「村野瀬玲奈の秘書課広報室」から転載。
徳岡宏一郎という人の書いた文章らしい。前半は省略する。マスコミの橋下に対する態度は、上からの指令もあると私は信じているが、一部には現場記者自体の「自主規制」や「空気を読んだつもりの勘違いの自己判断」があることを示す、なかなか面白い文章だ。
とりあえず、引用だけしておくが、後で追記するかもしれない。
(以下引用)
さて、このインタビューで私が面白かったのは、記者さんと話す中で、マスメディアと橋下氏の関係が少しわかってきたことです。
私は記者さんに、彼が指導者として信用できないのは、はっきり約束をしない、約束しても破ってしまう、破った時に嘘と言い訳で誤魔化してしまうことだと言いました。
その典型が脱原発で、最初は原発ゼロと言っていたのに、いきなり大飯原発再稼働を容認し、しかもそのとき夏だけだと言っていたのにいまだに大飯原発の停止を求めず、とうとう石原太陽の党との合流にあたっては原発ゼロも脱原発も捨ててしまった。
そして、それを、基準つくりをしっかりすればおのずと2030年には限りなくゼロに近づくのだから問題ないと誤魔化す。基準をしっかり作れば30年に原発をゼロにできるのなら、そう公約すればいいのです。それができないくせに、理屈をつけて誤魔化してしまう。こうやって、約束の中身はあいまいで、約束しても破ってしまい、それを言い訳して誤魔化しても恥じない。
これは、組合が政治活動をしていたという文書が捏造だとわかった時でも全く同じでした。そして、過ちを絶対に謝らない。約束を破っても恥じないのだから、これでは、指導者として信用できないという話をしました。
(中略)
すると、記者さんが、「確かに原発のことを我々メディアも質問しませんねえ」とおっしゃるので、なぜですか?と尋ねると、今、そういう流れではないと思ってしまう、今更、原発のことを橋下さんに聞いても仕方ないと考えてしまうのだということでした。そういう空気ではないという感じになるのだそうです。
「でも、今回の太陽との合流で、脱原発をなくしたことが野合と言われているのですから、今の問題ではないですか?」
「市政記者クラブでは原発は管轄外という感じもあります(凄い縦割り!)。で、結局、何日の何時にどこで演説しますかというような話になってしまいます」。
しかし、話していてそれはさすがにおかしいと記者さんも思われたそうで、
「それではいけないので、今度自分なりにまとめて、原発のことは質問してみます」
と約束してくれました。楽しみですね。
だったらと私が、彼が平日の執務時間にもツイッターすることを言い訳して、記者会見の延長だとしていたのに、今は平日でも平気で選挙運動している、今日も高槻市や茨木市を選挙カーで回っているのはおかしいのではないか、市職員は10分喫茶店に行っても懲戒処分になるのに、という話をしました。
10分喫茶店に寄った大阪市職員は懲戒処分なのに、平日でも選挙運動する橋下市長と職務専念義務の関係
すると、記者さんは「それは非常に質問しにくいですね」と言うのです。なぜですかとお尋ねすると、「橋下さんもそのツイッターの件は矛盾がありすぎて答えられないでしょうから。市長のリアクションが激しそうです」とおっしゃるのです。
最初は週刊朝日の一件があっても、橋下市長に突っこみにくいということはないという話だったのですが、彼が答えにくいと質問できないというのはおかしな話です。それで「答えにくい質問はできないものですか」と尋ねると、「記事になりにくいので、質問しづらいです」ということでした。
やはり斉藤貴男さんがおっしゃっていたように、マスコミも商売なので、売れる記事を書きたい、だから、記事になるような答えられる質問しかしない、ということになるようです。
(中略)
今回は、インタビューを受けたこと自体より、記者さんにいろいろ逆質問して、どうしてネット上で普通の市民が疑問に思うようなことを、記者さんたちが橋下さんに尋ねないのか、その理由の一端がわかったのがとてもよかったです。
(追記)
最初に書こうと思っていたのは、ユーチューブの「CM」のことである。ユーチューブの動画の中には冒頭にコマーシャル画像が流れるものがある。こういうのは「商売としてユーチューブに投稿している」人間があり、そういう商売が成り立っている市場がある、ということだと思うのだが、話は、昨日のことだ。
私は読書などしながらユーチューブでクラシックや昔のジャズやポップスをかけることがあるが、昨日開いた動画の半分ほどに政党のコマーシャル動画が最初に付いていたのである。自民が1つで、維新が2つだったと思う。優雅にクラシックを聞こうと画面を開けたら、いきなり安倍の汚い顔や橋下の喚き声が飛び込んできてうんざりした。画面を開くまで、何が出てくるか分からないから、これはちょっとしたロシアンルーレットだ。
で、問題は、自民と維新は、そういうところにまで手を伸ばしている、ということ、そしてそれだけの資金が潤沢にある、ということだ。原発村資金がこの両者に出ていて、電通がこの両者を顧客にしているのかもしれない。もちろん、これらのコマーシャルが効果的かどうかは分からない。むしろ、安倍や橋下の顔にうんざりした私のように逆効果の場合があるとは思うが、しかし、この大金をかけた宣伝物量作戦は、来る選挙ではあなどれないものがあると思うのである。
京都は朝から雪がちらついている。初雪だ。地面にもわずかに積もっている。
雪は風流だが、生活の面では不便この上ない。路面が凍結して、自動車を運転する気にもなれない。もちろん、寒くて寒くてしょうがない。
地球温暖化が事実なら、むしろ地球の大半の人間は大助かりだろう。エネルギーとは熱を作りだすことが基本だ。その熱がただで与えられるなら、これほどの恵みは無いはずではないか。
まあ、美しい日本の季節の風物詩として、雪も悪くはないが、豪雪地帯の人々はなかなかそういう気持ちにはなれないだろうな、と思うのである。
徳岡宏一郎という人の書いた文章らしい。前半は省略する。マスコミの橋下に対する態度は、上からの指令もあると私は信じているが、一部には現場記者自体の「自主規制」や「空気を読んだつもりの勘違いの自己判断」があることを示す、なかなか面白い文章だ。
とりあえず、引用だけしておくが、後で追記するかもしれない。
(以下引用)
さて、このインタビューで私が面白かったのは、記者さんと話す中で、マスメディアと橋下氏の関係が少しわかってきたことです。
私は記者さんに、彼が指導者として信用できないのは、はっきり約束をしない、約束しても破ってしまう、破った時に嘘と言い訳で誤魔化してしまうことだと言いました。
その典型が脱原発で、最初は原発ゼロと言っていたのに、いきなり大飯原発再稼働を容認し、しかもそのとき夏だけだと言っていたのにいまだに大飯原発の停止を求めず、とうとう石原太陽の党との合流にあたっては原発ゼロも脱原発も捨ててしまった。
そして、それを、基準つくりをしっかりすればおのずと2030年には限りなくゼロに近づくのだから問題ないと誤魔化す。基準をしっかり作れば30年に原発をゼロにできるのなら、そう公約すればいいのです。それができないくせに、理屈をつけて誤魔化してしまう。こうやって、約束の中身はあいまいで、約束しても破ってしまい、それを言い訳して誤魔化しても恥じない。
これは、組合が政治活動をしていたという文書が捏造だとわかった時でも全く同じでした。そして、過ちを絶対に謝らない。約束を破っても恥じないのだから、これでは、指導者として信用できないという話をしました。
(中略)
すると、記者さんが、「確かに原発のことを我々メディアも質問しませんねえ」とおっしゃるので、なぜですか?と尋ねると、今、そういう流れではないと思ってしまう、今更、原発のことを橋下さんに聞いても仕方ないと考えてしまうのだということでした。そういう空気ではないという感じになるのだそうです。
「でも、今回の太陽との合流で、脱原発をなくしたことが野合と言われているのですから、今の問題ではないですか?」
「市政記者クラブでは原発は管轄外という感じもあります(凄い縦割り!)。で、結局、何日の何時にどこで演説しますかというような話になってしまいます」。
しかし、話していてそれはさすがにおかしいと記者さんも思われたそうで、
「それではいけないので、今度自分なりにまとめて、原発のことは質問してみます」
と約束してくれました。楽しみですね。
だったらと私が、彼が平日の執務時間にもツイッターすることを言い訳して、記者会見の延長だとしていたのに、今は平日でも平気で選挙運動している、今日も高槻市や茨木市を選挙カーで回っているのはおかしいのではないか、市職員は10分喫茶店に行っても懲戒処分になるのに、という話をしました。
10分喫茶店に寄った大阪市職員は懲戒処分なのに、平日でも選挙運動する橋下市長と職務専念義務の関係
すると、記者さんは「それは非常に質問しにくいですね」と言うのです。なぜですかとお尋ねすると、「橋下さんもそのツイッターの件は矛盾がありすぎて答えられないでしょうから。市長のリアクションが激しそうです」とおっしゃるのです。
最初は週刊朝日の一件があっても、橋下市長に突っこみにくいということはないという話だったのですが、彼が答えにくいと質問できないというのはおかしな話です。それで「答えにくい質問はできないものですか」と尋ねると、「記事になりにくいので、質問しづらいです」ということでした。
やはり斉藤貴男さんがおっしゃっていたように、マスコミも商売なので、売れる記事を書きたい、だから、記事になるような答えられる質問しかしない、ということになるようです。
(中略)
今回は、インタビューを受けたこと自体より、記者さんにいろいろ逆質問して、どうしてネット上で普通の市民が疑問に思うようなことを、記者さんたちが橋下さんに尋ねないのか、その理由の一端がわかったのがとてもよかったです。
(追記)
最初に書こうと思っていたのは、ユーチューブの「CM」のことである。ユーチューブの動画の中には冒頭にコマーシャル画像が流れるものがある。こういうのは「商売としてユーチューブに投稿している」人間があり、そういう商売が成り立っている市場がある、ということだと思うのだが、話は、昨日のことだ。
私は読書などしながらユーチューブでクラシックや昔のジャズやポップスをかけることがあるが、昨日開いた動画の半分ほどに政党のコマーシャル動画が最初に付いていたのである。自民が1つで、維新が2つだったと思う。優雅にクラシックを聞こうと画面を開けたら、いきなり安倍の汚い顔や橋下の喚き声が飛び込んできてうんざりした。画面を開くまで、何が出てくるか分からないから、これはちょっとしたロシアンルーレットだ。
で、問題は、自民と維新は、そういうところにまで手を伸ばしている、ということ、そしてそれだけの資金が潤沢にある、ということだ。原発村資金がこの両者に出ていて、電通がこの両者を顧客にしているのかもしれない。もちろん、これらのコマーシャルが効果的かどうかは分からない。むしろ、安倍や橋下の顔にうんざりした私のように逆効果の場合があるとは思うが、しかし、この大金をかけた宣伝物量作戦は、来る選挙ではあなどれないものがあると思うのである。
京都は朝から雪がちらついている。初雪だ。地面にもわずかに積もっている。
雪は風流だが、生活の面では不便この上ない。路面が凍結して、自動車を運転する気にもなれない。もちろん、寒くて寒くてしょうがない。
地球温暖化が事実なら、むしろ地球の大半の人間は大助かりだろう。エネルギーとは熱を作りだすことが基本だ。その熱がただで与えられるなら、これほどの恵みは無いはずではないか。
まあ、美しい日本の季節の風物詩として、雪も悪くはないが、豪雪地帯の人々はなかなかそういう気持ちにはなれないだろうな、と思うのである。
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