もはや、私のごひいきであったtanuki氏などは、他のコメント者のコメントの愚劣さや下品さ、口汚いネトウヨの跋扈に辟易して投稿意欲を失っているのだろうか。まあ、自分への悪口もネトウヨらの発言も含めてコメント者に発言の自由を許しているのが野次馬氏のいいところかもしれないが、愛読者としては、DQNたちがゴミだらけにした公園を眺める気持ちである。もっとも、きれいに管理された花園を「ネットゲリラ」に期待しているわけではない。中国娘のお色気動画や商品宣伝なども含めて「ネットゲリラ」だ。
(以下引用)
私は個人的には「キューバ」という国にはそこそこ関心があって、「グレートリセット後の世界」ではありませんが、資本制が行き詰った後のステージとしては、何らかの可能性があるんじゃないかと考えています。
「キューバ」が国家を挙げて取り組んでいるといわれているのが、有機農業をはじめ医療・介護、教育、その他、情報インフラの充実などといわれています。
(もっとも、こうした“キューバ像”は表向きの姿で、実態は麻薬取引に支配された、北朝鮮同様の役割を担ったアメリカの傀儡国家という話もありますが、この辺りは、とりあえず捨象しておくことにします)
キューバが先進の有機農業国家になったのは、ソ連の崩壊により石油が入らなくなり、その石油由来の農薬とか化学肥料が途絶し、国民の多数が飢餓状態を迎えるという国家存亡の危機からの脱却を目指して行われたといわれています。
道路の舗装を剥がしてまでも、農作をおこなったという話もありますね。
それが今や、(表向きとしても)一大有機農業王国に進展し、ある意味、世界の有機農業のモデル国家として見られている面もあります。
有機農業同様に、かつては砂糖と葉巻しか外貨獲得手段がなかったキューバでは、「医療」に重点を置いた教育を力を入れ、乏しい輸出品に代わって医師や看護師といった「医療従事者」を(中南米をはじめとした途上国を中心に)世界各国に派遣して、無償援助あるいは外貨獲得(交易のバーター手段として)活躍してきました。
いわば、国策としての「医療立国」を目指しているといった感じです。
もちろん、自国において医療を受ける場合でも無料ですし、加えて、高度医療従事者の育成(医学学校)においてもすべて無料であり、その他、一般の教育(通常の学校)に関しても、授業料その他はすべて無料ということになっているみたいです。
今回のコロナ騒動に関しても、キューバから医療従事者が各国に派遣されたという情報もあり、中国の武漢をはじめイタリアなどの感染爆発地域にも果敢にチームが乗り込んで、医療活動に従事していた模様です。
また、各国で拒絶されたコロナ感染者を抱えた放浪客船も、キューバが受け入れたという報もあります。
もっとも、キューバの医療チームが(流行当初)コロナの治療に用いたのはアビガンではなく、中国と共同開発したといわれる、キューバ製の「インターフェロンアルファ2b」という「抗ウイルス薬」だったみたいです。
当時はコロナに効く「奇跡の特効薬」と称されたみたいですが、その後はどうなったのか…
まぁ、私は、遺伝子(RNA)関係に作用するということで、いまだ機序も副作用も不明なアビガンに対しては、ワクチン同様、懐疑的な考えをもっているのですが…
日本の国会議員が一人もコロナに罹っていないところを見ると、単なる医療治療薬というよりも、もともと「戦時薬品」としての側面が、このアビガンにはあるのではないかと思っています。
政府がなかなか使いたがらないというのも、戦略的な意味を持った「軍事物質」として考えると、いろいろツジツマが合うような気がします。
ということで、
アメリカあたりは、キューバという国家の存在には頑なに批判的ですが、ギリギリの状態になったときに、どの国が国民や他国の人を救済するかというと、(社会・共産という国家体制の好き嫌いは別として)やはりアメリカや現行の日本よりも、キューバの方が国民に篤い政治をするのではないだろうか… と想像してしまいます。
確かにキューバは貧しく、街中にはいまだ1950年代の車が走っていたりしますが、逆にいうとそれほど長く使い続けるということが、一番エコな社会の姿といえるかも知れません。
現在でも立派なテールフィンを立てた、タッカーなんていう映画の中のアメ車が現役で走っていて、なかなか風情もあります。まさに、マニアにとってはたまらない旧車天国です。
「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」なんていう骨董品もありましたし…
貧しいながらも、食料、医療、教育、住環境といった、人間が生存し生活するうえで最も基本となる部分を、原則すべて無料で保証するというのは、資本主義国にはない魅力になっていると思われます。
キューバ旅行へ行く時のお土産としては、ゲバラの缶バッチが喜ばれるかも知れませんね。