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徽宗皇帝のブログ

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イスラエルと米国の二人羽織
イスラエル情勢はあまり報道されないし、されても信頼性が低いものが多そうだ。少なくとも、メディア操作はユダ金のお手の物である。
イスラエル発表では、イラクの数百発のミサイル攻撃での死者は2名という話で、「何だ、その程度のチャチな攻撃だったのか」という印象だったが、話はかなり違うようである。
まあ、死者数が少ないのは、施設中心の破壊で、イランの「人道性」の証明とも言えるが、それよりも、イスラエル発表が嘘の塊なのだろう。
なるほど、現在のイスラエル情勢はそうなのか、とかなり理解を助けられた。

「櫻井ジャーナル」は同じ内容の繰り返しが多くて、私のような怠け者は真面目に後追いする気力を保てないが、ここに書かれたようなかなり前(70年代)の米国政治の裏側、真相などの情報も、今になるとかえって貴重である。

(以下「阿修羅」から転載)

好戦的な政策を推進してきたサリバン大統領補佐官は苦境のイスラエル軍を救出へ(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/23/warb25/msg/757.html
投稿者 赤かぶ 日時 2024 年 10 月 03 日 06:00:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU

好戦的な政策を推進してきたサリバン大統領補佐官は苦境のイスラエル軍を救出へ
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/202410030000/
2024.10.03 櫻井ジャーナル


 ​アメリカのジェイク・サリバン国家安全保障担当大統領補佐官は「イランの攻撃には重大な結果が伴う」と語った​。彼はイランの報復攻撃について「重大なエスカレーションであり、重大な出来事だ」と主張、「失敗し、効果がなかった」としているが、現地からと見られる映像はそうした主張を否定している。


 そのイランの攻撃とは、イスラエル南部と中部の軍事基地に向かって数百発の弾道ミサイルを発射したもの。イスラエルは厳重な報道管制を強いているが、それでも着弾の映像が世界に向かって発信されている。


 その映像を見ると、イスラエルが誇っていた防空システム、アイアン・ドームは機能していない。イランは第1波攻撃で80から90%が標的に命中したとしているが、映像はその主張の信憑性を高めている。その直前にはヒズボラがテルアビブ郊外にあるイスラエル軍情報部アマンが拠点を置くグリロット軍事基地、そして情報機関モサドの本部をファディ4で攻撃している。


 イランやヒズボラの攻撃はイスラエルからの攻撃に対する報復。イスラエル軍はガザで住民を虐殺、イランの大統領就任式に出席したハマスの幹部イスマイル・ハニヤを暗殺、バンカー・バスター(地中貫通)爆弾を使ってハッサン・ナスララをはじめとするヒズボラの指導者を暗殺しているが、いずれもアメリカ政府の承認なしには不可能だ。


 そのアメリカ政府で戦争へと国を導いてきたのはジョー・バイデン大統領、サリバン補佐官、トニー・ブリンケン国務長官を中心とするネオコン集団だ。今年3月まで国務次官を務めていたビクトリア・ヌランドも好戦派のひとりだった。


 ネオコンが台頭してきたのは1970年代、ジェラルド・フォード政権の時だ。フォードはリチャード・ニクソンがウォーターゲート事件で失脚した後、副大統領から昇格したのだが、ニクソンが再選された選挙でネオコンの後ろ盾が動いている。


 ニクソンが再選されたのは1972年の大統領選挙。この時、民主党の候補者はジョージ・マクガバン上院議員が選ばれた。ジョン・F・ケネディに近く、戦争反対を明確にしていた人物で、民主党の幹部は衝撃を受けた。そこで党の内部ではヘンリー・ジャクソン上院議員を中心に反マクガバンのグループが編成される。CDM(民主党多数派連合)だ。


 ジャクソン議員のオフィスにはリチャード・パール、ポール・ウォルフォウィッツ、エリオット・エイブラムズ、ダグラス・フェイス、エイブラム・シュルスキーなど後にネオコンの中核グループを形成する人々が在籍し、訓練を受けていた。


 こうした工作もあってニクソンは再選されたのだが、そのニクソンがデタントを主張する。戦争を望んでいる支配層は次にニクソンを潰しにかかったわけだ。そしてフォード政権が誕生、デタント派の粛清が始まる。その中でも重要な意味を持つと考えられているのは国防長官とCIA長官の交代。1975年11月に国防長官はジェームズ・シュレシンジャーからドナルド・ラムズフェルドへ交代、76年1月にCIA長官はウィリアム・コルビーからジョージ・H・W・ブッシュへ交代している。粛正を主導したのはそのラムズフェルド、そしてリチャード・チェイニーだ。


 そのチェイニーはブッシュ政権で国防長官を務めている。その政権で国防次官だったポール・ウォルフォウィッツを中心とするネオコンはソ連が消滅した翌年、1992年2月に国防総省のDPG(国防計画指針)草案として世界制覇プロジェクトを作成した。いわゆるウォルフォウィッツ・ドクトリンだ。このドクトリンの基盤を考えたのは国防総省内部のシンクタンクONAで室長を務めていたアンドリュー・マーシャルだとされている。


 このネオコンは1991年1月の湾岸戦争でソ連軍が動かなかったのを見てロシアも「脅せば屈する」と確信、世界制覇は近いと考え、ウォルフォウィッツ・ドクトリンを作成したようだ。その後、ロシア軍は南オセチアやシリアで動き、その強さを世界に示したのだが、ネオコンはそれでもブラフで勝てると信じ、ウクライナへ攻め込んだ。オレンジ革命、そして2013年11月から14年2月にかけてネオ・ナチを手先として利用したクーデターである。


 そのクーデターを仕掛けたのはアメリカのバラク・オバマ政権。指揮したのは副大統領だったジョー・バイデン、国務次官補だったビクトリア・ヌランド、そして副大統領の国家安全保障担当補佐官を務めていたジェイク・サリバン。2021年1月にバイデンが大統領に就任すると、サリバンは国家安全保障補佐官になり、ヌランドは同年5月から国務次官を務め始めた。


 その好戦派はイスラエルの後ろ盾でもある。ガザでの虐殺やレバノンに対する攻撃の背後にもサリバンたちはいるはずだ。イスラエルはアメリカの支援なしに戦争を数カ月以上続けることができない。


 ガザでイスラエル軍は建造物を破壊し、住民を虐殺しているのだが、ハマスを屈服させることができない。レバノンに対する攻撃も成功しそうにない。


 地上戦でイスラエル軍はヒズボラに勝てないと言われていたが、予想通りの展開になっているようだ。ヒズボラが待ち構えている場所へ飛び込み、すでに少なからぬ死傷者が出ているようだ。10月2日にはハレット・アル・マハフェルからレバノンへ侵入しようとしていたイスラエル歩兵部隊とヒズボラが遭遇、激しい戦闘になり、イスラエル占領軍は死傷者を出し撤退したという。死傷者をレバノンから運んでくるヘリコプターが撮影されている。ホワイトハウスの好戦派はイスラエルを救うためにアメリカ軍を介入させようとするだろう。


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