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徽宗皇帝のブログ

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エデンの東 カザンの西
「混沌堂主人雑記」から転載。
スコット・リッターの言葉は非常に冷静で合理的な見方だと思う。
まあ、野次馬的には、モスクワへのドローン攻撃にはキエフへのミサイル10倍返しをしたらいいのではないか、と思うが、プーチンの判断の根底にある冷静さと忍耐力と知識と思考力は凡人のレベルでは理解できないのだろう。

ちなみに「エデンの東」は「楽園追放」の意味である。エリア・カザンは映画「エデンの東」の監督。カザンは下の記事に出て来る地名で、無理にこじつけた。カザンで西側諸国を楽園追放となるか。

(以下引用)

蚊居肢 より
上記文抜粋
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カザンBRICS首脳会議の成否の帰趨
 
◾️スコット・リッター「米国はロシアを攻撃する」
Scott Ritter : US to Attack Russia, in an interview with Judge Napolitano for Judging Freedom, September 11, 2024.
ロシアが大局的な戦略ゲームをしていることを皆に思い出してもらいたい。これらの新兵器が標的に対して解き放たれたところで、戦場での結果は何も変わらない。それが現実だ。


ロシアの仕事は少し難しくなるだろうか? そうだ。
プーチンとその政府にとって政治的に恥ずべきことだろうか? そうだ。


しかし今、プーチンはカザンに集中している。
10月末にBRICS首脳会議が開催されるタタールスタンの都市だ。ここはアメリカ、イギリス、ヨーロッパ、NATOの戦略的敗北が行われる場所だ。


BRICSの拡大には、トルコの可能性も含まれる。アゼルバイジャンが加盟を望んでいることもわかっている。マレーシア、ベネズエラ、エジプト、サウジアラビア、エチオピア、アラブ首長国連邦はすでに加盟している。
ルールに基づく国際秩序の敗北を告げる形で、世界が再定義されようとしているのだ。そしてもちろん、それこそがバイデン政権が言うところの、世界におけるアメリカの役割なのである。バイデン政権の最優先課題は、ルールに基づく国際秩序を守り、維持することである。


このサミットが実現すれば、アメリカは10月に敗北する覚悟はできている。サミットが開催されないようにする唯一の方法は、ロシアが現在発生している挑発行為に過剰反応することである。これは、ロシアに対する世界の印象という地政学的現実を根本的に変えることを意味しうる。


現在、ロシアは世界の大半から責任ある国家と見られている。しかし、ロシアが過剰に反応し、NATOに戦いを挑み、そうすることが正当化されるように紛争を拡大すれば、中国やインドを含む世界中の多くの人々が一歩引いて、『おっ、ちょっと待てよ』と言うかもしれない。


ロシアはそれを望んでいない。彼らはカザンを成功させるためにあまりにも長く、あまりにも懸命に働いてきた。ウラジーミル・プーチンはカザンを成功させるつもりだ。


ブリンケンがキエフにいるもう一つの理由は、プーチンがこのエスカレーションに過剰反応することはないだろうということを物知りの人々からアドバイスを受けているからだと思う。だから、政治的な目的のために、選挙期間中に『ウクライナの自衛を助けるためにできることはすべてやった』と言えるようにやってしまおうというわけだ。

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