まあ、記事がすべてを語っているわけで、私が論説する必要性もあまり無いだろうが、「株主資本主義」「金融資本主義」がアメリカをどう滅亡させたか(既に「既定事実」扱いww)を見れば、これが東芝の、そして日本経済の滅亡の徴候であることは言うまでもない。
(以下引用)
「投資ファンドばかり」 取締役構成を疑問視 東芝個人株主
東芝が28日開いた株主総会で、「物言う株主」の2人を含めた取締役選任案が賛成多数で可決された。 ただ、総会に出席した個人株主からは「事業経験者が少なく、投資ファンド出身者ばかりだ」などと取締役の構成を疑問視する声が多く聞かれた。 「事業経験者が少ない。東芝を分かっている人、愛着のある人がほとんどいない」。東京都内在住の60代男性は嘆いた。今回選任された13人の取締役のうち、東芝の生え抜きは柳瀬悟郎副社長1人だけ。別の株主は「東芝トップは株主ではなく投資ファンドに目が向いている」と断じた。 東芝が検討している株式の非上場化に対しても懸念が強い。会社経営の60代男性は「このまま非上場化され、事業が切り売りされれば、ここまで蓄積してきた技術が分散消失してしまう」と指摘。一方、「非上場化して出直すべきだ」(50代男性)、「心情的には反対だが仕方ない」(別の60代男性)と一定の理解を示す株主もいた。 経営の混乱が続く東芝。70代の男性株主は「立派な会社だったけど、株が買い占められたりして、行くところまで行ってしまうのではないか」と先行きに不安を募らせた。
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