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徽宗皇帝のブログ

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政府による「病床数削減」の目的は何か
私は政府がやっきになって進めている、この「病床数削減」の意味や意図がまったく分からないのだが、この記事の末尾に書かれた部分によると、「医療費削減」が目的らしい。全国の病床数を減らせばなぜ医療費が削減できるのか、そこが私には分からない。それに病床の稼働率は病院経営者の個人的問題であって、政府とは何の関係もないだろう。病床の大半がカラッポなら慶賀すべきことであり、それでデメリットがあるのは病院経営者だけだ。で、デメリットがあるなら自分で勝手に病床を減らせばいい。(まあ、法律上の問題があってそれができないのかもしれないが、それならその部分の法律を改定すればいいだけだ。)それを、補助金まで出して一律に全国の病床数を減らそうとするのは何の意味があるのか。
まあ、「新ベンチャー革命」氏が言う、老人人口の削減が目的だ、という説もあるが、全国の病床を減らせば老人が大量に殺処分できるということもないだろう。
しかし、この新コロ騒動の中でも政府が全国の病床数を減らそうとしているのは事実である。まったく、ミステリーである。

(5月22日追記)「ネットゲリラ」常連もりへー氏の投稿の一部である。


EMIL @emil418


>消費税使って病床減らす法案が可決成立しました。倉林明子議員の反対討論です。 補助金により昨年度は2700床、今年は消費税195億で1万床削減される。そもそも「地域医療構想」は新興感染症のパンデミックを想定していない。病床削減の補助金は廃止し予算は医療従事者に廻すべき。#病床削減やめろ




(以下「リテラ」記事の最初のページだけ引用)

病床を削減した病院に消費税でご褒美で1万床カット…病床削減推進の改正医療法が自公、維新の賛成で成立か Twitterデモで抵抗を

病床を削減した病院に消費税でご褒美で1万床カット…病床削減推進の改正医療法が自公、維新の賛成で成立か Twitterデモで抵抗をの画像1
三原じゅん子副大臣の遅刻で採決が見送られたが、形だけの謝罪で強行採決へ…/三原じゅん子オフィシャルサイトより


 コロナ医療崩壊が起きている中、病床を確保するどころか、全国の病院の病床数をさらに「1万床」ぶん削減、しかも削減した病院に消費税を使って“ご褒美”の補助金を支払う──。そんな法案がきょう、成立しそうになっていると聞かされて、あなたは信じることができるだろうか。


 しかし、これは妄想でもフェイクでもなんでもなく、まぎれもなくいま、起きている事実だ。くだんの狂った政策を可能にする医療法改正法案はすでに衆院で、自民、公明の与党に加え、維新、国民民主も賛成して可決。


 次は参院に送られ、まず、13日に参院厚労委員会で採決される予定で進んでいたが、周知のように、予定していた三原じゅん子厚労副大臣が30分遅刻したことで見送られた。


 だが、三原副大臣が形だけ謝罪したことでみそぎは済んだとばかりに、きょう夕方、与党が採決しようとしているのだ。


 しかし、問題は三原副大臣が遅刻したからどうというようなものではない。この法案が成立したら、国民の命がさらに危険に晒されるのは確実だということだ。


 そもそも、今回の法案に盛り込まれている「病床削減支援給付金」制度は2020年度からスタート。大阪府123床、兵庫県79床など、全国で約2700床が削減された。


 その結果、何が起きているかは、大阪や兵庫の現在のひどい医療崩壊を見れば、明らかだろう。削減された病床は、コロナ病床ではないが、多くが急性期病床である。コロナの感染拡大で、医療資源が奪われ、コロナ以外の救急患者などへの対応も困難になっている状況も指摘されているが、これはこの制度によって、急性期病床が減らされていることと無関係ではないはずだ。


 ところが、菅政権は、今回の医療法改正で、さらに1万床カットし、削減した病院に消費税を使って“ご褒美”の補助金を支払う政策を強行しようとしているのだ。


 しかも、この改正案にはほかにも、高齢者の負担を倍増させ、医師の残業をさらに増やすという、今の状況に完全に逆行している内容が含まれている。


 このとんでもない動きに、Twitterでは〈#病床削減推進やめろ〉デモも起こり、38,000ツイートを突破、トレンド入りした。しかし、ほとんどの国民はこんな法案が成立することすら気づいていない。


 なぜなら、マスコミがほとんど取り上げていないからだ。三原じゅん子の遅刻問題を報じても、この法案の中身をきちんと批判するような報道もない。そして、自民党公明党だけでなく、維新も国民民主党も賛成に回っている。


 本サイトでは、5月4日、この医療法改正、病床削減がいかに恐ろしい結果を招くか、大阪の現状と重ね合わせながら検証する記事を掲載している。改めて掲載するので、一人でも多くの人に拡散してほしい。


編集部


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