新潟大名誉教授岡田正彦氏のホームページから転載。
「集団免疫」理論を私は怪しいと思っていたが、やはり眉唾物のようだ。つまり、ワクチン拒否者が「お前たちがワクチンを打たないから集団免疫が成立しない」と批判されるいわれは無いわけである。
(以下引用)
Q1 ワクチンを打たない人は集団免疫に貢献できない?
A すでに感染した人の自然免疫が、どれくらい長く続くのかを調べた研究がたくさんあります。それらの報告値をまとめると、中和抗体が半分になるまでの期間が2~6ヵ月です。
知りたいのはワクチン接種の効果ですが、世界中で本格的な接種が始まってからまだ数か月しか経っていないため、はっきりしたことはわかっていません。つい最近、モデルナ社ワクチンの臨床試験(第I相試験)に参加したボランティア33名を追跡したデータが報告され、中和抗体が半分に減るまでの期間が、やはり2~6ヵ月であることがわかりました。幅があるのは、免疫機能が複雑で評価の仕方がいろいろあるからです。
このことが何を意味しているかといえば、今年の2月、3月ころ早々に接種を受けた人たちは、すでに免疫が切れている可能性が高いということです。
最近、「集団免疫」という言葉をよく聞くようになりました。大勢の人が、自然感染やワクチン接種によって免疫を獲得すると、人から人への感染が起こりにくくなり、流行の終息や再発の予防が期待できる状態を指します。しかし、
・大勢の人をいっせいに接種するのは不可能
・最初のほうで摂取した人は、すでに効果が切れている
・ワクチンの効果そのものにも疑問がある
・2回接種しても感染する人が多い
・マスク、手洗い、飲食の禁止などを守らない人がいる限り感染は終息しない
・たとえば麻疹(はしか)の免疫は終生続くため、集団免疫が意味をもつが・・・
・接種者が増えるほど変異株が出てくるため、いたちごっこになる
・強力すぎるワクチンのせいでウイルスが凶悪化し悲劇をまねく恐れがある
結論は、いくらワクチン接種に励んでも、集団免疫は永久に期待できないということです。したがって、ワクチンを接種しないという選択にも、十分な科学的根拠があるということになります。
【参考文献】
1) Dan JM, et al., Immunological memory to SARS-CoV-2 assessed for up to 8 months after infection. Science, Jan 6, 2021.
2) Doria-Rose N, et al., Antibodies persistence through 6 months after the second dose of mRNA-1273 vaccine for covid-19. N Engl J Med, Apr 6, 2021.
3) Quast I, et al., B cell memory: understanding COVID-19. Immunity, Feb 9, 2021
4) Rabin RC, C.D.C will not investigate mild infections in vaccinated American. New York Times, May 25, 2021.
5) Zimmer C, We'll probably need booster shots for Covid-19. but when? and which ones? Jun6, 2021.
Q2 ワクチンを受けないと決めた人たちの災難とは?
A 私のもとには、「ワクチンを受けないと決めた人たち」から、たくさんのお便りが届きます。その多くは、いまの段階では医療機関、介護施設、公的機関に勤める人たち、またはそのご家族が中心です。
「組織の中で受けていないの自分だけで、周りの目が恐ろしい」
「閑職に回された」
「もし集団感染が起こったらお前のせいだ、と言われた」
「医療人として失格だとなじられた」
「周囲の目が急によそよそしくなった」
「毎日、上司から人格を否定するような言葉を投げかけられている」
「接種を拒否することは許されない、との指示書が回ってきた」
などなどです。すべて医療・介護など専門家の組織での話です。今後、65歳以下の現役世代に接種が広げられていくにつれ、どんなことが起こるか、おおよそ想像できそうです。任意であったはずのワクチン接種が、どうしてこんな愚かしい事態を招いてしまっているのでしょうか?
重大な人権侵害であることはあきらかです。パワハラなどと生やさしいものではなく、傷害罪にも等しいレベルです。今後は法律問題と捉え、各自が所属する組織の責任者を相手に裁判を起こしていく、くらいの覚悟も必要かもしれません。
もし法律家の方が、この文章を読んでいただいているなら、ぜひ「お悩み相談窓口」を開設し、疎外されている人たちを救ってあげてください。医学的な問題については、及ばずながら私がサポートをさせていただきます。本ページの最初に記したアドレスあて、メールをお待ちしています。
国やマスコミはいっさい信用できませんから、草の根運動を積み重ねていくしかありません。
Q3 安心できるワクチンとは?
A すでに何種類かのワクチンが実際に使われていますが、さらに23種類もの新しいワクチンがほぼ実用化し、治験に入っています。どちらも含めて、ワクチンは大きく2種類にわけることができ、ひとつはmRNAやDNAを用いた「遺伝子ワクチン」、もうひとつがいわゆる「不活化ワクチン」です。
いま世間の期待を広く集めているのは後者です。インフルエンザワクチンなどでお馴染みで、なんとなく安心感があるからでしょう。
簡単に言えば、遺伝子ワクチンがヒトの細胞内でコロナのトゲトゲ蛋白を作らせる方式であるのに対し、不活化ワクチンのほうは、実験動物や培養細胞内に遺伝子を注入し作らせてしまうものです。つまりヒトの体内に遺伝子を注入するか、しないかの違いがあるだけです。従来のワクチンとは製造法がまったく異なっていて、「不活化」のイメージとはかけ離れたものとなっています。
あとで述べますが、コロナワクチンの最大の懸念は「きわめて有害なコロナのトゲトゲ蛋白を体内に入れる」という点にあるため、どちらのタイプのワクチンも危険であることにかわりはありません。
日本のメーカーなら安全なワクチンを作ってくれるはず、と期待を寄せている人も多いものと思います。しかし日本国内ならではの問題も山積です。
・開発に乗り遅れてしまった
・日本独自の技術がなく、海外の特許を利用するために莫大なお金がいる
・すでにワクチン接種が始まったいま、本物のワクチンと偽ワクチン(プラセボ)を使った実験が倫理的にやりずらくなった
・外国に比べ圧倒的に感染者が少ないため、認可を得るためのデータが集められない
などなどです。いずれにしても安心できるワクチンが製品化されるまでには、少なくとも10年はかかりますから、その間に、コロナ禍は終息してしまっているでしょう。
【参考文献】
1) Kaabi NA, et al., Effects of 2 inactivated SARS-CoV-2 vaccines on symptomatic COVID-19 infection in adults. a randomaized clinical trail. JAMA, May 26, 2021.
2) Broom, 5 charts that tell the story of vaccines today. World Economic Forum, Jun 2, 2020.
「集団免疫」理論を私は怪しいと思っていたが、やはり眉唾物のようだ。つまり、ワクチン拒否者が「お前たちがワクチンを打たないから集団免疫が成立しない」と批判されるいわれは無いわけである。
(以下引用)
Q1 ワクチンを打たない人は集団免疫に貢献できない?
A すでに感染した人の自然免疫が、どれくらい長く続くのかを調べた研究がたくさんあります。それらの報告値をまとめると、中和抗体が半分になるまでの期間が2~6ヵ月です。
知りたいのはワクチン接種の効果ですが、世界中で本格的な接種が始まってからまだ数か月しか経っていないため、はっきりしたことはわかっていません。つい最近、モデルナ社ワクチンの臨床試験(第I相試験)に参加したボランティア33名を追跡したデータが報告され、中和抗体が半分に減るまでの期間が、やはり2~6ヵ月であることがわかりました。幅があるのは、免疫機能が複雑で評価の仕方がいろいろあるからです。
このことが何を意味しているかといえば、今年の2月、3月ころ早々に接種を受けた人たちは、すでに免疫が切れている可能性が高いということです。
最近、「集団免疫」という言葉をよく聞くようになりました。大勢の人が、自然感染やワクチン接種によって免疫を獲得すると、人から人への感染が起こりにくくなり、流行の終息や再発の予防が期待できる状態を指します。しかし、
・大勢の人をいっせいに接種するのは不可能
・最初のほうで摂取した人は、すでに効果が切れている
・ワクチンの効果そのものにも疑問がある
・2回接種しても感染する人が多い
・マスク、手洗い、飲食の禁止などを守らない人がいる限り感染は終息しない
・たとえば麻疹(はしか)の免疫は終生続くため、集団免疫が意味をもつが・・・
・接種者が増えるほど変異株が出てくるため、いたちごっこになる
・強力すぎるワクチンのせいでウイルスが凶悪化し悲劇をまねく恐れがある
結論は、いくらワクチン接種に励んでも、集団免疫は永久に期待できないということです。したがって、ワクチンを接種しないという選択にも、十分な科学的根拠があるということになります。
【参考文献】
1) Dan JM, et al., Immunological memory to SARS-CoV-2 assessed for up to 8 months after infection. Science, Jan 6, 2021.
2) Doria-Rose N, et al., Antibodies persistence through 6 months after the second dose of mRNA-1273 vaccine for covid-19. N Engl J Med, Apr 6, 2021.
3) Quast I, et al., B cell memory: understanding COVID-19. Immunity, Feb 9, 2021
4) Rabin RC, C.D.C will not investigate mild infections in vaccinated American. New York Times, May 25, 2021.
5) Zimmer C, We'll probably need booster shots for Covid-19. but when? and which ones? Jun6, 2021.
Q2 ワクチンを受けないと決めた人たちの災難とは?
A 私のもとには、「ワクチンを受けないと決めた人たち」から、たくさんのお便りが届きます。その多くは、いまの段階では医療機関、介護施設、公的機関に勤める人たち、またはそのご家族が中心です。
「組織の中で受けていないの自分だけで、周りの目が恐ろしい」
「閑職に回された」
「もし集団感染が起こったらお前のせいだ、と言われた」
「医療人として失格だとなじられた」
「周囲の目が急によそよそしくなった」
「毎日、上司から人格を否定するような言葉を投げかけられている」
「接種を拒否することは許されない、との指示書が回ってきた」
などなどです。すべて医療・介護など専門家の組織での話です。今後、65歳以下の現役世代に接種が広げられていくにつれ、どんなことが起こるか、おおよそ想像できそうです。任意であったはずのワクチン接種が、どうしてこんな愚かしい事態を招いてしまっているのでしょうか?
重大な人権侵害であることはあきらかです。パワハラなどと生やさしいものではなく、傷害罪にも等しいレベルです。今後は法律問題と捉え、各自が所属する組織の責任者を相手に裁判を起こしていく、くらいの覚悟も必要かもしれません。
もし法律家の方が、この文章を読んでいただいているなら、ぜひ「お悩み相談窓口」を開設し、疎外されている人たちを救ってあげてください。医学的な問題については、及ばずながら私がサポートをさせていただきます。本ページの最初に記したアドレスあて、メールをお待ちしています。
国やマスコミはいっさい信用できませんから、草の根運動を積み重ねていくしかありません。
Q3 安心できるワクチンとは?
A すでに何種類かのワクチンが実際に使われていますが、さらに23種類もの新しいワクチンがほぼ実用化し、治験に入っています。どちらも含めて、ワクチンは大きく2種類にわけることができ、ひとつはmRNAやDNAを用いた「遺伝子ワクチン」、もうひとつがいわゆる「不活化ワクチン」です。
いま世間の期待を広く集めているのは後者です。インフルエンザワクチンなどでお馴染みで、なんとなく安心感があるからでしょう。
簡単に言えば、遺伝子ワクチンがヒトの細胞内でコロナのトゲトゲ蛋白を作らせる方式であるのに対し、不活化ワクチンのほうは、実験動物や培養細胞内に遺伝子を注入し作らせてしまうものです。つまりヒトの体内に遺伝子を注入するか、しないかの違いがあるだけです。従来のワクチンとは製造法がまったく異なっていて、「不活化」のイメージとはかけ離れたものとなっています。
あとで述べますが、コロナワクチンの最大の懸念は「きわめて有害なコロナのトゲトゲ蛋白を体内に入れる」という点にあるため、どちらのタイプのワクチンも危険であることにかわりはありません。
日本のメーカーなら安全なワクチンを作ってくれるはず、と期待を寄せている人も多いものと思います。しかし日本国内ならではの問題も山積です。
・開発に乗り遅れてしまった
・日本独自の技術がなく、海外の特許を利用するために莫大なお金がいる
・すでにワクチン接種が始まったいま、本物のワクチンと偽ワクチン(プラセボ)を使った実験が倫理的にやりずらくなった
・外国に比べ圧倒的に感染者が少ないため、認可を得るためのデータが集められない
などなどです。いずれにしても安心できるワクチンが製品化されるまでには、少なくとも10年はかかりますから、その間に、コロナ禍は終息してしまっているでしょう。
【参考文献】
1) Kaabi NA, et al., Effects of 2 inactivated SARS-CoV-2 vaccines on symptomatic COVID-19 infection in adults. a randomaized clinical trail. JAMA, May 26, 2021.
2) Broom, 5 charts that tell the story of vaccines today. World Economic Forum, Jun 2, 2020.
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