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徽宗皇帝のブログ

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地球の「極の移動」と「地軸の移動」と「気候変動」
「大摩邇」所載の「in deep」記事だが、後半の内容はあまり賛成できないというか、真面目に読んでいないので、省略する。問題は「地球の地軸の傾きの角度が変わってきている可能性が高い」ということで、これがさいきんやかましく言われている「異常気象」の真の理由であって、「地球温暖化説」や「二酸化炭素犯人説」など愚の骨頂だと私は見ているのだが、これはもう何年も前に書いている。
そもそも、洗濯機の中の洗濯物だって始終位置が変わるのだから、太陽系という洗濯槽の「洗濯物」のひとつである地球が永遠に同じ回転軸角度のままでいると思うほうがおかしい。そして、地軸の傾きが変われば気候に変動が起こるのは当然すぎる話だ。太陽に対する傾きによって四季の変動が起こるのだから、その傾きが変わることは大問題だろう。そして、地磁気というのは、地球の回転によって生じると私は思っている。磁石を回転させて電流が発生するのは知られているが、磁性体の回転の角度の変化でその電流の方向にも変化は当然出るだろう。まあ、小学校中学校と理科が大の苦手だった私の話を真に受けなくてもいいが、地球の太陽に対する角度が変わっただけでも地球の気候に大変動は起こるというのは確実だと思う。
つまり、「極の移動」は「地軸そのものの移動」を示している、と私は思っているわけだ

(以下引用)

地球の「極の混乱した移動」は今後どうなるのか

地球の北極(地名としての北極ではなく、北の磁場の極としての北極)が、非常に早いペースで「移動」していることを知ったのは、10年以上前でした。以下の記事は 2010年の単なる翻訳記事ですが、その頃に知ったのです。


加速するポールシフト: この100年間での極の移動の距離はすでに1100キロに
投稿日:2010年10月09日


この 10年前の記事では「移動距離は 1100キロに」とありますが、後でふれますが、その後の 10年で「さらに数百キロ移動」しています。


以下は、京都大学大学院 の地磁気世界資料解析センターにある資料ページからですが、1900年から 2020年までの 120年で、北の磁極はこんなに移動しています。


過去120年の地球の北の磁極の移動

京都大学 地磁気世界資料解析センター


 


そして実は「 21世紀に入って移動速度が急激に加速化している」のです。


以下の図は、2019年の科学誌ネイチャーに掲載された図で、数字は年代です。
この年代から、


1900年から 2000年までの 100年間の移動距離



2000年から 2020年までの 20年間の移動距離


「ほぼ同じ」であることに気づかれると思われます。


速度と移動距離が、21世紀に入って数倍加速しているのです。


1900年から2020年までの磁場の移動

nature


このネイチャーの論文のタイトルは以下のようなものでした。


地球の磁場が暴走しているが、地質学者たちはその理由を知らない
Earth’s magnetic field is acting up and geologists don’t know why


 


なお、NOAA (アメリカ海洋大気庁)のニュースリリースによれば、この北の磁極の移動距離は、 2020年の段階で、


「 1831年以来、2250キロメートルに及んでいる」


のだそうです。日本の本州の長さが約 1500キロメートルですので、かなりの距離を移動しているといえます。また、その多くが 21世紀になってからのものです。


重要なのは「磁極が移動している理由」についてですが、まあ、上のネイチャーの論文に「地質学者たちはその理由を知らない」とありますように、実際のところはわからないのですが、先ほどの京都大学の解析センターの資料で、「これかもしれないな」ということにふれられています。


私がこのことを知ったのは、2019年の 12月なんですが、


「そんな事実があったのかよ」


と驚きました。


地球の磁極としての磁場は「南北のふたつではない」のです。


「地球には、磁極と共に《ニセの磁極》がある」


のでした。


つまり「4つある」と。


以下の記事に、京都大学 地磁気世界資料解析センターの資料を載せています。


地球の磁場は「移動する強大な偽の磁極」により乱されていた
投稿日:2019年12月11日


その京都大学の資料に以下の表記がありました。
太字はこちらでしています。


京都大学「地磁気世界資料解析センター」の資料より


現在、 日本付近で磁北が地理的な北よりも西に向いている原因としては、 シベリアに見られる地磁気の異常分布の影響があげられる。


……バイカル湖の北の地域は磁北極からかなり離れているにもかかわらず、 北半球でもっとも地磁気が強くなっており、 あたかも磁極があるかのような「偽磁極」とでもいうべき分布をしている。

……1800年頃からこのような地磁気の異常分布が顕著となり、 日本付近では磁北もこの「偽磁極」に引かれる形で、 地理的な北よりも西を向くようになったようで、 今なお続くこの「偽磁極」の発達が日本付近での偏角の西向きへの変化や、 磁北極のシベリア方向への急速な移動に影響を及ぼしているものと見られる。 磁石の北と地磁気極と磁極


京都大学の図ですと、以下のようになっています。



 


この「ニセの磁極」は、地球の本来の磁極ではないのですが、では何が作り出しているかといいますと、先ほどの京都大学の資料に、


> 地磁気の異常分布の影響


とありますように、「強い地磁気が、地球の本来の磁極の動きを乱している」と考えられるということになります。


地磁気によるニセの磁極が本物の磁極に混乱を与えている。


しかし、そもそも「地磁気の発生要因とは何か?」ということについては、現在の地質学では、


> 地磁気の成因の99%は地球内部にあり、1%は地球外(太陽表面からの荷電粒子等)にある。 地磁気


とありますが、その後半の説明部分の、


> 地磁気の発生原因は、今でも完全には解明されていない。地磁気


という部分が大きいと思われます。


私自身は、地球の磁気を支配している要因のかなりの部分が太陽によってのものだと思っています。


このことは、別の話となりますが、先ほども書きましたように、「 21世紀に入ってから、地球の磁気の移動距離がさらに大きくなっている」ということと、


「 21世紀の太陽の異常」


がリンクしていることからも思う部分ではあります。


 

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