「マタイによる福音書8」
28 それから、向こう岸、ガダラ人(びと)の地に着かれると、悪霊につかれたふたりの者が、墓場から出てきてイエスに出会った。彼らは手に負えない乱暴者で、だれもその辺の道を通ることができないほどであった。
29 すると突然、彼らは叫んで言った。「神の子よ、あなたはわたしどもと何の係わりがあるのです。まだその時ではないのに、ここにきて、わたしどもを苦しめるのですか」。
30 さて、そこからはるか離れた所に、おびただしい豚の群れが飼ってあった。
31 悪霊どもはイエスに願って言った、「もしわたしどもを追い出されるのなら、あの豚の群れの中につかわして下さい」。
32 そこで、イエスが「行け」と言われると、彼らは出て行って、豚の中にはいり込んだ。すると、その群れ全体が、がけから海へなだれを打って駆け下り、水の中で死んでしまった。
(以下「櫻井ジャーナル」から転載)
2020.11.25
有力メディアの報道を見聞きしていると、世界の街角に「新型コロナウイルス」が原因で死んだ人の体が転がっているかのようだが、勿論、そうした光景は見られない。そうした光景がどこかで見られるなら、彼らは大いに宣伝することだろう。
いわゆる「新型コロナウイルス」とはSARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)を指す。このウイルスが原因になり、COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)が引き起こされるというわけだ。
ウイルスの名前にあるように、重症急性呼吸器症候群の患者が爆発的に増えていなければおかしいのだが、そうしたことが起こっているようには思えない。COVID-19という悪霊が存在しているのは政府やメディアが流す話の中だけだが、多くの人びとはその悪霊に怯え、主権やプライバシーを放棄した。そして経済は麻痺し、社会は収容所化している。
この悪霊を利用して資本主義を大々的に「リセット」するべきだと主張している人がいる。WEF(世界経済フォーラム)の創設者、クラウス・シュワブだ。その核になるのがエレクトロニクス技術だが、次期大統領になるはずのジョー・バイデンは軍需企業だけでなく、シリコン・バレーからも多額の寄付を得ていた。
昨年10月18日にニューヨークで実施されたイベント201、コロナウイルスが全世界で流行するというシミュレーションにWEFも主催者に名を連ねている。そのほかの主催者はジョンズ・ホプキンス健康安全保障センターとビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団だ。そのシナリオによると、ブラジルの農場で感染は始まり、ポルトガル、アメリカ、中国など多くの国へ感染は拡大、18カ月後には6500万人が死亡するということになっていた。
このシナリオ通りにコロナウイルスが爆発的に感染者を増やしているとされているが、死亡者はそこまで増えていない。本ブログでも紹介してきたようにアメリカやヨーロッパでは大幅に死者数が水増しされているのだが、限界があるようだ。
感染者とされているのはPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査で陽性になった人だが、この検査でウイルスの存在を確認することはできない。PCR検査を開発し、1993年にノーベル化学賞を受賞したキャリー・マリスもこの方法をウイルスの検査に使ってはならないと繰り返していた。そもそもPCRで調べられるのはウイルス遺伝子の300分の1にすぎないということもあるのだが、変異速度の速さも問題になるようだ。
ドイツのBioNTechと共同で開発でSARS-CoV-2向けワクチンを開発しているファイザーの副社長だったマイク・イードンはPCR検査で陽性になった人の半数、あるいは大半が擬陽性だと推測している。
SARS-CoV-2に感染者しているかどうかを判定するためにPCRを使うのは適切でないとする声は小さくないのだが、そうした声を無視する形で感染拡大の宣伝に利用され、支配者たちは社会のリセットへ向かって突き進んでいる。本ブログでは繰り返し書いてきたが、リセットされた先にはファシズムがあり、そこではエレクトロニクス技術による管理が徹底されることになるだろう。人口の削減も予定表に書き込まれているはずだ。
かつて、人びとを操るために「地獄」という恐怖が利用された。今は「新型コロナウイルス」という悪霊が使われている。人間は進歩していないようだ。
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