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<転載開始>
2024年3月20日
Abbas Hashemite
New Eastern Outlook
ガザ地区でのイスラエル大量虐殺猛攻撃が5カ月経過した後、2024年3月、アメリカが初めて3万8000食を空中投下した。この動きは、その効果のなさと、この戦争におけるアメリカの矛盾する役割のため世界中の援助団体や評論家に大いに批判されている。バイデン政権が打ち出したこの支援計画は、国内外で急増する批判を鎮めるための発散戦術と受け止められており、懐疑的な見方が広がっている。この問題の平和的解決を阻止する上で、バイデン政権は極めて重要な役割を演じてきた。ガザでの人道的停戦を求める国連決議にアメリカは三回拒否権を行使している。
アメリカはイスラエルによるパレスチナ占領の主要支援国だ。第二次世界大戦後、イスラエル建国以来、アメリカは、どの国に対するよりも最大の3180億ドルの援助を提供しているが、パレスチナ当局への援助は110億ドルに過ぎない。ガザ地区での絶え間ない虐殺の中、アメリカは、イスラエルへの軍事・財政援助を強化している。2023年10月7日以降、イスラエルへの緊急武器売却承認をジョー・バイデン大統領は議会に二度要請した。イスラエル・ハマス戦争が始まって以来、イスラエルへの100件以上の武器売却をアメリカ議会は批准している。更に戦争開始一ヶ月以内に、アメリカ議会はイスラエルに対する145億ドル支援を承認した。2016年に発足した計画の下で、アメリカは既に年間約38億ドルの援助をイスラエルに与えている。
最近、ウクライナ、イスラエル、台湾への1060億ドル緊急支援承認をバイデン大統領は再び議会に要請した。アメリカ議会の中には、2024年2月にイスラエルに176億ドルの追加軍事援助の承認を求める議員もいる。しかし、この法案は議会で否決された。ガザにおけるイスラエルの継続的大量虐殺と無差別爆撃の共犯者だとアメリカ合州国は正確に見なされている。10月7日以来、3万1000人以上のパレスチナ人がイスラエル国防軍に殺害された。アメリカ合州国とイスラエルは、この戦争の責任をハマスに負わせているが、ガザの民族浄化の背後で、欧米諸国は何らかの経済的権益を持っていると多くの人は考えている。ガザの人々は飢餓と飢饉に見舞われている。
報道によると、50万人以上のパレスチナ人が差し迫った飢饉の脅威に直面している。230万人以上のガザ住民が十分な量の食料を入手できていない。国連報告書によると、イスラエルは戦争手段として飢餓を意図的に利用している。何百台もの救援トラックがケレム・シャロームとラファの検問所で立ち往生し、ガザ地区へのイスラエル政府の立ち入り承認を待っている。推計によると、ガザの人々用の食料2万1000トンも国連倉庫で眠っている。国連職員によると、2024年2月24日から3月3日の間にガザに入った救援トラックは1000台に満たず、1日に必要な500台を遙かに下回っている。
世界保健機関(WHO)は報告書で、食料や安全な水の入手が不足しているため、人々、特に子どもが栄養失調に陥っていると強調している。ガザではもう普通の大きさの赤ん坊が生まれないという国連の恐ろしい報告はガザの人々の悲惨な窮状を物語っている。更に悲惨なのは、イスラエル国防軍が犯している戦争犯罪を、イスラエル国民の大多数が支持していることだ。ガザでのイスラエル軍の犯罪行為をイスラエル・シオニストは露骨に賛美している。イスラエル・デモクラシー・インスティテュートが実施した最近の世論調査では、ガザの人々への人道援助妨害をユダヤ系イスラエル人の大多数が支持している。
イスラエル軍によるこのような残虐行為や、アメリカ合州国による軍事・経済支援は単なる笑いぐさに過ぎない。バイデン政権が打ち出したこの支援計画は、怒っている民主党有権者をなだめるための発散戦術に過ぎないと世界中の多くの人々は考えている。バイデンは最近民主党の予備選で敗北し、激しい反発に直面している。ガザにおけるイスラエルの戦争犯罪に対するバイデンの支持に抗議して、ほぼ400,000人の民主党有権者が中立を選んだ。世論調査によると、アメリカ人の約57%が、イスラエルとハマスの紛争に対するバイデン政策に不満を持っている。別の世論調査では、前回選挙でバイデンに投票した人の62%が、戦争が終わるまで、イスラエル支援に反対している。
イスラエルとハマスの戦争に関するバイデン政策に彼自身の党内の人々が反対だ。この戦争におけるイスラエル支持に対するアメリカ人の不承認の多さは、国内の様々な州での抗議の波が示唆している。自分たちの税金を、ガザでの大量虐殺を支援するためにバイデン政権が使っているとアメリカ国民は非難している。ガザのユダヤ人団体さえガザでの人道的停戦を求めて抗議している。バイデンは、財政的・軍事的援助を打ち切ることで戦争の平和的解決をイスラエルに強要する能力を持っている。しかし、バイデン政権下のアメリカは、人道的停戦を求める全ての決議に拒否権を行使している。
ハマスが紛争の平和的解決の障害だとアメリカとイスラエルは偽って非難している。ハマスは長年恒久停戦を要求してきた。しかしイスラエルと同盟諸国の経済的野心が、この紛争の平和的解決に対する真の抑止力になっているのだ。アメリカが最近援助計画を開始したのは、バイデン政権が国内で政治的影響力を獲得するために発散しているに過ぎない。この動きは多くの理由から多くの人から大いに批判されている。世界中の専門家や様々な援助団体は、この計画を批判し、ばかげていると言っている。パレスチナ人を助けるのをバイデン政権が真剣に考えているなら、道路によるガザ援助を認めるようイスラエル政府に強制すべきだ。イスラエルによる病院や教会やモスクや難民キャンプ攻撃さえバイデンは阻止できていない。ガザ北部への難民の再定住を遅らせる戦術をバイデン政権は用いている。全体として、ジョー・バイデン大統領下で、ホワイトハウスはアメリカ国民の意思に反する政策を実施してきた。バイデンは、この少額の支援を通じて有権者をなだめようとしている。しかしアメリカ国民の感情は、バイデンの政策が国民の意思に応えていないことを示しており、最近の予備選挙結果で明らかな通り、バイデンは次の選挙で大きな代償を払わなければなるまい。
アッバス・ハシミテは地域および世界の地政学問題評論家、調査分析専門家。現在フリー研究者・ジャーナリストとして活動中。「New Eastern Outlook」独占記事。
記事原文のurl:https://journal-neo.su/2024/03/20/us-aid-for-gaza-a-tool-of-divergence/
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Alex Christoforou Youtube冒頭はセルビア大統領アレクサンダル・ヴチッチ発言。アメリカがテロ警告を出していた。諜報機関が会話盗聴で、テロ計画を知り、モールや人の集まる所に行くなと警告していた。
Moscow, Crocus City Hall; 11 arrested, 4 terrorists captured. Medvedev, terrorists must be destroyed 26:58
クリス・ヘッジズ、アメリカPEN脱退。
The Chris Hedges Report
PEN America Self-Destructs
In May 2013 I resigned from PEN America over the appointment of former State Department official Suzanne Nossel. A decade later, PEN America has become a propaganda arm of the state.Chris Hedges
Mar 23, 2024
今朝の孫崎享氏メルマガ題名
それを見ることが今の私の刺激」(一転)日本危険な瀬戸際。国家権力に反抗するには相当な勇気と智慧がいります。下手すると牢獄に繋がれる。何をするか、わかりませんよ、国家が野心を持つと。」
「ハーシュ氏がスクープ! ロシアとウクライナは数ヶ月前に停戦交渉をできたが、バイデン米政権がウクライナに財政支援を絶つと脅し、頓挫!」
はじめに~ハーシュ氏がスクープ! ロシアとウクライナは数ヶ月前に停戦交渉を開始できたはずだったが、停戦するならば、非軍事の財政支援を絶つと、米バイデン政権がゼレンスキー大統領に対して脅したため成立しなかった!? 米議会予算局(CBO)が今後30年の米国財政と経済を予測! 米国は人口減少と高齢化によって、経済支援を「武器化」する余裕はなくなる!
【本日のニュースの連撃! 2連弾!】
【第1弾! 東京株式市場で日経平均株価が史上初めて4万1000円を超え! 東京エレクトロンなどの半導体関連株と円安による輸出関連株が好調と報じられるが…】外資に「心理的障壁はない!?」令和バブルの天井はどこに!?(『日経新聞』2024年3月22日ほか)
【第2弾! 米国内、特に若い世代の民主党支持者の間で親パレスチナ運動が拡大し、2024米大統領選挙で再選を目指すバイデン大統領の重石に!】国連はガザ人口230万人の70%以上が「壊滅的な飢餓」に直面していると警告、直ちに支援がなければ、120万人あたり240人が毎日飢餓、栄養失調、病気で死亡してゆく!! それでもネタニヤフ首相は「ラファでの地上作戦が必要」と主張! バイデン大統領は軍事支援をやめない!
<転載終了>
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