大阪府吹田市のホームセンターが焼けた火事。使用済みのボタン電池から火が出た疑いが強いことがわかりました。

28日、吹田市の「コーナン千里山田店」で火事があり、2階建ての建物およそ3000平方メートルがほぼ全焼しました。店は開店前でけが人はいませんでした。

その後の捜査で、まとめて保管されていた使用済みのボタン電池同士が接触し火が出た疑いが強いことがわかりました。

～実験・製品評価技術基盤機構～
この実験映像によると、乾電池とボタン電池が接触することで…「パンッ」と破裂して、火が出ます。電極が重なり合うと、過充電によって発熱し、火が出ることがあるのです。

火事があった店では万引き防止用のタグのボタン電池を廃棄するために袋に入れて保管。防犯カメラには午前6時半ごろ、袋から火花が上がり、まわりに引火する様子が映っていたということです。

警察や消防は、一般家庭でも起き得る火事だとして「電池を接触させないよう保管や廃棄の際はテープを巻くなどしてほしい」と注意を呼び掛けています。