(ブルームバーグ): 中国の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)は11日に開いた全体会議で、李克強氏に代わる新たな首相として、習近平国家主席の側近であり、共産党序列2位の李強・政治局常務委員を選出した。賛成2936票の圧倒的支持を得る一方、反対が3票、棄権は8票あった。


  国家監察委員会主任には劉金国氏、最高人民法院院長には張軍氏、最高人民検察院検察長には応勇氏がそれぞれ選ばれた。2期10年の首相任期を務めた李克強氏は引退が確定した。


  前の上海市トップ、共産党委員会書記だった李強氏は、新型コロナウイルスの感染拡大抑制に向け、昨年春に実施した長期のロックダウン(都市封鎖)が、市民の不満や経済の混乱を招いたが、その後最高指導部の政治局常務委員に就いた。


  全人代のウェブサイトに掲載された発表によれば、13日午前10時半(日本時間同11時半)から首相として初の記者会見に臨み、内外のメディアから質問を受ける予定だ。

China's Leadership Holds Annual Two Sessions Political Meetings - Fourth Plenary Meeting
China's Leadership Holds Annual Two Sessions Political Meetings - Fourth Plenary Meeting© Photographer: Lintao Zhang/Getty Images

原題:China’s Leadership Takes Shape as Xi Aide Claims Premier Job (2)、China’s New Premier Li Qiang to Speak at Monday Presser(抜粋)


(国家監察委員会主任などの人事を追加して更新します)


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