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徽宗皇帝のブログ

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東京中心主義と江戸中心主義
記事真ん中に引用されている記事はまだ読んでいないが、それに関して書かれた野次馬氏の解説だけで十分である。卓見だろう。自称経済評論家の皆さん(実は大企業経営者のごますりをする御用評論家連中)は野次馬氏に教えを乞うといい。
とにかく、「東京中心主義」が日本(政治も経済も文化もすべて)衰退の根本原因ではないかと思う。もちろん、一極集中のメリットというのはあるだろうが、東京だけが日本ではない。政府というのは東京だけを考えるのではなく日本全体を考えるのが当然の姿勢である。逆に、沖縄敵視政策などを見ると、日本の企業人も政治家も官僚もマスコミも日本ではなく東京しか頭に無いように思える。大企業が世界を見る目が無い、というのも、鎖国時代の江戸幕府のお偉方と同じで、江戸経済(百姓から搾り取って武家階層や上級国民に回すこと)と江戸文化しか実は頭に無いからだろう。
なお、江戸幕府は親藩譜代以外の他藩を恐れていたため、その対策しか頭に無かったので、海外からの侵略にまったく抵抗できなかった、ということは教訓的である。要するに、日本人上級国民は視野が極度に狭いのである。

(以下引用)



従軍慰安婦のせいで日本製のTVが売れない、という話なんだが、まぁ、カンタンに言ってしまえば、日本のメーカーが世界戦略を間違えた、というそこに尽きる。アナログ時代の受像機は技術力の差が出やすく、米軍のモニター画面は全部、ソニー製のトリニトロンだったという話もあるんだが、デジタル時代になり、画面が液晶になると、高度な技術力は要らなくなった。一方で、世界中で貧しい国の貧しい人たちにも、安くなったTVを購入する余裕が出て来て、新しい技術で作られた安いTVの需要がどんどん増える。ところが、原価が安くなっても売価を安くしたくない日本メーカーは、強固に抵抗し、どうでもいいような付加価値を付けて高値で売ろうとした。その隙に、韓国メーカーが安くてそこそこ値段のTVで世界を席巻してしまった。

どうしても見逃せないのが、日本製品の海外での扱いに関する見解。海外のホテルに設置されたテレビが日本製から韓国製に取って代わられた原因は、日本の技術力が落ちたせいでなく、中国や韓国が組織だって日本の評判を落としたためと断言しています。
液晶テレビのコモディティ化が進んで差別化を図れなくなる中、普及価格帯のモデルを中心に価格競争力でアジア勢に遅れを取り、日本勢が真綿で首を絞めるようじりじりと追い詰められていったことは周知の通り。
そんな事業環境にもかかわらず、パナソニックはプラズマテレビの生産を強化、シャープも起死回生を賭けて「液晶一本足打法」を強化して見事爆死するなど、経営判断のまずさも相まって、気が付けばテレビを自社生産する日本メーカーはほとんどなくなってしまいました。
また、LGがいち早く大画面テレビへの採用にこぎ着けた「有機EL」や「マイクロLED」といった「ポスト液晶」の技術でも韓国勢に先行されてしまい、もはや日本の技術面でのアドバンテージは失われているのが現状です。
このように"純粋にビジネスで負けている"現状すら認識できていない杉田議員の知見はあまりに浅いと言わざるを得ません。「歴史戦」で世界に日本の恥を発信するより先に、学ぶべき事は数多くあるのではないでしょうか。

もちろん、日本の電機メーカーもそれぞれ海外の主要都市に営業拠点を持っているんだが、日本の本社が海外に目を向けない。向けても、アメリカ・ヨーロッパだけ。バンコクでおいら、日本の駐在員、それも管理職クラスが溜まり場にしているクラブで毎晩飲んでいたので、連中はよく知ってます。東京本社は唯我独尊、バンコクなんか、地の果てのドサ回りだと馬鹿にしている。アジアでのエリートはシンガポールw いやいや駐在員で威張れるのは、せいぜいロンドン、ニューヨークあたりまでw 東京に居座って世界を見てないから取り残される。一方で韓国メーカーは、最初から自分の国をアテにしてない。市場規模が小さいからだ。最初から世界市場だけを見ている。




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