この記事の中に「極右政党」とは何か、その「極右政党」の政策は何かが一言も書かれていないのである。同様に、マクロンの政策がことごとく民衆の反発を受けてきたことも書いていない。特に移民政策やウクライナ戦争への関与だ。そもそも、政治経歴がゼロに等しいマクロンがなぜフランスの大統領になれたのかが、おかしな話だ。ロスチャイルドの手下だから、以外の理由を考えるのは困難だろう。
民衆は、もはやユダ金マスコミを信じるほど愚かではない。
(以下引用)
ヒュー・スコフィールド、パリ特派員
フランスで6月30日に行われた国民議会(下院、定数577)選挙の第1回投票で、マリーヌ・ル・ペン氏率いる極右「国民連合」(RN)が最大勢力になる見通しとなった。エマニュエル・マクロン大統領の与党連合を抑えての勝利は、6月上旬の欧州議会選挙(定数720)に続くもので、フランスの政治を根底から覆すという目標への道を順調に進んでいる。
これからの何日かで、第2回投票で反「国民連合」票を集結させるために中道や左派の候補者が撤退するという話や、かつての共和主義戦線(極右勢力の排除で他の政党がまとまっていた)の消滅を嘆く声が多く聞かれるだろう。
しかし、第1回投票から導き出される唯一の結論、つまり、現在は「国民連合」が間違いなくフランスで優勢な政治勢力であることを覆すには、とてつもない大逆転が必要になる。
とはいえ、今後一週間で決着することがかなり重要であることに変わりはない。
極右政権は国民議会で過半数を確保し自由に活動できるようになるのか、それとも議会で分断が生じ、極右政権はほとんど何もできなくなるのか。選挙結果次第で状況は異なってくる。
現時点では、「国民連合」は260~310議席を獲得すると予測されている。国民議会(定数577)の絶対多数が289議席であることを考えると、まだまだ勝負が続くことは言うまでもない。
電撃的選挙、「国民連合」反対派の票はどうなる
エマニュエル・マクロン大統領率いる中道勢力と、左派連合の「新人民戦線(NFP)」は、それぞれの大義へのダメージを抑えるため、7月7日の第2回投票で戦術的に投票するよう支持者に呼びかけるだろう。たとえ自党の候補者が敗退したとしても、有権者は各選挙区で「国民連合」の候補者に対抗できる人物を選ぶよう促されることになる。
しかし、政党がこのような指示をすると問題が生じてくる。政党に耳を傾ける人がどんどん少なくなるのだ。
「国民連合」への投票につきものだった気まり悪さを消し去るのには、長い時間がかかった。しかし今や、その取り組みは確実に完了したと断言できるだろう。
「国民連合」反対派にとって難しい点はほかにもある。第2回投票ではいわゆる「3者間投票」が多発する。言い換えれば、7日に票を争う候補が2人ではなく3人いる選挙区が複数あるのだ。通常は中道派、極右、左派から1候補ずつが並び立つ。
「3者間投票」が多発する要因は、投票率の高さにある。これ自体が大きな賭けがもたらした結果だ。
また、選挙キャンペーンが電撃的に始まったことで小政党がまとまらず、中道、極右、左派に票が集中したことも背景にある。
一つの選挙区で3政党の候補が争えば、「国民連合」反対派の票がまとまりにくくなるのは明らかだ。多くの選挙区では中道や左派の候補が手を引くだろうが、すべての選挙区でそうなるわけではないだろう。
概して、この国は今や極右の勝利は避けられないという感覚にとらわれているように見える。
かつては想像すらしなかった重大な事態が、現実のものとなりつつある。
とりわけパリのような大都市では憂うつな雰囲気が漂い、膨大な数の人を落胆させ、憤らせている。
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