積にすると九州より広い410万ヘクタールにもなる。
領土の2割を他国に侵略され、支配されたら大騒ぎだろう。所有者不明地も手が出せないわけだから“支配が及ばない”という意味では同じだ。いや、他国なら文句も言えるが、所有者不明地では、相手の顔すら見えない。タチが悪過ぎる。
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