三菱電機社員の自殺の多さについては前に記事を転載したことがあったと思うが、めでたくブラック企業大賞連覇であるようだ。
そもそも、戦後に財閥解体されたはずの三井や三菱などが今でも大企業であること自体がおかしいのだが、それは措いとくとしても、これくらいの有名企業なら、入社する社員もまず優れた素質を持っている青年たちだと考えるべきだろう。そうした有為な青年が、なぜ自殺するような企業風土なのか。おそらく、異常なパワハラ風土があるのだと思う。だいたいにおいて、無能な人間が社内政治で地位が上になると最低な上司になるものだ。そして、社員は「使い捨て」になる。
まあ、企業だけでなく、政治から何から、腐った組織が多い。やはりそこには、政治で言えば二世三世議員のような、「見えない身分社会」が作り出す腐敗現象があるのだと思う。電通など、コネ入社の社員しかいないのは、一部では有名である。
ブラック企業大賞、三菱電機が「連覇」 立て続けに社員が過労自殺
© 毎日新聞 三菱電機のロゴ=笹子靖撮影
弁護士や大学教授、ジャーナリストらで作る「ブラック企業大賞実行委員会」は23日、労働環境を巡る今年の「ブラック企業大賞」に、昨年と同じ三菱電機を選出した。立て続けに複数の社員が過労で自殺していた点などを問題視した。
同社のほか、今年は過去に大賞を受賞したセブン―イレブン・ジャパン、電通の2社を含む計9団体をノミネート。地方自治体としては唯一、長崎市役所も候補に選んだ。
ブラック企業大賞は、労働基準法に違反する長時間労働の強制やパワハラ、残業代未払いなどを意図的に従業員に強いている企業を「表彰」し、過酷な実態を強調するのが狙い。2012年に始まり、今回で8回目。【梅田啓祐】
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