こういう記事は、意図的にかそうでないかは知らないが、すぐに行方不明になるものだ。
(以下引用)
甲状腺がん、15人に=子ども検査2巡目―福島県
時事通信 11月30日(月)19時15分配信
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東京電力福島第1原発事故を受け、当時18歳以下だった県民を対象に実施している甲状腺検査について、福島県は30日、2巡目の検査で9月末現在、甲状腺がんと確定した人数が15人になったと発表した。
6月末時点から9人増えた。
福島市で同日開かれた有識者検討委員会の会合に県が報告した。検討委の星北斗座長(県医師会副会長)は記者会見で「放射線の影響で発生したとは考えにくい」と述べ、従来の見解を維持した。
2巡目は、事故当時の胎児も対象に加え、昨年4月に開始。対象となる約38万人のうち、約20万人が受診した。
2011年から昨年3月までの1巡目の検査では、98人が甲状腺がんと確定している。
(追記)「福島原発事故の真実と放射能健康被害☆」という長い名前のサイトから転載。転記の前説のためにサイト名を30秒ほど覚えておくだけでも私には大変な作業だ。だが、福島原発事故と放射能健康被害の情報に関しては優秀なサイトだと思う。
下の転載部分は超長い記事のほんの一部である。この後に、山下俊一の「スクリーニング効果」論を批判した部分が続くが、資料が多いので、とても私などには読む気力も無い。ただ、常識的に考えて、福島原発事故以前にはゼロだった福島の小児甲状腺癌患者数が、原発事故以後に(全国の小児甲状腺癌患者数が2008年と同じなら)「日本の77%を占めるようになった」ことを「原発事故とは無関係」というのは、無茶苦茶な論だ、としか思えない。
2008年の福島県では、0歳~19歳まで小児甲状腺がんになった子供は男女とも0人だったのです。しかも20歳~24歳の男女まで0人です。
つまり福島県民の子ども達が元々、小児甲状腺癌になりやすい体質や遺伝子をもつわけではない。
なお福島県では小児甲状腺がんが0人だった2008年。2008年の日本全国すべての0歳~19歳の子供達で小児甲状腺ガンになった人数は、男女合計で72人と推定されています。※3
2012年に福島県で見つかった小児甲状腺がん患者数は、下記の一覧表の通り男子21人女子35人の合計56人です。
西暦 | 男 | 女 |
2011年 | 5人 | 10人 |
2012年 | 21人 | 35人 |
2013年 | 12人 | 30人 |
2014-2015年 | 16人 | 23人 |
合計 | 54人 | 98人 |
男女総計 | 152人※7 |
2008年から4年のズレがあるので単純に比較できませんが、もし同じ年なら全国患者数の77%を福島県だた1つの県のみで占めていることになります。
しかし山下俊一福島医科大学副学長は、この子ども達の甲状腺がんの急増を目の当たりにしても…何食わぬ顔で福島原発事故との因果関係全面否定します。
「福島県の子供たち全員を対象にスクリーニング検査を実施したので、将来甲状腺がんになる患者を早めに発見できた。(だから小児甲状腺がんは増えていない)」 |
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