イスラエル軍はレバノンのヒズボラへの攻撃を続けていて、各地でロケット弾の発射台などおよそ200の標的を空爆したほか13日にはレバノン南部で数十人の戦闘員を殺害したと発表しました。
イスラエル軍のラジオは地上作戦の規模を拡大していると伝えています。
一方、ヒズボラも国境地帯に展開するイスラエル軍の部隊や、イスラエル北部の町に対するロケット弾による攻撃を繰り返しています。
こうしたなか国境地帯で停戦監視にあたってきた国連の平和維持部隊に対するイスラエル軍の攻撃が相次いでいて、今月10日以降5人がけがをしています。
平和維持部隊に参加するインドネシアやイタリアなど40か国は「最近の平和維持部隊への攻撃を強く非難する。このような行為は今すぐ停止すべきだ」とする共同声明を発表しました。
またアメリカのオースティン国防長官もイスラエルのガラント国防相との電話会談で、国連の部隊の安全確保を強く求めたということです。
イスラエル軍は平和維持部隊への攻撃について「ヒズボラが意図的に国連の部隊の近くで活動している」などとしていますが、相次ぐ攻撃に国際社会からの非難が強まっています。
コメント