"コロナ後の世界"カテゴリーの記事一覧
-
これも田中角栄に倣って、コロナ後の世界の要点を三つに絞っておく。
(一)今年から来年にかけて世界的食糧危機と世界的大不況が来る。
(二)二つの危機を通じて、アジアがブロック経済圏になる。
(三)新自由主義国家はすべて衰退し、社会主義的国家の繁栄が始まる。
この三番目の展望は単なる私の願望ではなく、私がもっとも尊敬する(と言うわりに名前を失念しているがww)、元官僚の経済学者が言明しているものだ。
以上の三点を細かく論じてもいいのだが、漠然とした予感にすぎないので、唐突だがここでこの小論を切り上げる。
(一)については「in deep」に好記事がたくさんある。(二)の「アジア」の中にロシアも入ってほしいというのが私の願望。(三)は、「社会主義への偏見」が世界から消えていくのが条件のひとつだが、コロナで見事な対応を見せた国々はすべて社会主義的政治を行っていることから、「社会主義とは『国民ファースト』思想だ」ということを理解する人は増えているかと思う。PR -
田中角栄の言葉に倣って、結論から書く。(その結論が後で変わるかもしれないww)
「新コロ騒動によって西洋世界は没落し、二十一世紀はアジアの世紀になる。」
というのがそれだ。これは漠然と思っていたのだが、それを「当面の」結論、あるいは考察のための「前照灯」にしたい。
これはアジア人であるはずの日本人にとっては非常に喜ばしい結論のはずだが、問題は、そのアジアの中に日本が含まれるかどうか、特に今の政権の下でアジアの仲間入りができるかどうかということだ。米国の子分であり奴隷である日本は米国に引きずられて没落の道をたどるのではないか、という懸念もあるわけだ。
しかし、新コロ騒動で経済的大打撃を受けた西洋世界に較べると、アジア世界はほとんど無傷に等しいと言えるだろう。(日本は別で、「自粛要請」による経済的損害が大きい。自粛要請による経済的損害がはっきりと目に見えるのはこれからが本番である。)
さて、新コロ騒動で西洋世界が大打撃を受けたのは改めて説明するまでもないと思うが、西洋のほとんどの国でのコロナ死の多さは実はさほど国家的には大問題ではない。冷酷な言い方をすれば、政府にとっては「死んでもいい層」がたくさん死んだだけのことである。おそらく、西洋の上級国民とその忠実な手下(上級技能者)の中で死んだ人間はゼロに等しいだろうと私は見ている。日本ですら、新コロにかかった政治家はゼロではないか。まあ、陰謀論の話はやめておく。
要するに、西洋国家にとって庶民のコロナ死の多さはむしろ大歓迎だった、ということだ。これは、社会のIT化によって「不要労働者」が膨大に増え、それは不要国民である、ということによるものだ。特に年金受給者である高齢者を大量処分できる。
問題は、ロックダウンによる経済的被害がどれほどのもので、どういう影響を世界に及ぼすかである。つまり、およそ三か月の経済停止が今後どういう結果につながるかだ。
西洋各国の「自粛要請」あるいは「自粛命令」に伴う補償の大きさはネットでよく報道されたが、さて、それが「与えっ放し」で済むのかどうか。世界のほとんどの国の政府は赤字財政のはずだが、政府財政がコロナの影響を受けなかったのは、「国民には給食マスク二枚しか渡さなかった」日本政府だけではないか。ただし、政権関係者による税金泥棒行為の被害は別だ。 -
かなり前から、「コロナ後の世界」を考察してみたいと思っていたのだが、まったく何も思いつかないので、例によって「書きながら考える」ことにする。私は思考が堂々巡りする癖があるので、書きながらでないと論理展開ができないのである。
さて、大前提から書いておく。
(1)「新型コロナ」は存在した、とする。ただし、西洋とアジアの株は異なり危険性も異なる。
(2)と同時に、それを利用した金融世界再編の「陰謀」があった、とするが、それは論じない。
(3)主に論じるのは、コロナ後に何がどう違ってくるか、ということである。
(3)のように限定すると(2)と矛盾が出るだろうが、ビル・ゲイツがどうこうとかいった「陰謀論」的部分はなるべく排除して考察したいということだ。
では、本論に入るが、その前に、(1)の説明をしておく。「新型コロナは存在しない」という説もネットでは言われているのであり、新型コロナによる死者とされているのは、新型コロナが原因ではなく、別の原因の死者の大半を「コロナによる死亡」と算定しているだけの話だ、という説だ。確かに、新型コロナによる死亡者数は膨大な水増しがあると私も思っている。しかし、コロナウィルスそのものは(実はそれほどの危険性が無い可能性が高いと思うが)確かに存在し、だから医学界からも新コロ騒動への批判はあまり出ていないのだろう。そして、治療法や予防薬が存在しない、という事実が世界中の医学界の自信を失わせて、政治主導に唯々諾々と従っていると思う。
さて、新型コロナによる医療崩壊よりも、各国で行われたロックダウンによる経済的影響と経済以外の社会的影響、あるいは後遺症とその克服の方法、また、それを機にこれからの世界が目指すべき方向はどういうものか、というかなり壮大な考察テーマがこの記事のテーマだが、はたしてどうなるか。長くなるので、ここまでを序論とし、稿(ページ)を変えて論じる。