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私が日本の害虫と見なしている石原慎太郎が、モンサント社の遺伝子組み換え作物の危険性について国会で質問したようである。
以下の井口博士のブログに、その件が出ているので、紹介しておく。別に公平無私な人間を気取るわけではないが、相手がどんなクズであれ、良いことをした時には称賛するしかない。もっとも、たいていは、それはディベートなどにおける「嘘の中に真実を混ぜ込む」のと同様で、次の瞬間には前にも増した悪行をするのが予測できるのだが、とりあえずは評価しておく。井口博士のいわゆる「微分評価」である。だが、「積分評価」の方が、その人物の全体像を正確に示していることは言うまでもないだろう。つまり、「微分評価」は「木を見て森を見ず」になりがちで、「積分評価」は個々の木を見落としがちだという欠点がそれぞれあるわけである。
私は血液型がB型だからか、「森を見て木を見ない」タイプである。長嶋茂雄などもB型人間で、球場に息子(一茂か?)を連れて行って、(試合に没頭したためだろう)試合後には息子を球場に忘れて帰宅したそうである。まあ、仕事と息子とどちらが大切かは個々人で考えが違うだろうが、B型人間にはそういううっかり人間が多いらしい。それは、いつも「今、一番大事なもの」しか見ていないことの結果であり、その優先順位が正しいかどうかは、あまり当てにならないこともある。(笑)
駄弁はさておいて、石原慎太郎がモンサント社の危険性について公然と「告発」したとすれば、その功績は大きい。(社民党や共産党の議員はこれまでこの問題を扱わなかったのだろうか?)TPP加盟の件にも今後ある程度の影響を与えそうな、価値のある代表質問だろう。
なお、積分は(微分も同様だろうが)ガウスが(だったと思う)数学の本質であると言った、「異なるものを同じと見做す技術」の代表的なものだ。数学を正確さの技術だと思っている人には意外な言葉だろうが、正確さなど、「数学」ではなく「計算」のレベルの話である。官僚などは(あるいは学校秀才は)低レベルの計算の達人の集まりのようなものではないか。彼ら事務屋には本物の「構想」や「構築」などできないのである。
(以下引用)*動画はコピーできなかったので、元記事参照。
さて、ちょうどそんな例の典型的なものが、昨日の「衆参両院 国家基本政策委員会合同審査会」の党首討論で登場したので、今回はこれをメモしておこう。それは、石原慎太郎氏の代表質問である。今回の石原慎太郎の代表質問は非常に興味深かった。おそらく歴史的なものであると思う。
石原慎太郎さん個人を好き嫌いでみれば、大半が嫌いというだろう。また、石原慎太郎さんを政治的信念や信条でみれば、大半は極右の国粋主義者、戦争大好き人間にみえるからといって、毛嫌いするにちがいない。だから、石原慎太郎の言っていることなどあてになるか、というような見方をするに違いない。
こういう見方を「積分評価」という。物事を総じて足してしまうのである。簡単にいえば、その人の行為を多数決して評価してしまうのである。和をとって見てしまうというやり方である。
一方、「微分評価」というのは、その人の行為の一つ一つをミクロに見て良いことは良い、悪いことは悪い、というふうに評価するやり方のことである。
だから、もし今回の石原慎太郎の代表質問も「積分評価」で見れば、今回の石原氏の非常に重要な意見があったにもかかわらず、それがスルー(無視)されてしまうに違いないが、「微分評価」で個別に見ていけば、実に重要な発言(質問)を投げかけたということになるだろう。
さて、前置きがだいぶ長くなってしまったが、その代表質問の映像はこれ。本当はその日のうちにメモしたかったが、YouTubeに映像がでるまで待っていたので遅くなった。
【党首討論】~平成25年4月17日衆参両院 国家基本政策委員会合同審査会~
問題のシーンは、36分目である。
これは、日本の国会で歴史上初めて「モンサントの遺伝子改変作物」の危険性を問題視した代表質問である。
この代表質問で、いわゆる「陰謀論」としてこれまでだれも取り上げなかった、スコットランド人生物学者のアーバッド・プースタイ博士の研究
遺伝子改変食物は人類改変食物か?:その目的は人口削減と人類2種分裂化だとサ!
を取り上げて、遺伝子改変作物の摂取の危険性を日本の国会の代表質問で、TPPの問題の根本
マネーハンドラー ロックフェラーの完全支配」
に据えて反論したものである。
やったぞ、石原慎太郎さん!グッジョブ!
私の個人的印象では、この石原慎太郎の代表質問に対する脅しとして、三宅島の地震や東北の地震を起こしたのではないかという感じすらするのである。それほどまでに、反TPP」論議の本質として、「遺伝子作物禁止」を取り上げたのは、この石原慎太郎以外にはいないのである。
はたして政府自民党の安倍晋三、麻生太郎内閣が、どれほどまでにこの問題に踏み込むかは今後の動向次第というわけである。
いずれにせよ、ボディーブローのように、「陰謀暴露」論者からの情報が政治家たちの脳裏にも上がりつつあるということだけは確かなようである。
中山成彬議員の歴史的質問の続き、石原慎太郎も歴史的質問を行った。
ちょっとだけ政治家も覚醒してきた観はある。PR -
藤永茂博士の「私の闇の奥」から、長いので、特に興味深い後半だけ転載する。
藤永博士も北朝鮮と米国の対立は本物だ、と見ているようだ。それならば、あんな小さな国を米国が叩き潰すのは容易なはずなのに、なぜいつまでも北朝鮮が存続できているのかが疑問になる。となると、ここで第三の視点、「片八百長論」が生まれることになる。つまり、北朝鮮は、「世界の悪役」として存続するほうが米国にとって有利なので存続させられており、北朝鮮自体は本気で必死なのだ、ということだ。米国は、猫が獲物を弄ぶように北朝鮮をいつでも料理できるが、この国をいろいろ挑発することで東アジアに危機を作る方が軍産複合体の「営利上」有利だから、生かしたままにしている、ということである。
要するに、米国という怪物が(あるいはその支配層、すなわち超国家的資本家)が存在するかぎり、アジアおよび世界に平和は生まれない、ということである。
(以下引用)
今回の北朝鮮指導部からの激烈な言動を引き起こした米韓合同軍事演習について、巣鴨明さんは前回のブログへのコメントで「3月11日以来、アメリカと韓国は北朝鮮の領海近くで軍事演習をしています。これは、予算にして韓国の1年分の軍事費に相当し、米軍約1万3,500人、韓国軍約21万人が動員され、世界最高水準の戦闘能力を有するとされるF22ステルス戦闘機とB52爆撃機、原子力潜水艦「シャイアン」が投入され、イギリスやオーストラリアといった朝鮮戦争時に「国連軍」として参加した国の軍隊も加わっている「防衛訓練」とは言いがたいものです。」と述べておられます。
更にここで、巣鴨さんが伏せられた事実があります。上にも述べてある核爆弾搭載可能のB52爆撃機は米韓合同軍事演習直前の3月8日に、F22ステルス戦闘機は3月31日に演習現地に姿を現しましたが、実は、3月28日に、韓国軍とのちゃんとした事前協議もなく、あの黒い悪魔の翼のようB-2爆撃機2機が突然現れて南北境界線の南のほんの少しの距離の所に摸擬爆弾を投下するというハプニングが起きたのです。しかもこの2機のB-2核戦略爆撃機は米国本土ミズーリ州のホワイトマン空軍基地を飛び立って朝鮮半島上空に達して摸擬爆弾を投下し、一度も着陸せず、20800キロの往復飛行をして元の基地に帰って来たのでした。B-2 の航続距離は11000キロとされていますから、何処かで一度は空中給油を受けたのでしょうが、これが米国の核爆撃能力の恐ろしさを北鮮や中国に対して見せびらかし、威嚇するためのショウオフであったのは火を見るより明らかです。B-2 stealth bomber (レーダーによる捕捉困難の爆撃機)は、例の奇怪な三角形をした黒い巨大な化け物です。一機2000億円、1時間飛ばせるのに1000万円かかります。今度の北朝鮮核爆撃予行演習往復飛行で数億円の米国民の税金が空費されたことでしょう。
話はこれだけではありません。2013年4月3日付けのウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に驚くべき記事が出ました。要約すると次のような事になります。オバマ政府は北朝鮮を震え上がらせるために、今年の始めに、“ザ・プレイブック”と名付けた計画を立て、今年の米韓合同軍事演習の時期に合わせて、米国の威力を誇示するための詳しい手順を定めました。B52, B-2, F22 の派遣はその“ザ・プレイブック”に従って着々と実行されたのでした。これが核攻撃に重点を置く威嚇と挑発(provocation)でなくて何でありましょうか。ところが、WSJ の記事によると、脅しが効き過ぎて、北朝鮮の指導部が過度にヒステリックな反応を示し始めたので、米国側は“ザ・プレイブック”で決めてあった威嚇挑発を少し手控えすることにしたというのです。辞書で見ると[playbook]とは「アメリカン・フットボールでは、チームのすべての作戦・戦術をファイルした極秘資料ブック」とあります。
http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324100904578400833997420280.html
WSJの記事の私が要約した部分の原文を引用しておきます。
■ The U.S. is putting a pause to what several officials described as a step-by-step plan the Obama administration approved earlier this year, dubbed "the playbook," that laid out the sequence and publicity plans for U.S. shows of force during annual war games with South Korea. The playbook included well-publicized flights in recent weeks near North Korea by nuclear-capable B-52 and stealth B-2 bombers, as well as advanced F-22 warplanes.
The U.S. stepped back from the plans this week, as U.S. officials began to worry that the North, which has a small nuclear arsenal and an unpredictable new leader, may be more provoked than the U.S. had intended, the officials said. ■
米韓合同軍事演習が、事あらば、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)政府を打倒することを目標とする攻撃的軍事演習であることは明らかです。「防衛」とは何の関係もありません。あるとすれば「攻撃は最高の防御」の思想です。
中国もロシアも、北朝鮮に関しては、極めて政治的な計算に基づいて行動し、発言している中にあって、フィデル・カストロは、率直で賢明な、そして暖かみさえ具えたメッセージを北朝鮮に送っています。
http://www.granma.cu/ingles/reflections-i/reflections-5abril.html
「朝鮮半島での核戦争は是非とも避けなければならない」というのが、カストロの想いです。これは1962年10月のキューバ危機以来の大変な事態だというのが彼の認識です。彼の想いは南北朝鮮の人々の、そして、一旦核戦争が勃発したした場合の、放射能汚染による世界中の一般人の受難にあります。
キューバ危機についての我々の記憶と意義の認識は大丈夫でしょうか?キューバに核ミサイルを持ち込もうとしたソ連の行動は、ヨーロッパやトルコに米国がソ連攻撃のための核ミサイル基地を展開したことに対する懸命な対抗策であったことを憶えていますか?結局ケネディ大統領はトルコの核ミサイル基地の撤去をキューバの核ミサイル基地の撤去と引き換えにしたのでした。米国の言う「防衛(defense)」は歴史上一貫して全くの空言です。
藤永 茂 (2013年4月17日) -
久々に、敬愛する「崖っぷち社長」のブログ(ツィッターまとめ)が更新されたので、謹んで無断転載させて頂く。まあ、無断転載はいつものことだが、ネット記事の中には「きっこのブログ」のように無断転載を禁じているものもあるので面倒である。基本的に「プロの物書き」の方が(内田樹などを除いて)「禁無断転載」であるようだが、ネットに文章を公開して「無断転載するな」というのは、財布をズボンの尻ポケットから半分出しながらアメリカあたりの貧民街を歩くようなものではないか。あるいは、公園のベンチに荷物を置いてそのまま遊び呆けて、その荷物を誰にも盗まれないと思っているようなものではないか。いや、そもそも、思想など、すべて誰かからの借り物の集積でしかないのだから、ネット上の駄文くらいは著作権から解放してやるべきだろう。つまり、内田樹のように、引用・拡散ご自由に、というのがネット上に自分の文章を公開する時の心構えであるべきだろう。書物はそうはいかない。あれには著作者だけではなく、多くの人の作業が加わっており、物としての価値もある。まあ、書物をコピーして電子書籍にしたらどうなんだ、とか著作権問題はいろいろ難しい。
例によって、引用記事とは無関係な話になったが、崖っぷち社長の透徹した視線は毎度ながら素晴らしい。私が現代最高の知性の一人と称賛する所以である。社長と私は、認識しているものはほぼ同じだが、現実把握の力強さ、表現の明晰さ、という点が大きく違う。現実世界と格闘してきた人間でありながら、現実の表層に絡め取られず、その奥底にあるものを見抜いている。(私は本人を知らないので、これは彼の書いたものから推測しているだけだ。)
要するに彼の特長は、「何が一番大事か(本質か)」ということを常に思考の根底に置いている、ということだろう。多くの人は物事の表層を見て右往左往し、その時その時の思いつきを、あわてて口に出す。ネット上の言説の大半はそのようなものだ。表マスコミの「情報」も同様であり、その結果、世の中は「バベルの塔」の工事のように、訳の分からない言語で溢れて混乱し混迷するわけである。これこそまさしく「シオン長老の議定書」で、世界支配の秘鑰として語られたものだ。
したがって、崖っぷち社長のような「『この世界』に騙されない人間」を一人でも知っていることは、なかなか有益なことである。
(以下引用)
ところで、話はがらっと変わるわけだが、先日、アジアで対日の商売をしている人と為替に関する話をしていた。いまのアベノミクス(という表紙のついた世界的な金融攻撃の一幕…という話はいまさら説明する必要もあるまいw)による被害がどうこうって話だ。
04-14 02:44
その人が言うには「為替さえ安定すれば商売も安定する!」というわけだ。なので、おいらはすかさず言ってやったんだがね。「だから、為替で邪魔するんじゃん」ってねw 為替は金融という統制システムの一部でしかないが、カネというツールで社会や人間を支配するためのものであるわけだ。
04-14 02:47
ずっと書き続けてきたことだが、為替の数十パーセントもの変動を見てもわかるように、カネの価値なんてのは、いくらでも上下できるいいかげんなもので、本当に価値が動きづらいのは実はモノのほうだったりする。それを隠してモノのコントロールをカネという道具で行うのが金融というシステムなのだ。
04-14 02:52
だからこそ、支配したい側は、裏ではあらゆるモノを私物化しつつ、まるでカネというものが絶対であるかのようにプロパガンダを続けるというわけだ。財政破綻論、国家の借金論みたいなのも、言うまでもなくその一部であると。
04-14 02:56
ここからは想像力の世界になるんだよね。カネの力が絶大ないまの世の中、その後、来るかもしれないカネというシステムの故意による破壊、どっちの世界であっても同じことが言える。結局、モノを持っている人間、とくに食料、水、エネルギーを押さえてるヤツらに支配されるしかないってことだ。
04-14 03:00
食料、水、エネルギーを一般人に自活させないという方向に世の中が動いていることに気づけば、それですんなり答えが出るはずなんだけどね。ぶっちゃけ、このことに気づけば、いまの世の中のすべてが地獄絵図に見えてくるはずだ。
04-14 03:03
自活・自衛という視点で物事を考えると、結局、いまの日本で問題になっている、TPP、増税、原発、近隣国との(作られた)危機、金融などのすべてが、実は「それ自体が問題ではない」ということにも気づくはずなのだ。問題はそれらの施策の先にある「奴隷化」「支配」という目的なのでね。
04-14 03:07
また陰謀論かみたいに言われるんだがね、もはや陰謀論か否かみたいな議論しててもしゃあないんだよねw おいらもうそういう議論にさっぱり興味がないw だって、世界の食料、水、エネルギーを取り巻く環境見てたら、寡占を狙ってるヤツらがいないってほうがよほど妄想ではないかとw
04-14 03:14
で、金融の絡みだが、ちっぽけな話ではあるが、円安によって、原油や食料価格が高騰だのって、騒ぎ始めてるではないかw 金融の動きひとつで、こんなに実体経済に影響が出るってこともはっきりしているw で、こんな影響が出た要因のひとつが、いわゆるグローバル化にあるのも言うまでもないw
04-14 03:19
ついでに、近ごろ騒いでる中国の鳥インフルエンザがどうこうって話だが、あれは薬物利権、医療利権、保険利権などもさることながら、実は食料利権につながっている話でもあるw 念のために言っておくが、かつてのサーズとやらも、地元ではただの風邪扱いだったからなw
04-14 03:29
なんで食料利権に絡んでくるかって、どっかの誰かさんが安全だと認めたものしか自由に生産させませんよっていう、アメリカの食品安全近代化法の精神が各国にもたらされることを考えりゃすぐわかるだろw で、例の枯葉剤メーカーのアレにも絡んでくるわけだw いまさら説明不要だなw
04-14 03:32
まあ、いまさらこまごました話はどうでもいいだろさw 重要なのは、生き抜く方法を真剣に考えなきゃならん時期がきたってことだw もはや議論やプロパガンダなんぞやってる場合ではなく、本気で行動しないと手遅れになるよw すでに手遅れ感はかなりあるけど、あきらめ悪いんでね、あちきw
04-14 03:37
念のため重要なことを。米軍基地にしてもTPPにしてもなんにしてもそうだが、アメリカってのは「ただのダシ」だってことに気づくべき。安倍にしろ野田にしろ、アメリカの交渉担当者にしろ、見てるのはアメリカの国益なんぞではなく、国際金融資本を中心とするマフィア連中の私益だからな。
04-14 03:53
二国間、多国間の協定や条約といいつつ、それを利用して、国内でも好き放題やれるって話のほうがかなり多いのだ。そういう意味で、アメリカって国は、多くのクソ連中に利用されている存在でしかない。北朝鮮が存在し続ける理由と実は大差なかったりするんでね。
04-14 03:59
最近、極東諸国の「自称・愛国者」にも同じようなアレを感じますなw というよりも、似非ナショナリズムをあおるには強国幻想ほど便利なものはないですからねえw @Joha_woodcraft どこかで強者米国の市民であるという倒錯した気分
04-14 04:06 -
私は「北朝鮮=米国の手先」論者であるのだが、もちろん、いつでも北朝鮮が米国に反抗する可能性もあるわけで、今回の「第二次朝鮮戦争勃発危機」がただの政治プロレスで終わるか、それとも本物の戦争になるかは、「終わってみないと分からない」としか言いようがない。今のところは、「政治プロレス」の可能性が高いと見ているのだが、もちろん、戦争になった場合に備えた心構えも必要だろう。とは言え、そうなった時には一般庶民には何をどうしようもない、という感はあるのだが。
「ROCKWAY EXPRESS」の下記記事では、北朝鮮のミサイルの標的は東京だという可能性を述べている。東京やその近辺には私の友人知人も住んでいるので、他人事ではない。まあ、日本の保守政権を助けるために、いざとなれば北朝鮮が危機を演出する、という、これまで通りの政治プロレスにすぎないことを期待するしかない。それに、前に書いたように、私は北朝鮮に本当に、目的地までミサイルを到達させる技術があるとはまったく思えないのである。いや、北朝鮮以外の国でも、長距離弾道ミサイルが数千キロの彼方まで正確に到達したという事例は無いのではないか。それができるとすれば、人工衛星のGPSで誘導できる(のかどうかも私は実は知らないが)国、つまり米国(あるいはロシア)くらいだと思う。まあ、軍事知識ゼロの私の言葉だから、以上の事はただ思ったことを調べもせずに書いただけだ。
要するに、北朝鮮問題は、「考えるのはいいが、心配するのは無駄なことだ」という、いつもの「頭を使え、気を使うな」という言葉に尽きる。
(以下引用)
北朝鮮:核戦争は不可避で最初の標的は日本
北からのミサイルを迎撃できるか?
◆4月15日
北朝鮮からのメッセージには、朝鮮半島では核戦争が避けがたく、その最初の標的は日本である、と言うものがあるようだ。このブログでは、3月19日号「アメリカ:韓国防衛に必要ならば核兵器使用も辞さない」の記事の中で、「日本を攻撃する可能性も高い、とみることも大切なのだ」と指摘しておいたが、やはり流れはそのようになってきた。
しかし、日本で紹介されるこれら朝鮮中央通信の発するメッセージの紹介には、そのような内容のものは聞いたことがない。これはいたずらに国民に不安を煽るような報道は控える、という視点からのものであろう。しかし、核搭載ではないミサイルが、東京に向けて発射される可能性はあることも、また事実である。
既に、エジプト人タレントのフィフィさんのツィッターでは「ミサイルのいくつかが、東京に狙いを定めて・・」とあることがいろいろなサイトで取り上げられているように、どこまで北朝鮮が突っ張るかは不明だが、ミサイルが東京に飛んでくる可能性が皆無というわけではないことも、知っておくべきである。
http://www.yukawanet.com/archives/4434590.html
そしてもしも本当に北朝鮮がミサイルを東京に向けて発射した場合、日本の自衛隊がそれを首尾よく迎撃できるかどうかは、疑問である。その際は、東京住民は地下街などに避難しよう。地下が近くに無くても、物陰に入る事が求められる。そしてこれを契機に、日本は本当の国防力を整備する動きを本格化させることにならねばならない。「諸国民の公正と信義に信頼」できない事実に直面しているのであるから。
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●北朝鮮:核戦争は不可避で最初の標的は日本
http://www.express.co.uk/news/world/391376/North-Korea-states-nuclear-war-is-unavoidable-as-it-declares-first-target-will-be-Japan
北朝鮮は日本に対し、朝鮮半島で戦争が起きた際の最初の攻撃の標的が東京だろう、と警告した。
朝鮮中央通信(KCNA)による報道で、日本政府が日本に向かってくるいかなるミサイルをも破壊せよとの命令を出した事で、そのような行動は日本に対する核攻撃という結果を招く事になると威嚇した。
北朝鮮のどんなミサイルをも迎撃するという脅しを実施したならば、そのような「挑発的」介入は、3千万人の人口を要する巨大な東京が核の炎で消滅するのを見ることになるだろう、とKCNAは警告した。
「日本は常に我々の革命軍の照準に合わせられている。日本が少しでも動けば戦争の火花が日本に最初に上がることだろう」と報道は繰り返した。
日本の防衛省の高官の一人は、日本は「どんなシナリオにも可能な限りの方法で対応するだろう」と語った。アメリカのジョン・ケリー国務長官は北朝鮮がミサイルを発射すれば、「大きな過ち」を犯すことになるだろうと警告した。
「北朝鮮から聞こえてくる物言いは、あらゆる角度からも容認しがたいものである」とソウルでの記者会見で語った。
「アメリカ、韓国、それに国際社会全体は、北朝鮮が核保有国であると受容されることはないであろうという事実で一体化している」とケリーは付け加えた。
しかしながら、北朝鮮は敵に対して、「最終的に勝者になることに自信がある」と宣言した。
「不敗のは白頭山国家の最強国の指導者である金正恩大元帥の時代であることを知るべきである」とKCNAは報じた。
「朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)はアメリカとの精神の対決で勝利を獲得してきており、最終的勝利を獲得すべく全面的行動を行っている」
戦争の危機を流し続けることは、北朝鮮の外部では、恐怖を煽り韓国とアメリカに対し、北朝鮮政策を変更せしめ、北朝鮮の民衆に対しては、彼らの指導者が大国と対決するに十分強い指導者であることを示すためである、と考えられている。
韓国は数週間の脅しの後に、北朝鮮が複数のミサイルを発射するのでは、と恐れていると報じられている。
オブザーバーはミサイル発射は月曜日(15日)の金日成の生誕記念日を祝う意味があると考えられている。
朝鮮半島は「世界の核の最大の紛争地帯になった」と北朝鮮は本日より恐ろしい言い方をし、「この地で核戦争が勃発することは避けがたいことになった」と語った。
孤立国家は「攻撃的姿勢とその手段でもって国家の主権と威信を守る」ことに全力を傾けている、と語った。
「DPRKの軍と民衆の大義を阻止するいかなる力もこの地上には存在しない」と、この恐怖を煽るメッセージは結論付けていた。
(追記)「カレイドスコープ」管理人氏も私と同じく「北朝鮮=米国」談合説のようである。正確に言えば、談合と言うよりは、米国が陰ですべてを操作している、ということだ。つまり、米韓合同軍事演習で北朝鮮を挑発し、その挑発に北朝鮮が乗ることで日本を怯えさせてTPP参加、米国への軍事協力、米国産兵器購入その他、米国(あるいは軍産複合体、ユダ金)の目的を果たすわけである。まあ、そのあたりが正解だろう。これは前に書いた増田俊男の考えとほぼ同じである。
(以下引用)
北朝鮮の米国本土ミサイル襲撃ビデオ
下のビデオは、4月13日(土曜日)に北朝鮮がyoutubeにアップロードした米国本土への攻撃をイメージしたビデオです。
New North Korean Video shows US targets for Nuclear
Attack!
ターゲット(動画の爆発マークの付いている場所)は、ワシントンD.C.、カリフォルニア、ハワイ、そして北朝鮮のナレーターが言っているコロラドスプリングスです。
もちろん、米政府高官は、北朝鮮のミサイルが米本土まで届くなどと考えていません。
この動画は、まず、4月13日に北朝鮮の公式(プロパガンダ)サイト「ウリミンジョクキリ(uriminzokkiri)」にアップロードされた後で、youtubeにアップロードされました。
今現在は、ウリミンジョクキリ(ttp://www.uriminzokkiri.com/index.php?ptype=movie2&pagenum=1#locheader)にアクセスできなくなっています。
アノニマスにハッキングされた模様で、この動画がアップロードされた直後、ウリミンジョクキリにアクセスした人によると、こんな画像が表示された、ということです。
このポスターには、
「指名手配
金正恩
またの名を 核・核 ミッキー愛好家
長距離ミサイルと核で世界の平和を脅かす
人民が餓死しているのに浪費をしている
収容所と世界最悪の人権状況」
と書かれています。
この動画の北朝鮮のナレーターが、「コロラドスプリングス」と言っているのは、北アメリカ航空宇宙防衛司令部(通称「ノーラッド」(NORAD)のことを指しています。
ノーラッド(NORAD)は、ミサイル防衛システムの要となるコロラドスプリングズにある巨大な地下施設のことで、北朝鮮がミサイルを発射すると同時に早期警戒衛星が探知し、その信号を最初に受け取る基地です。
ここで、数秒以内にミサイルの弾道を計算して、それを日米の海上で迎撃態勢を取っているイージス艦や、地上のPAC3に発射指示を与える「包括的ミサイル迎撃システム」の司令塔です。
(朝日新聞 「北朝鮮ミサイル、どう迎撃 最初は米軍衛星が探知」)
米政府は、北朝鮮が、ムスダン(まだ発射テストさえ終えていない)などの中距離ミサイルに、なんとか核弾頭を搭載できるかもしれないが、それらが発射されたとしても、米国側に到達するとは考えていないので、弾道が外れていれば特に迎撃は行わないと言っています。
北朝鮮がミサイルを発射するのは、あくまでミサイルの性能向上のためのテストであって、破壊のためではないと考えているからです。
米政府としても、性能を見極めたいので、あえて迎撃はしないのでしょう。
それに、万一、日米韓側が迎撃に失敗した場合は、北朝鮮や中国に米国のミサイル迎撃システムの致命的な弱みを握られることになってしまうので、それも避けたいでしょう。
(しかし、迎撃ミサイルの命中精度は、そこそこ高いようです)
日本と韓国は、米国によって北の核の脅威を煽られて奴隷化協定に参加するのか
この動画が、13日にyoutubeにアップされると、たちまち225,000を超えるヒットとなりましたが、現在は54万と、それほど伸びていません。
米国の大手メディアは、さっそくインチキ世論調査を行って、「北朝鮮のミサイルに恐怖を感じているアメリカ人は全体の60パーセントを超える」といった結果を流しています。
イラク戦争のときと、まったく同じです。
これらの事実をつなげて、どのように解釈するかは個人によって違ってくるでしょう。
しかし、もう一つの事実が、この騒動の裏側に隠されていることを炙り出しています。
それは、おそらく、米国の情報部が日本政府と韓国政府に、2013年4月15日の「太陽節」に「北朝鮮がミサイルを発射する計画がある」という情報を流していただろう、ということです。
だから韓国は、米韓FTAの締結を、嫌々ながらも焦ったし、日本では安倍晋三という「前につんのめるようにして軽率に国を売り渡す」小心者を不正選挙によって総理大臣にして、TPP交渉参加に突き進ませたのです。
これでワシントンの金づるである軍産複合体は、今まで以上に日韓両国に兵器を売ることができるし、それだけでなく、モンサント社の遺伝子組み換え食品によって、事実上、この2国を奴隷国家にして、来たるべく本物の世界戦争に駆り立てようとするでしょう。
国防の根幹であり、安全保障の土台である「日本の食」を米国に委ねるようなことを平気で推し進めておきながら、自衛隊を国防軍にするとは、いったいどういうことなのか。
食を外国に、すっかり渡してしまう時点で、日本の国防を放棄したことになるのです。
まったく、こちらの頭がおかしくなってくる。
だから、米国は金正恩という北の若い独裁者に感謝さえしているかもしれません。
安倍晋三、石破茂、麻生太郎のスーパー売国トリオは、米国の策略にまんまと嵌められて、TPPによって日本国民の財産と生命を危機に晒そうとしています。
安倍晋三に続いて麻生太郎までもが、米国の一介のシンクタンクに過ぎないCSISに日参するようにして、日本の国民に対するより先に演説(別な言い方をすれば、ワシントンと多国籍企業の資本家たちに対して忠誠心を表明すること)を行うというのですから、彼らの不見識は絶望的であり、明確に日本国憲法に違反している犯罪者であることは間違いのないことです。
それにしても、麻生太郎の「日本の生命保険会社のガン保険などの保険商品の認可凍結」には、開いた口がふさがらない。
要するに、麻生太郎は、日本のガン保険市場は、そっくり多国籍の保険会社にお渡しするので、どうぞ自由になさってね、と言ったのです。
安倍政権は、稀代のペテン師・小泉純一郎の構造改革をそのまま踏襲しており、一目散に米国の奴隷となる道を突き進んでいるのです。
それも、今度はターボ付きの売国フルスロットルで。
安倍低IQ内閣は危機突入内閣だと事実を基にしてこの内閣の危険性を何度警告しようとも、安倍内閣を支持している人々は、北の将軍様をマンセーしているのと似たようなものでしょう。 -
私自身は軽い喘息の気があるので、映画館で咳込んで他人に迷惑をかける恐れがあり、DVD以外ではあまり映画は見ない。仮に映画館で見るならば、どうせならスクリーンの大画面で見るに値するスペクタクル作品が見たい。昔の「ナバロンの要塞」や「大脱走」をテレビ画面で見たところで面白くも何ともないはずだ。あれは映画館の大画面だからこそ圧倒されるのである。「十戒」や「ベンハー」も然り、である。今なら「指輪物語」などがそれだろうが、どうもCGでのスペクタクルは、最初からこちらもそう分かって見ているから映画的興奮の度合いが弱い。自宅で見るなら「文芸映画」が一番だ。小津安二郎(安次郎か? どうも人名は覚えにくい。安倍だか安部だか阿部とかいう総理も東アジアのどこかの後進国にいたようだ。)の映画などはまさにDVD鑑賞のための映画のようなものだ。昔の名作映画は今でもDVD鑑賞に十分に耐える。
それはさておき、新しく公開される映画について、ある映画批評サイトで見て興味を持った作品が思いがけず「マスコミに載らない海外記事」本文で批評されていたので、その二つを紹介する。
現在のイギリスの下層社会の生活がサッチャーによって破壊されたことは知る人ぞ知る事実だが、表マスコミはできるだけその事実を隠そうとしている。逆に「鉄の女サッチャー」などで、「人間サッチャー」を描いて同情を買おうとしたり、いろいろと細工をしたりするわけで、こうして映画界もテレビと同様に社会洗脳装置として機能しているわけだ。
「英国王のスピーチ」がアカデミー賞を取ったのもその一例だ。悪い映画ではないが、アカデミー賞に値するほどの作品か、という感じだ。もっとも、アカデミー賞が政治的ショーの一つであるのは最初から分かり切った話だが。
余談が長くなったので、前説はこれくらいにしよう。
この映画で監督が言おうとしていること。つまりせいぜい2%の「天使の分け前」(引用2参照)を社会の上の者が下の者に施すことでこの世は簡単に天国に変わるのだ、というのは、私がブログ開設当初から言い続けてきたことである。
(引用1)「マスコミに載らない海外記事」より転載。
2013年4月12日 (金)
『天使の分け前』失業中のスコットランド人の若者に関する、余り厳しくないお話
wsws.org
リチャード・フィリップス
2012年8月10日
ベテランのイギリス人映画監督ケン・ローチと彼の長年の脚本家ポール・ラヴァティによる『天使の分け前』は、グラスゴーの労働者階級の失業中の若者集団が直面する厳しい現実に関する心あたたまるとはいえ、やや特殊な物語だ。
天使の分け前
高級な蒸留酒が熟成する際、毎年蒸発してゆく少量のウイスキーのことを題名にした映画は、統合失調的な作品だ。労働者階級の主要登場人物は正確に描かれ、何人かの素人俳優達、特にポール・ブラニガンは良い演技をしているが、映画の穏やかな結末は、もっともらしく思えず、映画中でそれまでに描かれた鋭い社会観察を鈍らせてしまっている。
話はグラスゴーの多くの虐げられた労働者階級地域の一つの出身、失業中の若者ロビー(ポール・ブラニガン)を巡って展開する。映画は、暴行に対して判決を受ける、裁判所の審問場面で始まる。かつて少年院生活もしたことのある彼は、監獄行きか、最後のチャンスである、地域社会の作業奉仕に行くかの選択に直面する。
ロビーのガールフレンド、レオニー(シヴォーン・ライリー)は最初の子供の出産を間近に控えており、裁判官は彼を作業奉仕に送ることに決める。そこで彼は三人の友人、アルバート(ゲーリー・メイトランド)、リノ(ウイリアム・ルアン)と、モー(ジャスミン・リギンズ)と出会い、熱烈なウイスキー愛好家の指導者ハリー(ジョン・ヘンショー)に親身に扱われる。
ロビーは、ハリーに励まされ、自分には繊細な識別力があり、高級スコッチ・ウイスキーの地域別の複雑な味や、他の微妙な違いを正確に判断することができるのに気がつく。ハリーは後に地域社会の作業奉仕グループをハイランドの蒸留酒製造場見学に連れて行く。
厳しい経済状況、ほとんど仕事の見込みがないこと、かつての近隣の仇の殺すという脅し等に直面して、ロビーは、よその蒸留酒製造場に押し入り、数百万ドルでオークションにかけられようとしている樽から数リットル盗み、それを、いかがわしいウイスキー販売業者に売る計画をたてる。ピーター・カッタネオの“良い気分にさせてくれる”映画『フル・モンティ』(1997)風の趣に加え、ウイスキー窃盗の話題が、明らかに映画のかなりの部分を占め、ありきたりなキルトにまつわるジョーク、どじな警官、そして明るい結末を含めて、物語の調子を設定している。
ローチとラヴァティは明らかに、登場人物の性格を理解し、すっかり共感しており、彼らの多くの映画と同様、マスコミや、イギリスの支配層による、労働者階級の若者達の際限のない非人間化に対抗しようとつとめている。
ラヴァティが、あるジャーナリストに説明した様に、『天使の分け前』のアイデアは“フラストレーションと、それだけでなく、若者達の扱われ方に対する憤激からきている。彼らの多くが今や、一生仕事無しと宣告されるのです。‘お前の人生は無意味だ、お前は数に入らない、お前は我々にとっては重要ではない、という終身刑のようなものです。…’[こうした若者達の]生命力の一部を捉えてみたいと思ったのです。彼らの機知、彼らの楽しみ、彼らのフラストレーションや弱さを。”
多くの映画監督にとって、こうした心情は稀だが、『天使の分け前』を支えている社会問題に、より忠実な、より劇的に複雑な結末であれば、喜劇的で、本当に人間味のある要素が一層強化されたろう。いずれもスコットランドを舞台にして、それぞれアルコール依存症やヘロイン中毒を扱った、ローチとラヴァティの『マイ・ネーム・イズ・ジョー』(1998) や『Sweet Sixteen』 (2002)の方が、より力強い作品だ。
Sydney Film Festival-Part 3: Some naturalistic and mostly credible depictions
By Richard Phillips 10 August 2012から、この映画に関する部分のみ抜粋。
記事原文のurl:http://www.wsws.org/en/articles/2012/08/sff3-a10.html
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サッチャー葬儀を入札にし、民営化せよと語ったケン・ローチ監督の最新作が、明日から上映される。銀座テアトルシネマ、『天使の分け前』が閉館前の最終上映作品だという。
(引用2)「前田有一の超映画批評」より転載。
「天使の分け前」75点(100点満点中)
The Angels' Share 2013年4月13日より銀座テアトルシネマほかにて全国順次公開 2012年/イギリス・フランス・ベルギー・イタリア/101分/35mm/1:1.85/ドルビーデジタル、カラー 配給:ロングライド
監督:ケン・ローチ 脚本:ポール・ラヴァーティ キャスト:ポール・ブラニガン ジョン・ヘンショー
若者の失業問題と格差の世襲を背景にする骨太さ
イギリスのケン・ローチ監督は、常に労働者階級に寄り添う目線で、彼らが直面するさまざまな社会問題を描いてきたが、その確固たる信念はこのコミカルな娯楽映画「天使の分け前」にさえ生かされている。
スコットランドのグラスゴーですさんだ幼少時代を送ったロビー(ポール・ブラニガン)は、恋人の妊娠が判明した今も暴力事件を起こしてしまう始末。幸い実刑は免れ社会奉仕活動を命じられるが、そこで出会った指導員のハリー(ジョン・ヘンショウ)はウイスキー好きの気のいい中年男だった。理解者としてのハリーと出会い、ロビーは徐々にまっとうな道へと導かれてゆく。
天使の分け前とは、樽の中での熟成中、年に2パーセントほど蒸発するその減り分のことを言う。実にしゃれたネーミングだが、映画を見終わってみればそれ以上の意味、それも極めて重大な作品のテーマがここにこめられていることがわかるはずだ。
それは主人公たち、すなわち貧しい人々を救うのはその程度の「分け前」で十分なんだぞと、そういうことである。だれがその分け前を与えるべきかは、監督の念頭にはあるだろうし、それが行われていない苛立ちと怒りもこちらに十分伝わってくるが、決して明言はしない。じつに粋である。最近見た映画の中では抜群のタイトルといえる。
主人公は労働者階級の青年。暴力事件を起こして収監一歩手前、仕事はもちろん、住所すらないことが劇中やがて明らかになる。このあたりの説明を物語上の見せ場の中で自然に明らかにするあたり、ケン・ローチのセンスのいいところである。
具体的にはひどいリンチからハリーの助けによってなんとか逃げてくるスリリングな場面。ハリーも労働者であり決して裕福ではないが、その部屋に差し込む日差しはこれ以上ないほどに心地よく温かく描かれておりほっとさせる。スプリングバンク32年もの(1本数万円もするボトルだ)をロビーの長男誕生の報に喜び、迷わずふるまうハリーの優しさには思わず涙が出る。
持たざるもの同士が助け合う、その思いやりの価値は計り知れない。一気に見ているものたちの共感を集める見事なシーン構成である。
主人公が起こした事件の凄惨さを、こうして主人公と周辺人物にきっちり感情移入させた後で説明するあたりも、地味でいて正解だ。この順番を逆にすると観客のキャラクターへの印象ががらりと変わってしまう。
と同時に、貧しさが人を残酷にさせる過程を描くことで、一方だけをえこひいきしない公平性をアピールする。ケン・ローチが描くのは、偽善ではなく現実なのだというわけだ。
冷静に計算された、このような的確な脚本運びを味わうと本当に気分がよくなる。毎年何百本と映画を見ても、なかなか出来ない体験だからだ。
スコッチウィスキーの映画なのに監督以下、ウィスキー好きがほとんどいないという裏事情を知ると思わず苦笑してしまうが、ようするにそれは本作が元々ウィスキーをフィーチャーするための企画ではないということ。つまり監督と脚本家の描きたいことはほかにあり、それを一般向けの気楽な娯楽ドラマにするための舞台装置としてウィスキーを選んだに過ぎない。
傑作とは、こういう発想で作られた映画に多い。逆に、描きたいテーマがなければどんなに面白い題材を選んだところで中身のない凡作になるだけである。あえて作品名はあげないが。
本作は、基本的に金持ちがこっぴどい目にあうのを見て痛快さを感じられる人に向く。一部やりすぎな印象を受けるかもしれないが、考えてみれば現実では、労働者階級の犠牲の上に彼らはその何百倍もいい思いをしているのだからこれでいいんだと、そういうことなのだろう。
なお本作のメインキャストは、いつものケン・ローチ映画同様、プロではなく素人を起用。しかもロビー役ポール・ブラニガンは主人公とよく似た境遇で、幼い息子を抱え失業して自暴自棄になりかけていたときに採用されたという。この監督は、口だけでなくこうして自らの手の届く範囲で若者にチャンスを与え、ある意味その人生を救っている。
まさに有言実行。たいした人物である。
(追記)「阿修羅」に面白い記事があったので、追記転載しておく。私もぜひ「鐘を鳴らせ、悪い魔女は死んだ」をリクエストしたい。ついでに「虹の彼方に」と、エルトン・ジョンの「グッバイ・イエロー・ブリックロード」も。(後者は、「オズの魔法使い」の婉曲な引用を含む歌詞だと私は考えている)
(以下引用)
「サッチャー氏批判」の歌 英国で突如1位に(NHK)‐「鐘を鳴らせ!悪い魔女は死んだ」http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/418.html投稿者
JAXVN 日時 2013 年 4 月 13 日 18:25:15: fSuEJ1ZfVg3Og
「「サッチャー氏批判」の歌 突如1位に
4月13日
14時36分
イギリスでは、8日にサッチャー元首相が死去したあと、70年以上も前の映画の挿入歌「鐘を鳴らせ!悪い魔女は死んだ」が、音楽のダウンロードサイトで突如1位になり、議論を呼んでいます。
イギリスでは、音楽ダウンロードサイトで、1939年のミュージカル映画「オズの魔法使い」の挿入歌「鐘を鳴らせ!悪い魔女は死んだ」が、最近突如、圏外から1位になりました。
これは、8日に死去したサッチャー元首相に批判的なグループが、インターネットを通じて、この曲をダウンロードするよう呼びかけたためとみられ、元首相の死去後、2万回以上ダウンロードされているということです。
イギリスのBBCラジオは、毎週日曜日にヒットチャート番組を放送していて、14日に予定されている今週のプログラムで「鐘を鳴らせ!悪い魔女は死んだ」も上位に入り、放送が確実とみられています。
しかし、今回の番組での放送について、「遺族の感情を考えればするべきでない」とする意見と「メディアが批判的な動きを意図的に放送しないのはおかしい」とする意見で分かれており、来週執り行われる葬儀を前に議論を呼んでいます。
サッチャー元首相を巡っては、経済の自由化に取り組んだと評価する声がある一方で、貧富の格差の拡大を招いたとして批判の声もあり、今もその評価はイギリスの世論を二分しています。」http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130413/k10013894281000.html
関連
サッチャー元首相の訃報に思う 田中 良紹
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/332.html
投稿者 赤かぶ 日時
2013 年 4 月 11 日 00:32:01: igsppGRN/E9PQ橋下徹はマーガレット・サッチャーの信奉者。 なぜ「マスコミは橋下を批判してる」という風評が立つのか
http://www.asyura2.com/12/senkyo127/msg/259.html
投稿者 高橋是清会
日時 2012 年 3 月 05 日 02:32:28: fqnvpSFGv5aiAサッチャー死亡祝賀パーティがロンドンで開催、ネット上にはコラも多数
http://news.livedoor.com/article/detail/7576325/一部抜粋
「昨日死亡が伝えられたイギリス元首相のサッチャー氏ですが、彼女の死を祝うためのパーティが南ロンドンで開催されました。Margaret Thatcher’s death greeted with street parties in Brixton and Glasgow
Politics guardian.co.ukBrixton street party announced after Thatcher’s death Windrush Square 5 30pm
onwards tonight Brixton
Buzz
サッチャー氏が死亡した4月8日の夕方、何百人もの人々が南ロンドンのブリクストンやグラスゴーに集まり「Maggie Maggie Maggie,
dead dead dead」と乾杯の音頭を取りながらビールを飲み、即席のサウンドシステムで大音量でレゲエを鳴らしながらサッチャー氏の死を祝いました。多くの参加者はサッチャー氏の死に大歓声を上げていましたが、彼の女の残したサッチャリズムが今も残っていることへの欲求不満も聞かれました。
また、死亡が伝えられた以降、Facebookを始めとしてネット上にはサッチャー氏の死を喜ぶ皮肉たっぷりのコラ画像が大量にアップされ、サッチャー氏の残した影響の大きさを物語っています。これはストレートに死神に対して「やったぜ!」
小さな政府を目指して多くの民営化を行ったサッチャー氏への皮肉たっぷりのメッセージ。彼女が死んだことで「地獄は民営化されようとしています」
工場労働者達を数多く失業させたことへの皮肉。「地獄に堕ちて20分で炉を3つ閉鎖させた」
いずれのコラにしてもサッチャー氏は地獄に堕ちたという認識のようです。
(中略)
日本ではどれほど評判の悪い政治家に対してでも「不謹慎だ!」と炎上しそうな企画ですが、モンティ・パイソンを始めとするブラックユーモアの国ならではの死者の送り方なのかもしれません。もっとも、ユーモアというより本気に見えるものが多いのはサッチャー氏の生前の功績と人柄に寄るものと言えるのでしょう。」日本で同じことは起こるでしょうか?例えば小泉元首相、野田前首相、安倍首相、竹中平蔵氏の死去の時とかに。
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「株式日記と経済展望」に引用されていた増田俊男の文章である。
実に明快な説明だ。増田俊男はただの金の亡者ではない。こうした政治と経済を重ね合わせた視点は他の政治学者やら政治評論家にはまったく欠如しており、だから彼らは無能(マスコミ的には便利な存在)なのである。
元記事は長いが、下の部分だけ読めば十分だろう。
要するに、やはり米国と北朝鮮の政治プロレス(八百長相撲)であった、ということだ。もちろん、増田俊男が間違っている可能性もあるが、私には、彼の考えが正しいように思われる。もともと、多分また政治プロレスだろう、と思っていたので、これまで北朝鮮の今回の騒動については書かなかったのだが、他の人があまり騒ぐので、つい釣られてその関係の記事を前回書いてしまったのである。
(以下引用)
以上の北朝鮮の一連の行為は従来と異なり米韓軍事訓練が引き起こしたもので、北朝鮮は韓国との休戦協定、南北不可侵合意を破棄し国際法的に南北戦争状態に戻すなど従来の脅威が一段階レベルアップした。
北朝鮮と日本は平和条約を結んでいないので現在北朝鮮にとって日本攻撃はフリーハンド(自由)である。「フォーイーグル」の発案はアメリカであり、北朝鮮のレベルの高い軍事脅威を醸し出したのはアメリカである。
北朝鮮が弾道ミサイルを発射した2012年12月12日前後からアメリカは「財政の崖」問題があり、ブッシュ減税失効と財政カットが重なる最悪の危機を避けるため赤字解消策が米議会両院で検討されていたが、増税の民主党と財政カットの共和党が対立、歩み寄りの気配はなかったので、「3月1日」(米韓合同軍事演習開始)から2013年度分の国防予算は850億ドル(約8兆2千億円)も強制的にカットされる見通しとなっていた。いずれにしても今後アメリカの防衛予算が増額されることは無い。こうした将来の状況に対処するには、1)現在保有している兵器を同盟国と長期(2カ月程度)軍事演習で消費(浪費)する、2)同盟国周辺を軍事緊張状態に陥れ、アメリカの防衛力を頼らず自力で防衛力を増大させる、
こうすることでアメリカの国防費削減で悩む軍産複合体を救済することが出来る。
日本については、現在のミサイル迎撃能力はイージス艦搭載の迎撃ミサイルと地上のパトリオット(PA-3)に頼っている。北朝鮮が日本に向けて無数、連続的にミサイル発射をした場合は完全な防御は不可能。そこでアメリカがかねてから日本に勧めている一機1兆円以上のBMDシステムの登場である。
今回の北朝鮮のレベルアップした軍事脅威でトルコは勿論、欧州にもミサイル防衛力強化が叫ばれるようになった。当然アメリカの軍需産業にとって将来の需要に繋がる。これでひとまず世界の兵器の約50%を生産するアメリカの軍産複合体は、アメリカの軍事予算削減額の数倍に上る新規需要をアジア、欧州、中東から得ることで「災い転じて福となす」になったのである。
北朝鮮がアメリカを名指して、まるで対米宣戦布告のような行為を採ることで「アメリカと北朝鮮の一糸乱れぬ親密さ」が隠される。いずれ北朝鮮はしかるべき日(4月15日:故金日成主席誕生日、25日:朝鮮人民軍創設記念日、30日:米韓合同軍事演習終了)に軍事行動を起こす。アメリカは日本の防衛費を安倍内閣が決めた1,000億円(24年度)足らずの増額では満足せず1兆円単位(25年度)を望んでいるので、今度の北朝鮮ミサイルの標的は日本になる。
(追記)今読んだばかりだが、スカイヲーカーさんも上記記事と同じ見方のようだ。私自身言い忘れていたが、「政治プロレス」だからと言って、日本が安全というわけではない。芝居をリアルにするため、あるいは生意気な日本への「見せしめ」に日本にミサイルを落とし、その後で、米国が「まあまあ、この場は俺に任せろ」と介入して、手打ちというシナリオだってある。つまり、日本人が何万人か死ぬという可能性はあるだろう。
もっとも、北朝鮮に、ミサイルを日本まで届かせられる技術があるかどうか、私は疑っているのだが。
ついでに言うと、たとえ北朝鮮にその技術があっても、東京は安全である。なぜなら、そこには国会議事堂と霞が関があるからだ。(空爆なら一般人居住区だけ爆撃できるがミサイルだと誤爆可能性が高い)そこが「政治プロレス」のポイントの一つだ。「興行師」や「関係者」まで殺すわけがない。だが、一般庶民はいくらでも殺していい、というのが政治プロレスとしての戦争の現実である。まあ、距離的に言って、九州北部あたりが一番危ないのではないか。北朝鮮からの距離は近くても山口県は総理のお膝元だから大丈夫だろう。
(以下引用)
前から言ってるんだが、北朝鮮は日本と同じく米国の傀儡だ。北朝鮮のような極小国家が日米の巨象相手に太刀打ちできる可能性は全くない。もはや、核弾頭ミサイルは最新の軍事技術からすれば無力だ。PAC3のようなおもちゃではなくミサイル自体を無力にする兵器が存在するからだ。つまり、北朝鮮による軍事的挑発行動は国体を守るために恫喝を繰り返しているのではなく、米国に巣食う巨大な軍産複合体の利益のために行っているに過ぎない。つまり、自作自演なのだ。だから、安心かというとそうではない。極めて危険なのだ。北朝鮮=米国=軍産複合体による恫喝の狙いは一つ。「日本」だ。韓国は日本の付属的組織に過ぎない。日本を叩けば勝手に韓国も崩壊するのだ。日本と北朝鮮は国交もなく平和条約も何も存在しない。つまり、北朝鮮はフリーハンドで日本を叩くことができる。米軍は北朝鮮による日本に対するミサイル攻撃を日米安保を名目に軍事行動をとるのかというと、それはNOだ。米軍が他国に対し軍事行動をとりえるのは、日本国内に存在する米軍施設か大使館や領事館などの施設が攻撃された時だけだ。日本内に展開する米軍は日本の国益のために存在するのではなく、自国の利益のために存在する組織であるに過ぎない。だから、日米安保を根拠として米軍が日本を他国の侵略から守ってくれるなどという議論はナンセンスだ。本気でそう考えるなら、相当能天気者かアホかどっちかだろう。米国は先の大戦で終戦直前に日本国内に二発の核爆弾と主要大都市に大量の焼夷弾を投下し、戦闘員ではない一般国民を大量虐殺した国なのだ。その目的は、戦後処理を圧倒的有利な体制で進めるためだ。米国主導のシナリオで日本を思い通り戦後支配するために、ワザと国民を無差別大量殺人し、ワザと日本国内の食料流通経路を断ち、都市部にいる大量の国民を飢えさせた。結果、現在日本が米国のポチになってる法的根拠としての「日米安保」+「日米地位協定」を密約同然で結ばせることに成功した。つまり、米国の主導するTPPとは、第二の地位協定なのだ。その悪の協定を成功させるためには、前回同様なるショックドクトリンを敢行する必要がある。それが北朝鮮恫喝戦略であり、中国市場大混乱戦略であり、金融市場大崩壊戦略であり、殺人インフルエンザ大量ばら撒き戦略であり、大地震戦略なのであるに過ぎない。自然に発生するのではない。すべて用意周到に仕掛けられているのだ。 -
私はかなり前から、「北朝鮮と米国は裏で手を結んでいる」、つまり「政治プロレスのタッグチーム」だという考えだったのだが、飯山一郎老人は違う考えのようだ。(引用1)
今回の北朝鮮の「朝鮮戦争休戦協定破棄」と戦争準備行動(相手は韓国だけではなく、日本と米国も含まれる。つまり、米国とその属国が相手だ。)について、かなり多くの識者(テレビやマスコミの御用識者ではなく、ネット世界の本物の識者たちだ)が、北朝鮮は本気だと見ている。「ROCKWAY EXPRESS」管理人氏などもその一人のようで、北朝鮮を挑発したのが米国だ、という点では飯山一郎、田中宇と同じ見方だが、その本当の狙いは実は中国にある、という考えを述べている。(引用2)
では、なぜ米国は中国を新たな朝鮮戦争の土俵に引きずり出したいのか。今のところ、私にはその理由がよく分からない。世界中を危機に巻き込むことで、米国の財政的危機を有耶無耶にし、「戦争特需」で経済回復をすることを目論んでいるのだろうか。
とすれば、まさしく悪魔の所業であるが、北朝鮮も「米国本土攻撃計画」も持っているようで、内戦以外は自国内での戦争の経験の無い米国も、無傷では済まない可能性もある。
まあ、北朝鮮がワシントンに原爆を落としてくれれば、それが世界の平和のためには最大の貢献になるかとも思うが(笑)、イラク、リビア、シリア、アフガニスタンを地獄に変えた張本人である米国も、自国が戦場になる苦しみを味わって当然だろう。もちろん、米国民には罪は無いのだが、そういう政府を持っていること自体が罪だとも言える。とは言え、自民党政権を持つ日本人も他国民を非難できるような立場ではない。それ以前に、北朝鮮は同朋である韓国や、遠距離にある米国よりも、日本を核攻撃する方が容易であり、もともと福島原発事故で放射能汚染されている国だから、という「名目」も立つわけで、日本こそが実は最大の危機に立っているのではないか。
まあ、結局は米国の属国であった事のツケを日本は支払うことになったわけだ。そのような政治を許してきた責任を日本国民は取らざるを得ないというだけの話であり、要するに、国民の無知で無責任な政治行動の結果は、国民のうち何百万かが死に、国土は廃墟になる、ということである。
(引用1)
◆2013/04/12(金)2 これが今の北朝鮮問題の真実だ!
鷲は、牛ーー1年以上もの間、テレビを見てない。
馬鹿になるから脳ー。あと、悪魔のよーな支配者に、Eーよーに
洗脳されて、ウソの情報を信じこまされてしまうから脳ーー。
そのテレビだが、いま、北朝鮮の核実験やミサイル発射を非難
しまくってる鼠ー話を聞いた。
非難して、非難して、非難しまくって、北朝鮮は悪だ! とゆー
イメージを国民に植えつけ、米軍による北朝鮮空爆を正当化
し、日本の全ての米軍基地を、平壌(ピョンヤン)空爆のための
ステルス爆撃機の発信基地にする! …これが米国戦争屋の
広報機関=ヌッポン・テレビの役割だ。
ともかく!米国戦争屋は、危機を煽り、戦争を勃発させるべく、
鬼神のよーな謀略を実行中だ。
この世界最強の米軍が、戦争屋軍団の策略にマンマと乗せら
れて、北朝鮮を空から猛爆撃したら、いったいどーなるか?
あの美しい街、平壌(ピョンヤン)は灰燼(かいじん)に帰してしまう
だろう。もちろん、金正恩や横田めぐみさんも…。
ヌッポン・テレビは、北朝鮮が挑発してる!の、威嚇してる!の
と、一方的で一面的なネタばかり流しているが、本当は違う!
田中 宇氏も、次のよーに書いている。↓要点を抜粋する。
米国は、北朝鮮の国境付近で韓国と合同軍事演習をやり、
米軍は演習の一環として、核兵器を搭載可能なB2ステルス
爆撃機を北朝鮮の国境すれすれに飛ばし、北朝鮮に対する
これまでにないほどの挑発行為を行った。
ロシアはめずらしく、北朝鮮を挑発する米国に対して
「統制不能になって戦争が起きる可能性がある」
と警告を発した。
米国は毎年、北朝鮮のすぐ近くで韓国と軍事演習をやって
いるが、ロシアが警告を発するのは異例だ。
米国は以前から北朝鮮を挑発してきたのであり、今回の件は
めずらしいことでない…。
だが今回は、従来よりはっきりしたかたちで米英マスコミが
一触即発観を醸し出しているし、ステルス機の飛来など、
米国が危機を扇動している感じが強い。 (本文)
米軍が一方的に北朝鮮を挑発し、威嚇している!
これが実態なのだ。戦争屋の真実の姿なのだ。
オリのなかのライオンを、鉄の棒で突っつき回す!
そんなコトすりゃ、ライオンも、「ガオーッ」って怒鳴る罠ー。
北朝鮮の、あまりにも異常に見える「挑発」や「恫喝」ってのも、
殺される! と思う恐怖感が発した「抵抗の叫び」と考えれば、
合点がいくだろー。
実際に、米軍が北朝鮮に対して行った恫喝と威嚇の実態は、
国際法完全無視の、常軌を逸した軍事攻撃に近かった。
それは、こういうことである。↓
3月末。米軍は、F22ステルス戦闘機(ラプター)と、B2ステルス
戦略爆撃機でピョンヤン上空を急襲して急降下・急上昇を繰り
返し、その凄まじい轟音(ごうおん)と、激しい衝撃波による恐怖
の恫喝を加えていた。
この恐怖の秘密作戦には、流石(さすが)の金正恩も肝を冷やし
たことであろう。
この直後、金正恩は、『戦略軍米国本土攻撃計画』を発表し、
ミサイル部隊に「待機命令」を出し、さらに、「休戦状態」を自ら
破棄する「南北は戦時状態」との特別声明を出した…、と。
しかり! 北朝鮮は、いま、まさしく戦争状態にある。
戦争状態とは、生きるか?死ぬか? 殺すか? 殺されるか?
その死の恐怖の最中(さなか)にある! ということなのだ。
何を言ってもEー。どんな論評でもしたまえ。
ただし! 迫り来る放射能の致命的な危機の報道も出来ず…、
米国の言うがまま、呑気で、脳天気なヌッポン・マスコミの退廃
だけは隠せない。
牛ー鷲は一生テレビは見ない。脳味噌が腐っちまうから脳ーー。
(引用2)
◆4月10日
今日にも北朝鮮はミサイルを発射するのでは、と言われている。韓国やアメリカは勿論、日本も準当事国としてこの北朝鮮の脅しに万全の準備で臨んでいるし、中国も中朝国境地帯に軍を派遣し厳戒態勢で臨んでいる。
北朝鮮と国境を接するもう一方の準当事国であるロシアは、以下の記事にあるように、G8諸国と足並みをそろえて北朝鮮の好戦的姿勢を拒絶する声明を発表した。G8には中国は含まれていない。
これで、北朝鮮が暴発すると、米韓は勿論、G8諸国をも敵に回すことになるが、中国は北朝鮮とは防衛条約(中朝友好協力相互援助条約)を結んでいるので、いざという場合には北朝鮮を援助しなければならない状態にあるため、結果的には、ロシアをも含めた全世界を敵に回し、北朝鮮を援助して戦争をせざるを得ない羽目に陥ることになる。
従って、北朝鮮と米韓との間の緊張状態で一番やきもきしているのが、今の中国であると推察される。そしてこれが恐らくはアメリカの戦略的最終目標なのではないかと思われる。要するに北朝鮮問題は、中国を孤立化させるアメリカの作戦であり、中国を叩く為の戦略と考えられるのだ。
(追記)「酔いどれギャラリー」に転載されていた板垣英憲の文章が、上記文章とは少し違った見方をしていて興味深いので、そちらも孫引き転載しておく。
要するに、「政治プロレス」ではあるが、実際に戦争まで行い、「三日で終わらせる」予定だという「シナリオ付きの戦争」だという見方だ。
まあ、板垣英憲は的外れな意見もよく書く人だから鵜呑みにはもちろんできないが、実際の政治の現場にも近い人のようだから、ただのネット知識人には無い情報も入っている可能性もある。たとえば朝鮮総連本部の買い入れ資金が安倍総理からあの生臭坊主風貌の坊さんに渡っていたものだ、という情報は、私は初めて知った。もっとも、安倍総理が朝鮮と関係が深いということは、「ネットゲリラ」などではずいぶん前から言っていたことである。ならば、朝鮮関係の情報(北朝鮮の真意)はとっくに安倍総理近辺には入っていて、マスコミには秘せられている可能性は高い。
(以下引用)
◆http://bylines.news.yahoo.co.jp/eikenitagaki/20130410-00024345/
Yahoo!ニュース 2013年4月10日
◎北朝鮮(金正恩第1書記)のミサイル連続発射は、
朝鮮統一シナリオのスタートを告げる号砲となる 板垣 英憲
◆北朝鮮(金正恩第1書記=元帥)が、中距離弾道ミサイル「ムスダン」(射程3000キロ以上)をはじめ、
短距離ミサイル「スカッド」(射程300~500キロ)、中距離ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)複数を
連続発射する態勢を整えていよいよ、第2次朝鮮戦争に突入する。
従来の「瀬戸際外交」とは次元が違い、北朝鮮人民軍(兵力190万人、予備役97万人)が
韓国に向かって南進、首都ソウルの「青瓦台」(大統領府)など権力中枢を占拠、
朝鮮統一により「大高句麗建国」をめざそうというシナリオをスタートさせる。
このシナリオの背景には、米国、イスラエル、ロシア、中国、日本が存在、
中国東北部(旧満州)に第2次世界大戦前から構想のあった「ユダヤ国家(ネオ・マンチュリア)」を建設、
イスラエルやロシア在住のアシュケナジー系ユダヤ人の大移住を図る。
そのために豆満江、鴨緑江南部の朝鮮半島を統一して安定させておく必要がある。
イスラムとロシアは、このシナリオのスポンサーともいわれている。
◆北朝鮮がミサイルを発射する政治的・外交的意味は、
このシナリオをスタートさせる「ヨーイ・ドン」(スターターピストル)合図の号砲になるということだ。
北朝鮮は、地下資源に恵まれた国で原子力発電や核材料となるウランも産出する。
このウランが、中東イランにも輸出されてきた経緯がある。
イランは国連安保理から「小型核兵器」(運搬手段のミサイルはロシアから提供)を事実上認められているため、
敵国イスラエルは核攻撃を受けるという危機感を募らせてきた。
これがために中国東北部の「ユダヤ国家(ネオ・マンチュリア)建設」がにわかに現実味を帯びてきた。
とくにイスラエル国民の大移住には、欧州最大財閥ロスチャイルドの統帥ジェイコブ・ロスチャイルドが
真剣に考えており、その実現に向けて米国オバマ大統領と連携を取ってきているといわれている。
◆このため、北朝鮮人民軍が、ミサイル連続発射により戦端を開いても、
戦争被害を拡大しないよう「3日で終わらせよ」とセーブしているという。
要するに局地戦に止め、核戦争にならないように米国、ロシア、中国、韓国、日本の各国が厳しく監視し、
コントロールする態勢を取っている。
米軍は西太平洋にイージス艦とミサイル駆逐艦を各一隻、韓国軍は黄海と日本海にイージス艦1隻ずつ
配置して監視を強化している。
日本の自衛隊は首都圏などの各地に地対空弾道弾「PAC3」を配置、
日本海にイージス艦2隻を出航させている。
しかし、米軍横須賀基地の第7艦隊から航空母艦を日本海に派遣したという情報はなく、
米国が北朝鮮を空爆したり、核攻撃する態勢は取っていないので、
大戦争に発展させる意志は全く感じられない状態だ。
従って、北朝鮮が「日本や米国などにミサイル発射の照準を合わせている」と強硬な宣伝を行っているのは、
あくまでコケ脅しに過ぎず、もし、実際に日本や米国などにミサイルを発射した場合、
本来のシナリオが破綻してしまうことになる。
日本では安倍晋三首相が、このシナリオを承知していると見られている。
それは、競売に付された朝鮮総連中央本部(東京都千代田区)について、
旧知の「最福寺」(池口恵観法主=鹿児島市)に落札させ、
大手銀行からの融資を手配していた経緯がよく物語っている。
この土地・建物は、朝鮮総連中央本部が引き続いて利用でき、
北朝鮮(大高句麗)との国交正常化・国交樹立の暁に、「大使館」として使用させることにしている。
また、安倍晋三首相は自ら北朝鮮を訪問、拉致被害者を救出するとともに
ODA予算から70億円を支出して支援し、この土地、建物を買い戻させる方針という。 -
「マスコミに載らない海外記事」から管理人氏の後説も付けて転載。
管理人氏(メタボオヤジ氏)の言葉は、現在の日本の状況を言い尽くしている。
私自身も自分のブログで、他人の記事を紹介しながら(まあ、無断転載だが)同じようなことを言い続けているのだが、さすがに最近は徒労感が強くなってきている、というのが正直なところだ。とは言っても、もともと趣味で始めたブログだから、ブログ自体は、外部からの邪魔が無い限りは続けたいとは思っている。
下記記事の
「この国、「独立」宣言をするや否や、属国統治が始まっていたのだ。4/28独立の日を祝うのは、少なくとも百年早いだろう。」
という、一刀両断の言葉は、まさしくその通りなのだが、では、どのような「独立の道」があるのかを考えると、これは容易なことではない。
小泉以前の自民党政治家は、悪党ぞろいとは言え、宗主国に対してはぬらりくらりと身をかわして(たとえば憲法9条を楯に取って日本の軍事費を最低限に抑え、その分、国民経済の発展に使うなど)自国の政治を健全に保とうという意思はあった。それでこそ本物の政治家というものだろう。
だが、小泉以降は、鳩山を除いては完全な隷米総理だけであり、日本は属国というよりは植民地化したと言ってよい。しかも、TPPによってかりそめの国家主権さえ失うという瀬戸際に今来ているわけである。
まあ、「TPPについて心配するのはやーめた」と書いた私であるから、今更心配などしているわけではない。庶民は心配するだけ寿命が縮まるだけだ。ただ、愚痴を言ったり夢を見たりするのではなく、現実的に日本が国家主権を取り戻す「プラン」あるいは「プログラム」を考えていくことは意義のあることだと今は考えている。(頭のいい人はたくさんいるから、その仕事自体はそういう人にお任せしたい、というのが本音である。私は有言不実行の温泉人間、つまり「ゆ(湯)-だけ」だ。だが、言葉こそ人々を動かす大きな原動力だというのが私の考えなので、考えを提示する行為が無意味だとはまったく思っていない。)
昔の学生運動が失敗した根本原因もそこにあったのではないか。つまり、一般民衆に対し、その共感を得られるような革命のプログラムを提示しなかった、あるいは提示できなかったという点に。
言うまでもないが、政府が国民を虐げる政府であるならば、国民にはその政府を倒す権利がある。イギリスだって「名誉革命」によって「無血革命」を成し遂げ、国民の福利を大幅に増加させたのである。日本でも「経団連王族」や「官僚貴族」をべつにギロチンにかけなくても、無血革命はできるだろう。
(以下引用)
2013年4月11日 (木)
福島: 膨大な漏洩と放射性降下物は日々続いている … 何年間も
2013年4月6日
Washington's Blog
福島は漏れているのか … それとも、原子炉は全く閉じ込められていない状態なのか?
破壊された福島原子力発電所の運営者、東京電力が放射能を含む水の大量の漏れを発表したことを読者はご存じかも知れない。
読者は、福島の使用済み燃料プールの冷却装置が、一カ月の間、二度故障したこともご存じかも知れない。
これは確かに報道の価値がある話題だが … 全体像を完全に見逃している。
AP通信はこう報じている。
専門家達は、原発沖の海で捕れた魚の高濃度汚染からして、地下水系を経由して、継続的に海に漏れ出しているだろうと考えている。
(東京電力の福島原発の図では、水は原発から海に直接流れこんでいるようにさえ見える。これもご覧願いたい。)
日本の専門家達は、毎日、福島は現在930億ベクレルの放射性セシウムを海に流していると言っている。
これは一体どれほどの放射能なのだろう?
ざっと計算すると、ロシアの原発が火事になった際、チェルノブイリから放出された量の約一万分の一ということになる。しかしチェルノブイリの火事が続いたのはわずか10日で … 福島からの放出は、これまで2年以上続いているのだ。
実際、福島は既にチェルノブイリより遥かに大量の放射性セシウムとヨウ素を放出した。福島から放出された放射性セシウムの量は、当初考えられていたものより、およそ20-30倍多い。
福島は、半減期1,570万年の、放射性ヨウ素129も、膨大な量、排出した。福島は、カルシウムを模倣して人の骨に集まり、強力な体内の放射体となり得る、放射性のストロンチウム90も、900兆ベクレル、海に廃棄している。
しかも福島にある放射性燃料の量は、チェルノブイリさえ小さく見せるほどだ。… だから、何十年、何百年、あるいは何千年も、漏れ続ける可能性があるのだ。
The bottom line is原子炉はもはや封じ込められていないのだ。福島で“多少の漏れがある”というわけではない。“漏れ”というのは、炉心は安全に格納建造物内にあるが、そこに小さな穴が一つか二つ開いていて、塞ぐ必要があるということを意味する。しかし、科学者達は、炉心がどこにあるのかさえ分かっていない。これは漏れではない。完全なメルトダウンより酷い。
福島そのものの周辺で暮らしている人々への影響は一体どうなのだろう?
実際、非常に深刻なものとなる可能性がある。
記事原文のurl:www.washingtonsblog.com/2013/04/is-fukushima-leaking-or-is-the-the-reactor-wholly-uncontained.html
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皆様当然ご存じのことを書いた記事をあえて翻訳する理由は単純だ。いくら大本営広報部が無視したり、虚報を流したりしても、人の目は誤魔化せない。こうしたまともなブログの記事から事実を知る海外の方々もおられるということを言いたいのに過ぎない。
誰かをずっと騙し続ける事は出来る。世界の人全員をしばらくは騙しておく事は出来る。しかし世界の人全員をずっと騙し続ける事は出来ない。
格納容器もなにもない。溶融した炉心の燃料は行方不明。水は駄々漏れで、地下水や海に入り続ける。何百年、あるいは何千年も。廃炉もなにも、対策がたてられないのだ。
中国のPM2・5やら、鳥インフルエンザの話題になると、大本営広報部は大いに張り切るが、こと自国の放射能汚染となると、突然萎縮する。
中国から公害を学ぶ研修生の皆様の様子はしっかり、繰り返し映して下さる。
研修をするなら、福島の惨事を、傀儡政治家・政府、御用学者・大本営広報部・御用組合のひどさを世界に公開し、寄付金をいただいたら良いだろう。モンゴルやトルコやベトナムのウラン・原発関係者の方は無料ご招待だろうか。原発の近くに長期留学用の宿舎を建ててさしあげるべきだろう。
北朝鮮のミサイル発射報道は熱心だが、宗主国による超不平等二国間FTAたるTPPの内実については一切報道せず、加盟交渉の日程やら顔ぶれだけを熱心に報道する。報道の中立など全く存在しない。提灯持ち報道のみが存在している。
北朝鮮ミサイル暴走、売国協定TPPからの話題逸らしと、安倍政権の参院選勝利応援の壮大なトリックに見える。少なくとも小生には、北朝鮮より宗主国がはるかに恐ろしい。北朝鮮の暴走こそ、宗主国・属国軍産複合体エリートの飯の種。安定した朝鮮半島は、軍事産業の経営上、至って不都合だ。
「売り込む商品については全く説明せず、早く契約しないと損ですよ」という売り込み、一般には詐欺商法という。そういう連中がまともなものを売りつけることはまずない。不思議に思うのは、それにみすみすひっかかる素朴な皆様。
国が自ら国を丸ごと投げ捨てる詐欺商法を推進しているのだから世話はない。そういう道徳も何もない連中が、道徳教育見直しを語る。違憲の選挙でこそ議員になれた連中が、憲法破壊を語る。白痴電気箱に登場する顔ぶれ、まともな人間はほとんどいない。まともな番組自体がそもそもなく、気骨がある人物は必ず下ろされてしまう。提灯持ち紹介電気箱。
大本営広報部の業務、世も末の属国の全体像を完全に見逃すことなのだ。
伊達判決を巡って、田中耕太郎最高裁長官とレンハート主席公使が会談をしていた。司法の独立は絵に描いた餅。特捜検察なるものも、実態は、宗主国の為に、隠匿退蔵物資を調べる為の組織。立法府では、与党が宗主国から資金援助を受けていたことが明白になっている。行政府では、東大卒のエリートの皆様が宗主国に留学して、こぞって属国官僚を生産しつづけている。そして司法府も、支配下にあった。
この国、「独立」宣言をするや否や、属国統治が始まっていたのだ。4/28独立の日を祝うのは、少なくとも百年早いだろう。
大本営広報部、あたるはずもない対空ミサイルをここぞとばかり映してくださって、軍事予算拡大正当化。
ミサイルを食うわけにはゆくまいに。株が上がった、一流デパートの高級品が売れ始めた、大企業でボーナスが上がったとと宣伝してくれるが、貧しい年金生活者メタボ・オヤジ、全く恩恵をうけない。今後も、損害はうけても、恩恵を受けることはあるまい。
大本営広報部、まれに良いこともする。原爆投下に至るアメリカ政府内部の動きを斬新な視点でまとめた「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」見応えがあるが、なぜかBS深夜放送。「オリバー・ストーンが語るもうひとつのアメリカ史」は本も刊行されている。
白痴電気箱、まれな良い作品は、放映アリバイは作るが、見ては欲しくないという不思議な思考回路がありそうだ。洗脳が解けてはこまるのだろう。
白痴電気箱とは言え、アメリカ原子力規制委員会元委員長ヤツコ氏の福島訪問のドキメンタリーも優れた番組だったが、これも放映は遅い時間帯だった。
ゴールデン・アワーには白痴・洗脳番組しか流さないのが大本営広報部営業原則。
ところで、洗脳プロパガンダから程遠い芝居、現在上演中の「木の上の軍隊」は重い。
井上ひさしが発想した時点では、沖縄・基地問題、敗戦以来継続する占領を扱ったものだったかも知れない。
今の時点でみると、拡大する基地どころでなく、TPPで、ついに本土丸ごと完全植民地化して、基地に飲み込まれる属国の様子を、二人の兵士が木の上から見続けていた話に思えてくる。芝居を見に行くのはいささか金額がはるが、月刊誌「すばる」5月号で戯曲を読むのであれば、950円で済む。
「木の上の軍隊」も大本営広報電気箱番組や洗脳映画には決してならないだろう。
2013年4月11日 (木) マスコミ, 地震・津波・原発・核 | 固定リンク -
「晴耕雨読む」から転載。
表題と記事を読んで、筆者の「墨染」という人は、市井の人としてはなかなかの知識人だな、と思っていたら、最後に(内田樹)とあってずっこけた。そりゃあ、知識人のはずだ。どうやら、「阿修羅」投稿記事かと思うのだが、墨染という人が内田樹の文章をコピーして投稿したようだ。「阿修羅」読者への啓蒙目的だろう。暇と言えば暇な作業だが、ご苦労なことである。まあ、私もいつも同じようなことをしているわけだが。
こういうように社会事象を考察して、頭脳の運動を楽しむという余裕のある人間も昔は「阿修羅」には沢山いたのだが、最近は愚にもつかない新聞雑誌記事、ネット記事の断片が洪水のように投稿されるので、その中から読む価値のある記事を見つけるのが大変である。というわけで私は「阿修羅」は気の向いた時にしか足を運ばなくなっている。
さて、下記記事はなかなか面白いと思って読んでいたのだが、内田樹らしい鋭い考察が中にある。それは、家族制度の解体は消費社会の要請(あるいは無意識的策謀)だったという点だ。
「それに、不動産家具什器の類は家族単位で生活していれば一家に一式で足りるが、家族が解体して個人がばらばらに暮らすようになれば、人数分だけ需要が生じる。つまり、家族解体は「市場のビッグバン」を意味していたのである。」
成る程、である。こういう思いがけない指摘をするから内田樹は面白い。でも、前半部分は正直言って退屈だった。レヴィ・ストロースなど引用して学者めいた粉飾をするところが職業知識人臭さである。それに、現代(少し前)が本当に「ひとりで生きられる社会」だったかどうか、怪しげなもんだ。内田樹の議論はいつも、「面白いが、どこか誤魔化されている」という感じがある。
話は変わるが、若者の間での政治的議論の変遷について考えたい。
昔、左翼の若者の間で議論が起こると、「お前は『資本論』を読んだか。議論をするなら、それを読んでからにしろ」とやりこめられることがあったと言うが、今ならウィキペディアあたりで概要を知れば、それで済む話だ。つまり、「議論をする資格」が問われる事は少なくなったわけだ。とは言っても、頭の良し悪しや人格の上下は、議論をすれば一目瞭然だから、馬鹿は黙っているに限る。それに、議論をすることから生産的な結果はまず出ないし、議論の勝ち負けはたいてい勝者の増長と敗者の憎悪しか生みださないのだから、今どきの若者は、議論はおそらく好まないだろう。多分、政治問題について語ることすらしないのではないか。となれば、今の日本で学生運動が起こることは、まず無さそうだ。そもそも、体制に反抗することで自分の一生をフイにすることを、今どきの(いや、いつの時代でも本質はそうなのだが)打算的な若者が選択するはずはない。
そう考えると、一昨日書いた、かつての学生運動に対する批判は、少し厳しすぎたようである。
(以下引用)
2013/4/9
「「おひとりさま」は最期まで幸せといえるか・・浮民流民化に誘なった近代主義=消費社会!」 開かれた地域共同体
「おひとりさま」は最期まで幸せといえるか・・浮民流民化に誘なった近代主義=消費社会! 投稿者 墨染 日時 2013 年 2 月 08 日 から転載します。
http://president.jp/articles/-/8536?page=2
親族というのは生き延びるための制度である。だから、豊かで安全な社会においてはあまり必要性がない。親族が必要になるのは、略奪されたり、餓死したり、遺棄されたりするリスクが高い場合だけである。乏しく、危険な環境にいる人は親族がいた方が生き延びる確率が高く、豊かで安全な社会にいる人はそれほどでもない。親族の存在理由をかつてレヴィ=ストロース(※)は端的に「親族が存続するのは、親族が存続するためである」と書いたことがある。修辞的装飾をすべて剥ぎ取って言えば、それだけのことである。
わが国で1980年代以降、家族解体論がひろく流布した。その頃、私たちは人類史上はじめて「消費行動が社会活動の中心であるような文化」を経験した。人々は、どのような家に住み、どのような車に乗り、どのような服を着用し、どのようなインテリアで部屋を飾り、どのようなレストランでどのようなメニューを選択するか……といった一連の消費行動を通じて「自分が何ものであるか」を表示しうると考えるようになった。
それまで、私たちはもっぱら「親族共同体や地域共同体のために、何をなしたか」に基づいて、自分が何ものであるかを知った。
消費社会ではそうではない。人は「自分のために何を買ったか」に基づいて、自分が何ものであるかを知る。これは明らかにきわめて興味深い一個の“民族誌的奇習”である。たしかにすでに世界の過半はこの奇習を採用しているが、それでもこれが一個の奇習であることに変わりはない。
消費社会は親族の解体を要求した。親族の存在が消費行動を制約するからである。
日本が貧しかった時代、消費行動は家族単位で行われた。商品選択については原則的には家族全員の合意が必要だった。臨時収入があると、その使途は家族会議の議題となった。子どもたちの要望はだいたい無視されたが、擬制的には満場一致で使途が決された。
だが、家族内合意が形成されない限り、消費行動が始まらないというのは、消費社会的には憂慮すべき事態である。消費社会は「欲しいものがあれば、返すあてのない借金してでも今すぐに買う人間」を理想とするからである。消費単位が家族である場合、合意形成手続きがまず消費活動を鈍化させる。さらに家庭は借金を嫌う。借金するとしても親戚から借りる。親戚は無担保無利子で金を貸してくれるが、その代わりに使途についてはうるさい。「ベンツを買いたいのですが」というような申し出は一発で却下される。
「身の程を知れ。お前なんか軽四で十分だ。だいたいお前は昔から計画性がなくて……」というような小言を覚悟しなければ、借金の申し込みはできなかった。「身の程」を決めるのは他者である。親族の絆が深い社会では、商品購入によって「自分らしさ」を表現する道筋は二重三重に遮断されていたのである。それゆえ、消費社会は消費単位を家族から個人に移行することに全力を傾注した。それに、不動産家具什器の類は家族単位で生活していれば一家に一式で足りるが、家族が解体して個人がばらばらに暮らすようになれば、人数分だけ需要が生じる。つまり、家族解体は「市場のビッグバン」を意味していたのである。
(※注:レヴィ=ストロース(1908-2009)はフランスの社会人類学者、思想家。現代思想における「構造主義」の祖とされる。著書に『親族の基本構造』『悲しき熱帯』などがある。)
***** 人類史上例外的な「幼児のままでいい社会」
だから、消費社会が「家族は解体されねばならない」と宣言したのは当然のことだった。夫も妻も子どもたちも、かつてにこやかに「ちゃぶ台」を囲んでいた全員が、自分に強制されていた「夫らしさ」や「妻らしさ」や「子どもらしさ」のイデオロギー性に気づき、それぞれの「自分らしさ」を求めて、家族を離れてゆく……という物語を私たちはそれこそ吐き気がするほど服用させられた。消費社会の始まった80年代は、映画もドラマも小説もCMも「そんな話」で埋め尽くされていた。
学術の世界も例外ではない。フェミニズム家族論と、「アダルト・チルドレン」論は消費社会にジャストフィットする社会理論であった。というのは、どちらも実践的な結論は「家族と一緒に暮らすのは心身の健康によくない」というものだったからである。カウンセラーや社会学者に悪意があったと私は思わない。たぶん彼ら彼女らは個人的経験を踏まえて、善意からそう主張したのであろう。
けれども、人間は何かにすがりつかなければ生きていけない。家族解体によって、家族たちを扶養したり配慮したりする義務から解放されると同時に、家族から信頼され負託される機会を失った人々は、社会的承認を別のかたちで求めるようになった。あるものは「自分らしさ」の限界をめざす蕩尽的な消費に嗜癖し、あるものは「自分探し」の終わりなき旅に出かけ、あるものは族長や預言者や導師のような「新しい家父長」にすがりついた。
そうこうしているうちに、「例外的に豊かで安全であった日本社会」は「それほど豊かでも安全でもない社会」になった。そして「やはり家族がいないと生きにくい」ということを言い出す若者たちが出現してきた。別に何が変わったわけでもない。「ひとりで生きるのがむずかしい時代」になっただけのことである。
「ひとりで生きられる社会」は、繰り返し言うように、人類史上例外的な達成である。そのこと自体は言祝(ことほ)ぐべきことである。けれども、そのような幸運は長くは続かない。というのは、例外的に豊かで安全な社会では、市民的成熟の機会が失われるからである。
「ひとりでも生きられる社会」とは、言い換えれば、他者との共生能力を欠いたものでも、対立者とのネゴシエーションや、利害のすり合わせができないものでも、つまりは“幼児のままでも”生きていける社会のことである。幼児のままでも生きていける社会では市民的成熟は動機づけられない。成熟した市民が安定的に供給されなければ、システムの補正やメンテナンスを黙々と担う人間がやがていなくなる。
システムというのは「ちゃぶ台」のようなものである。誰かが外部から食物を持ち込み、誰かが調理し、誰かが配膳し、誰かが片づけるから「ちゃぶ台」は機能する。「飯はまだか」とか「オレはこんなもの喰わんぞ」とか自己都合を言い立てるものだけがいて、資源の搬入や調理や後片付けをする人間がいなくなれば、「ちゃぶ台」は遠からず腐臭を発するカオスに変じる。同じように、自己利益の追求には熱心だが、公共の福利のために配慮することにはさっぱり気が進まないという人間がマジョリティを占めるようになれば、社会はもう以前ほど豊かでも安全でもないものになる。現に、なった。私たちはもう一度、他人に迷惑をかけたり、かけられたりして共同的に暮らすノウハウを身につけ直さなければならなくなった。
そこでめざされる「他者との共生」がかつてのような家族の復活であるのか、あるいは別のかたちの共同体モデルになるのか、確定的な見通しは私にはない。
家族に代わる「親密圏」を唱える人たちの中には、「強者連合」を理想とする人たちがいる。高い社会的地位をもち、安定した収入があり、趣味がよく、知的会話が楽しめるような人たちだけが集まって、愉快に暮らす共同体モデルを提唱した社会学者がいた。だが、その共同体のメンバーのひとりが失職したり、財産を失ったり、病気になったり、変な宗教にはまったら、どうなるのか。人々はその人がとどまることを望まないだろう。
家族というのは、逆にそのような「困った人」を受け容れ、扶養し、支援することをこそ主務とする制度である。私たちは誰でもかつては幼児であり、必ず老人となり、しばしば病人となる。個人の社会的能力がもっとも低いときを基準にとり、そのときでも共同体のフルメンバーとして愉快に過ごせ、自尊感情を維持できるように共同体は制度設計されなければならない。その点から言えば、さしあたり近代家族に代替しうるシステムを私は思いつかないのである。(内田 樹氏) -
「副島隆彦の学問道場」から転載。
副島は、福島まで行って、「福島(の放射能)は安全だ。避難する必要は無い」と、まるで政府の広告塔のようなことを言ったために、反原発論者たちをがっかりさせ、副島も御用学者の一人か、と評価を低落させたが、その弟子の「アルルの男・ヒロシ」は、なかなか明晰な頭脳の持ち主で、しかもいろいろと良く勉強している。ある部分では(判断力の健全さなど)師匠よりも上を行っているのではないか。下の文章は、何となく文体まで師匠に似てきたようだが、そんな所は似なくてもいいのに、と思う。副島の陶酔的自己称賛癖と、半キチガイ的な感情的文章は、(彼の精神的師匠の小室直樹の下手な真似だろうが)彼の欠点であり、彼が世間の多くの人から敬遠されている理由なのである。副島の師匠の小室直樹の方は「本物」の政治学者だったが、昔、白石隆という市井の賢人が言ったように、彼の欠点はロスチャイルドやロックフェラーの政治への影響について口をつぐんでいたことだ。つまり、いわゆる「陰謀論」を無視していたのだが、それでは「本当の政治的現実」を論じることは本質的に不可能だろう。
無駄なおしゃべりが長くなった。
下記記事は、かなり長いので前半と途中をカットして引用する。
苫米地英人の言っていることは、案外と原発問題での盲点になっていたことではないだろうか。すなわち、日本が米国の属国である限り、原発を廃棄することは永遠に不可能だ、ということである。
要するに、苫米地英人のこの一言に尽きる。
「原発施設は、表面的には、日本の民間企業の施設ですが、現実にはアメリカ軍の「軍事施設」と言っても過言ではありません。」
下記記事には、日本人があまり知らない有益な情報がかなり含まれていると思う。
なお、井口博士のブログとつむじ風ブログの両方に「東京原発」という映画のハイライトシーンが転載されているが、この動画は必見である。私も、2004年の時点で、ここまで原発の本質に突っ込んだ映画が作られていたとは知らなかった。上の苫米地英人の言葉を重ねて、この動画を見ると、なぜ日本がこの無謀な原発計画を推進してきたかも納得できるだろう。単なる原子力村の金儲けだけの問題ではないのである。
(以下引用)*誤記が数か所あるが、目に付く二か所だけ注を入れた。
<「日本はアメリカの核燃料備蓄場」であると喝破した苫米地英人>
このように、日本の原子力政策が「異常」であることはそもそも、日本の原発政策はかつての占領国であり、現在は非対称な同盟関係を結んでいる覇権国のアメリカの許認可によってようやく成り立ってきた、という歴史的な事実に起因している。
そして、その最たる存在は「日米地位協定」であることは前回にお知らせしたとおりだが、この地位協定に基づいた日米安保体制、日米同盟体制を維持したままでは、いかに原子力政策を正常化させようとしても、さらに日米同盟態勢を既得権益にしている日本の外務官僚たちと、アメリカのジャパン・ハンドラーズの思惑に絡め取られてしまうだけなのだ。
そのことを痛感させてくれたのが、苫米地英人(とまべちひでと)が書いた『原発洗脳』(日本文芸社)という本だ。
(中略)
苫米地氏は、この本の中で「日本の原子力を今もアメリカが支配している」という重要な事実について述べている。
具体的にはそれはどういうことかというと、「日本の原子力の技術はアメリカではもはや古臭いものになった民生技術であり、本当に優れた高度なアメリカの原子力技術はウェスティングハウスの原子炉を備えた米原子力空母の軍事技術である」ということなのだ。
『原発洗脳』から引用しよう。「原子力技術に関しては、日本は最高レベルだという意見」に対して、「何を根拠にそのようなことを言っているのか、全く理解出来ません」と述べて、苫米地氏は、次のように書いている。
(引用開始)
確かに、日立、東芝、三菱は、世界の原子力の主要プレイヤーであり、東芝は高い原発技術を持つアメリカのウェスティングハウス・エレクトリックの原子力部門を傘下に収めています。
しかし、ウェスティングハウスは東芝の傘下には入りましたが、核分裂を持つコアの技術は手放していません。がっちりと握ったままです。依然として中核技術の特許は押さえています。(略)
ウェスティングハウスは、軍事機密の部門を切り離して、残りを東芝のコントロール下に置いたのです。東芝が買った技術は、原子力発電のいわば「メンテナンス技術」だけです。原子力発電のコアの部分である核分裂技術に関しては、何ら技術を持っていません。
『原発洗脳』(六九-七〇ページ)
(引用終わり)
このように述べており、戦闘機の分野と同じように、日本は属国なので、中核技術は決してブラックボックスのままにされて、アメリカから譲り渡してもらえないのだ、と述べている。さらに、次に、GEの沸騰水型原子炉に関しても苫米地氏は次のように述べている。これは、私が実際に原発メーカーの技術者から聞いたのと同じようなことだ。
(引用開始)
原発建設に関わった技術者を知っていますが、実際の現場では、GE(ゼネラル・エレクトリック)などの特許をマニュアル化した知的財産権のルールが細かく規定されていて、その範囲内で、マニュアル通りに技術者が動いているだけです。
福島第一原発1号機は、GEが主契約者で、2号機はGEと東芝が主契約者でした。3号機と4号機は、東芝と日立が主契約者でしたが、東電からの元請けが東芝と日立というだけであって、GEの技術者が来て、その指示のもとに作ったのです。(略)このような実態がある中で、「日本が世界最高の原発技術を持っている」とは、とても言えないはずです。(略)
言い方は酷になりますが、東芝と日立は、アメリカの原子力技術の販売代理店に過ぎません。日本企業がベトナムやトルコに原発を売れば、特許収入がアメリカに転がり込む仕組みなのです。日本の原発施設は、アメリカ企業にとって、住宅展示場のようなものです。
『原発洗脳』(72-73ページ)
(引用終わり)
このように苫米地氏は見抜いている。確かに、アメリカでは今日まで30年間、スリーマイル島のメルタダウン事故以降、アメリカ国内では原発アレルギーが起こり、その一方でロックフェラー系のカーター政権などは石油戦略を打ち出したので原子力がスローダウンしたので原発の視線説(徽宗注:「新設」の誤記か)はなされなかった。
アメリカでは民主党のカーター政権でスリーマイル事故が起きたあとに、使用済み核燃料の再処理を含めた原子力民生ビジネスに対して意欲を失っていく。その間にも、日本は田中角栄の「電源三法」に代表されるような、地方への原発誘致と引き換えに莫大な補助金を流してこんで、地方を電力需要の必要上にたくさんの「原発銀座」にしてしまった。
これが苫米地氏の言うとおりであるならば、これはアメリカが属国から「金を巻き上げるビジネス」の一貫として機能していた、ということにほかならない。
後でも述べるが、原子力ビジネスというものはそもそもアメリカと日本が原子力協定を結んだからこそ、実施が許されたものであり、アメリカは許認可、ライセンスを与える立場になるのである。田中角栄の後にもアメリカのお気に入りの中曽根政権になっても原発建設が止まらなかったことは理解できる。
(中略)
苫米地英人の『原発洗脳』に話を戻す。このように、苫米地氏は日本の原子力技術がアメリカの最新の軍用の原子力技術に比べても、民間の最新の原子力技術に比べても大きく遅れていることを述べた上で、本書の本当に重要な「アメリカの日本に原子力支配」について論じている。
ここで、アメリカの許可なしに日本が原子力を持つ事ができた、と考える人は、日本がアメリカと戦争で殺し合ったという事実を無視しているのと同じだとのている。アメリカの敵国であった日本がすんなりと戦後わずか10年後(1955年)に原子力を持つことが出来たのは、アメリカの国益が背後にあったためだと述べているが、苫米地氏が優れているのは、彼が次のように述べているところである。
(引用開始)
アメリカにとっての国益とは、「安全保障(ナショナル・セキュリティ)」です。日本の原発は、アメリカの安全保障を脅かさず、アメリカの安全保障に寄与することを条件に認められた私設(徽宗注:「施設」の誤記、あるいは転載ミスか)です。この条件なしには、アメリカは日本に原発を認めることはありませんでした。つまり、原発は、アメリカの管轄下に置かれ、アメリカがコントロールすることを前提にして、敵国・日本に認めた施設なのです。この条件を担保するもののが、日米安全保障条約です。こういった経緯を踏まえずして、原発問題を議論してもほとんど意味がありません。
『原発洗脳』(117ページ)
(引用終わり)
このことが極めて重要である。属国・日本論の立場と合理的選択論で政治分析をする立場からすれば、苫米地氏の上の文章は次のように言い換えられるだろう。
○ アメリカは、日本に商業用原子力発電をやらせるという「合理的選択」を行なっている。
アメリカが敵国・日本に、商業用原子力発電を認めるための論法の一つが、アイゼンハワー大統領が核保有国アメリカの大統領として打ち出した、「アトムズ・フォー・ピース」(平和のための原子力)というプロパガンダである。原子力発電というのは先程も原子力空母や潜水艦の例を引き合いに出して述べたように、元々は核爆弾や原子力推力の潜水艦からの「スピンオフ技術」に過ぎない。
核戦争の脅威を前提にした「米ソ冷戦」が激化する中、アメリカは敵国であった日本を反ソ陣営に繋ぎ止めておくために、日本には核兵器開発をさせずに原子力発電だけを与える。これが戦後一貫したアメリカの国家戦略の合理性であった。そのためには、アメリカは日本の原子力施設を徹底的に監視するし、それに対して、日本の政治家はそれを出しぬいて、少しでも自力核武装をする可能性を残そうとする。
(中略)
苫米地氏は細かくは日米原子力協定については述べていない。しかし、本質的に苫米地氏は米日の覇権国・属国関係と、それが意味することを概念として理解した上で、この本を書いていることがわかる。そのことを示しているのが以下の文章である。『原発洗脳』から引用する。
(引用開始)
アメリカの安全保障政策上、日本は、アメリカの「核の傘」の下に置かれた国です。日米安全保障条約によって、他国が日本を攻撃したら、アメリカの核による報復攻撃が行われることになっています。そのかわりに、日本は確の置き場所という位置づけも持たされています。アメリカ軍の核兵器が不足した場合には、日本の原発の核燃料などを接収して、アメリカ軍の核兵器などに転用します。日本の原発はアメリカの核燃料備蓄場といってもいいくらいです。
日本が、核燃料サイクルで燃料の再処理をして、プルトニウムなどを保有することが求められているのも、アメリカがいつでも接収できることが前提になっています。
『原発洗脳』(125ページ)
(引用終わり)
ここには驚くべき日米関係の真実が書かれている。
<日米原子力協定を分析しなければ日本の原子力政策の異常さは理解できない>
苫米地氏が書いている、プルトニウムを「接収」というのは、極端なように聞こえる話だが、究極的には本当なのだ。
なぜなら、そのように日米原子力協定では明瞭に書かれているのだ。日米地位協定で、アメリカが日本のどこにでも基地をおいても許されるし、米軍の飛行機やヘリがどこを訓練しても許されるようになっているから、日本側がオスプレイの飛行を拒否できないのと、理屈は同じだ。アメリカは協定や契約に書かれていないことはやらない。書かれていることに基づいて、行動する。
実際に日本にあるプルトニウムが接収されていないのは、アメリカが実際にその必要性を感じていないから、それをやらないだけだ。
だが、日米原子力協定には安全保障条項というものがある。そこに接収のこともちゃんと書いてあるのだ。
今述べた、この日米原子力協定とは、1988年に発効した現行協定のことをいう。後で述べるが、原子力協定には1955年版の「日米原子力研究協定」それから1968年版の「旧日米原子力協定」がある。
(中略)
そのように原子力協定というのはよく読めば、日本の原子力事業というのがアメリカからの許認可を前提にしたものだとわかってくる。話を苫米地英人氏の『原発洗脳』に再び戻す。
苫米地氏は、日本の原発にアメリカは備蓄しているのだと書く。イランのようなイスラエルの敵国が、核兵器開発するために原子力発電所を動かそうとしていることを考えれば、この理屈は容易に理解されるだろう。
原発というものの前に原子爆弾があり、原子力潜水艦があった。いざとなれば核兵器製造の原料を取り出せる設備が原子力発電所なのだ。さらに、日本には劣化ウラン工場もあり、劣化ウラン弾の製造も日本が肩代わりをしていることになる。劣化ウランの工場は、日本では山口県岩国基地の近く、アメリカではグアムかハワイにあるらしい。
去年、2012年4月22日に、三井化学大竹工場で火災が起きたことがあった。その時もこの工場では劣化ウランを製造しているという報道が流れたことを今思い出した。
この工場には、放射性物質である「劣化ウラン」が入ったドラム缶をおよそ3,400本保管しているとも当時報道された。当然、これらの劣化ウランは直近にある米軍岩国基地に劣化ウラン弾として納入されているのだろう。劣化ウラン弾は戦車の装甲板も貫通する能力を持っており、タングステンと並ぶ兵器の原料であることはよく知られている。ただ、イラク戦争で劣化ウラン弾を使う戦場にいた米軍帰還兵やイラクの人々は後遺症に悩まされていて、このことはアメリカ国内でも映画になったほどの大問題になっている。
アメリカ本土では世論の反対が強く、劣化ウラン弾工場を建設できないので属国でやっている。そのように苫米地氏は書いているがその通りだろう。
だから、苫米地氏は次のように言い切っている。
(引用開始)
原発施設は、表面的には、日本の民間企業の施設ですが、現実にはアメリカ軍の「軍事施設」と言っても過言ではありません。
『原発洗脳』(128ページ)
(引用終わり)
日本の原発はアメリカの核の一時的保管所であり、日本の原発ビジネスはアメリカがコストを負わない代わりに日本の原子炉メーカーがアメリカの下請けとしてライセンスを付与されているだけのビジネスである。
この苫米地氏の鋭い読みを私は高く評価しなければならないと思う。確かに沖縄の嘉手納基地や辺野古のキャンプ・シュワブに米軍が核兵器を持ち込んでそれを保管しているという話は証言としても出てきていた。しかし、それと同じようにアメリカは核兵器ではないが、核物質を移動させて管理していた。それが日米原子力協定に規定された、「核物質や施設、設備の管轄国間の移転」というものである。いずれにせよ、最終的には核物質を装填した日本の原発は緊急時にはアメリカの管轄に行くのである。
東電福島第一原発のメルトダウンに際して米軍が全面協力を申し入れ、更に首相官邸にNRCや大使館の関係者を常駐させたののも、原子力協定第2条に規定された、「両当事国政府は、専門家の交換による両国の公私の組織の間における協力を助長する」とか「両当事国政府は、両当事国政府が適当と認めるその他の方法で協力することができる」というものに基づく、専門家の交換という取極めの実行に過ぎない。
世間で、原子力村と呼ばれる原子力に群がる既得権利権集団の存在が囁かれて久しい。
しかし、これまでの議論ではいわゆる「政官業の鉄のトライアングル」ということにまで注目が行くようになっていたが、実際はそのトライアングルを上から支配するアメリカという存在がある。このことが重要であり、そのことに気が付かなければ、脱原発を巡る議論は「あさっての方向」に行ってしまう。
(以下略)
