ベルギー・ブリュッセルのNATO本部で行われたセレモニーの様子は、NATOのYouTube上の公式チャンネルでも公開された。フィンランドのニーニスト大統領やNATOのストルテンベルグ事務総長が演説した後、フィンランド国歌が演奏されるとともに国旗が掲げられた。
ロシア外務省は、フィンランドのNATO加盟は、同国がNATO加盟をめぐる国民投票を実施せず、加盟による影響を十分に分析することなく、当局が世論を適切に考慮せずに行った「性急な措置」であるとしている。さらに同省は、フィンランドの加盟がロシア政府との関係に影響を与えることは避けられないと指摘している。
同省は、フィンランドのNATO加盟により、ロシアとNATOの直接的な接触線は2倍以上の長さになったと指摘している。さらに同省は、その結果として、北欧地域の情勢が劇的に変化し、ロシアはフィンランド側が何らかの動きをみせれば、脅威を排除するための軍事的・技術的な対応策を取らざるを得なくなるだろうとの考えを示している。
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