ライブドアニュースより
https://blogos.com/article/498954/
<転載開始>


サラ金からの借金もないのに、ドアをノックする音に怯える日が来る。=写真はイメージです。=


 これまで取り立て屋が持って行くのは銀行の不良債権や個人・法人の借金のカタだった。


 ところが、今後は年金、税金、ガス電気料金など公共料金の未払い(滞納)を行政に代わって取り立てて行く・・・


 自公や一部の野党議員が議員立法で今国会での成立を目論む「債権回収業に関する特別措置法(通称:金融サービサー法)」の改正だ。


 近日中に法案提出されるとの情報がある。法案提出を阻止するため、一部の有力国会議員、法律家、被害者が、きょう19日、情報交換会を国会内で持った。
 
 国会議員の多くは、この恐ろしい法案に対する知識があまりに薄い。法案の実態を知らないのだ。そこがサービサー業界の狙い目であった。


 コロナ不況により税金や公共料金の滞納は急増している。薄いが広く取り立てることが可能だ。サービサー業界のロビーイング、金融業界の需要もあり、与党と一部の野党議員が法改正に走った。




 与党が圧倒する国会は、法案を出せば通る。



サービサー業界の新年賀詞交歓会。とかくの噂が絶えない先生たちが顔を連ねる。=写真:「貸し手責任を問う会」提供=


 サラ金の取り立て屋が、サラ金から借金をしていないのに取り立てにやってくるのだ。


 税金、年金、健康保険料、電気、ガス・水道料金、果ては奨学金まで・・・滞納を見逃してくれない。


 田中家は税務署に踏み込まれかけたことがある。税務署員は「中に入れろ」と言って我が家の中に入ろうとしたが、女房が体を張って阻止した。


 PCや一眼レフカメラなど金目の物があり、持って行かれる恐れがあったからだ。


 公務員である税務署員だったため手荒なことはされなかったが、プロの取り立て屋だったら、見逃してはくれないだろう。


 貧乏人は逃げることもできず、骨までしゃぶられる。そんな日が間もなくやってくるのだろうか。