「阿修羅」経由で岡留安則のブログから転載。言うまでもなく、岡留氏は反骨の雑誌「噂の真相」の発刊者だった傑物だ。現在は沖縄に在住している。
「異例の日」じゃない、「違令の日」でもない、「慰霊の日」は沖縄戦が終わった日、ということになっている。詳しく言えば、沖縄における組織的戦闘が終わった日である。「日本軍がいたために」、日本軍の総司令官が自決するまでは沖縄は戦闘被害に遭い続けたわけである。
この日は沖縄の小中高校は休みになり、12時には黙祷などもする。
第二次大戦の経験から沖縄の人間は「軍隊は住民を守らない」ということを骨身に沁みて知っている。むしろ「軍隊がいるからこそ、民衆が被害に遭う」とも知っている。沖縄の反・米軍基地感情の土台にはその気持ちがあるのである。
戦争で被害を受けなかった人間ほど、愛国心を言い、軍備増強を言い、国のために命を捨てろと言う。
今の日本のエスタブリッシュメントは、ほとんどがそういう「戦争に行かなかった卑怯者の子や孫」なのである。
(以下引用)
http://okadome.cocolog-nifty.com/blog/
【沖縄の敗戦記念日「慰霊の日」、県民のホンネは菅に爆弾一つも投げつけてやりたい気分!( 岡留安則 「東京ー沖縄ーアジア」幻視行日記 】
2011.06.24
■6月某日 沖縄戦の組織的敗戦日は6月23日の「慰霊の日」。沖縄戦の総指揮をとった牛島司令官が自決した日である。糸満市摩文仁の平和記念公園にある「平和の礎」には24万1132人の戦争犠牲者の名前が刻まれている。この平和記念公園だけではなく、糸満市米須にある「魂魄の塔」など、県内各地の慰霊碑には全国各地から遺族が駆けつける。
「一定のメド」発言で開き直り、70日の国会延期を勝ち取った菅総理も、昨年に続いて参列。今年も「沖縄の負担軽減と危険性の除去」などと書かれたペーパーを棒読みしていたが、沖縄で菅氏に基地負担軽減で期待を寄せている県民は皆無だろう。せめて、日帰りではなく一泊して、沖縄の関係者とひざ詰め談判し、普天間問題を語り会ったらどうか。空港で知事と無言のうちに沖縄そばを食っただけらしいが、そんな儀礼的な追悼などいらないよ。沖縄県民のホンネは菅に爆弾一つも投げつけてやりたい気分だったのではないか。
というのも、この慰霊の日の前日にワシントンで開かれた2+2では,普天間の移設先として辺野古V字が決定された。クリントン国務長官、ゲーツ国防長官、北沢防衛大臣、松本外務大臣の4人組の談合だ。2014年までの建設着工の期限は延期されたものの、あくまでも沖縄県民の意志を無視して強行するつもりなのだ。
米国型の民主主義ならば、地元に歓迎されないところに基地はつくらないというポリシーを投げ捨てたやり口に沖縄県民は怒り心頭だ。クリントンは日本と交わしたグアム協定の当事者だが、ゲーツ国防長官の後任が内定しているCIA長官で次期国防長官バネッタ氏がグアム移転じたいの根本的見直しを要請しており、辺野古移設そのものにも疑問を投げかけている。
何も知らない松本「バカ」外務大臣はともかく、極悪は北沢防衛大臣だ。鳩山前総理の時代から、総理の県外・国外移設案を完全無視して沖縄県内移設に独断一直線。完全に防衛・外務官僚の言いなりになっている亡国大臣である。チビッコのくせにでかい顔をして、沖縄県民の意志を完全無視しているこの人物には反吐が出る思いだ。一体、何様だ。管総理もホンのひとかけらの良心があれば、予想される復興大臣を含む小幅内閣改造で、北沢を更迭せよ!でないと、普天間問題は一歩も進まないよ。後任は川内博史で十分勤まるはずだ。
2006年の日米再編が決められた時代に比べれば、米国の軍事予算は危機状況に瀕しており、アフガンから3万人の兵隊の撤退も決まっており、海外に米軍基地を置くこと自体に米国民や上院議会で疑問の声が出ているのだ。
そうした、米国側の事情を無視して、このままでは日米関係にひびが入るなどとほざくワシントン支局の日本人記者連中は、頭がおかしいか、洗脳されたのか、どっちにしても亡国官僚と二人三脚の亡国ジャーナリストに過ぎないことは明らかだ。米国議会内には既得権益死守の2+2の安保マフィアの独走に眉をひそめている議員たちも多いことをきちんと報道すべきである。
「異例の日」じゃない、「違令の日」でもない、「慰霊の日」は沖縄戦が終わった日、ということになっている。詳しく言えば、沖縄における組織的戦闘が終わった日である。「日本軍がいたために」、日本軍の総司令官が自決するまでは沖縄は戦闘被害に遭い続けたわけである。
この日は沖縄の小中高校は休みになり、12時には黙祷などもする。
第二次大戦の経験から沖縄の人間は「軍隊は住民を守らない」ということを骨身に沁みて知っている。むしろ「軍隊がいるからこそ、民衆が被害に遭う」とも知っている。沖縄の反・米軍基地感情の土台にはその気持ちがあるのである。
戦争で被害を受けなかった人間ほど、愛国心を言い、軍備増強を言い、国のために命を捨てろと言う。
今の日本のエスタブリッシュメントは、ほとんどがそういう「戦争に行かなかった卑怯者の子や孫」なのである。
(以下引用)
http://okadome.cocolog-nifty.com/blog/
【沖縄の敗戦記念日「慰霊の日」、県民のホンネは菅に爆弾一つも投げつけてやりたい気分!( 岡留安則 「東京ー沖縄ーアジア」幻視行日記 】
2011.06.24
■6月某日 沖縄戦の組織的敗戦日は6月23日の「慰霊の日」。沖縄戦の総指揮をとった牛島司令官が自決した日である。糸満市摩文仁の平和記念公園にある「平和の礎」には24万1132人の戦争犠牲者の名前が刻まれている。この平和記念公園だけではなく、糸満市米須にある「魂魄の塔」など、県内各地の慰霊碑には全国各地から遺族が駆けつける。
「一定のメド」発言で開き直り、70日の国会延期を勝ち取った菅総理も、昨年に続いて参列。今年も「沖縄の負担軽減と危険性の除去」などと書かれたペーパーを棒読みしていたが、沖縄で菅氏に基地負担軽減で期待を寄せている県民は皆無だろう。せめて、日帰りではなく一泊して、沖縄の関係者とひざ詰め談判し、普天間問題を語り会ったらどうか。空港で知事と無言のうちに沖縄そばを食っただけらしいが、そんな儀礼的な追悼などいらないよ。沖縄県民のホンネは菅に爆弾一つも投げつけてやりたい気分だったのではないか。
というのも、この慰霊の日の前日にワシントンで開かれた2+2では,普天間の移設先として辺野古V字が決定された。クリントン国務長官、ゲーツ国防長官、北沢防衛大臣、松本外務大臣の4人組の談合だ。2014年までの建設着工の期限は延期されたものの、あくまでも沖縄県民の意志を無視して強行するつもりなのだ。
米国型の民主主義ならば、地元に歓迎されないところに基地はつくらないというポリシーを投げ捨てたやり口に沖縄県民は怒り心頭だ。クリントンは日本と交わしたグアム協定の当事者だが、ゲーツ国防長官の後任が内定しているCIA長官で次期国防長官バネッタ氏がグアム移転じたいの根本的見直しを要請しており、辺野古移設そのものにも疑問を投げかけている。
何も知らない松本「バカ」外務大臣はともかく、極悪は北沢防衛大臣だ。鳩山前総理の時代から、総理の県外・国外移設案を完全無視して沖縄県内移設に独断一直線。完全に防衛・外務官僚の言いなりになっている亡国大臣である。チビッコのくせにでかい顔をして、沖縄県民の意志を完全無視しているこの人物には反吐が出る思いだ。一体、何様だ。管総理もホンのひとかけらの良心があれば、予想される復興大臣を含む小幅内閣改造で、北沢を更迭せよ!でないと、普天間問題は一歩も進まないよ。後任は川内博史で十分勤まるはずだ。
2006年の日米再編が決められた時代に比べれば、米国の軍事予算は危機状況に瀕しており、アフガンから3万人の兵隊の撤退も決まっており、海外に米軍基地を置くこと自体に米国民や上院議会で疑問の声が出ているのだ。
そうした、米国側の事情を無視して、このままでは日米関係にひびが入るなどとほざくワシントン支局の日本人記者連中は、頭がおかしいか、洗脳されたのか、どっちにしても亡国官僚と二人三脚の亡国ジャーナリストに過ぎないことは明らかだ。米国議会内には既得権益死守の2+2の安保マフィアの独走に眉をひそめている議員たちも多いことをきちんと報道すべきである。
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