強い寒気や低気圧の影響で、日本列島は6日も日本海側を中心に大雪が降った。福井県では記録的な大雪となり、福井市では1981年以来37年ぶりに最大積雪が130センチを超えた。
日本海側は8日にかけて雪が続くほか、四国から東海の太平洋側でも7日にかけて大雪が予想される。気象庁は、大雪による交通の乱れや雪崩などに注意を呼び掛けた。東北、北陸の海上では強風や高波にも警戒が必要。
総務省消防庁がまとめた4日以降の大雪被害によると、新潟、富山、石川、福井の4県で計19人が重軽傷を負った。福井市消防局などによると、6日午前、市内の駐車場の雪に埋もれた車内で50代男性がぐったりしているのが発見され、その後死亡が確認された。一酸化炭素中毒の可能性があるという。
全日空は6日の富山・小松両空港の発着便、日本航空も小松発着便が全便欠航した。JRも信越線新津-直江津間や北陸線敦賀-金沢間などが終日運休した。
6日午後5時までの24時間降雪量は、石川県加賀市81センチ、福井市65センチ、富山県高岡市52センチだった。国土交通省が石川県白山市に設置した積雪計では午前9時に622センチを観測した。
7日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で、東海、北陸60センチ、東北、近畿50センチ、中国40センチ、北海道、関東甲信、四国30センチ、九州北部20センチ。
その後、8日午後6時までの24時間降雪量は多い所で、北陸40~60センチ、東海30~50センチ、東北、関東甲信、近畿20~40センチと予想される。 (了)
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