東京大の大沢昇平特任准教授(31)が、自身の経営する会社で「中国人は採用しない」などと、ツイッターに書き込んでいたことがわかり、東大は24日、ホームページ(HP)上で「差別や不寛容は許さない。不快に感じられた皆様に深くおわびします」と謝罪した。
大沢特任准教授は大学院の情報学環・学際情報学府に所属する一方、AI(人工知能)開発会社を経営。20日、自身のツイッターに「弊社では中国人は採用しません」「中国人って時点で書類で落とします」などと投稿したという。
自己紹介欄に東大の教員と記載されており、大学に苦情が寄せられていた。東大はHP上で、書き込みは大学の活動とは関係ないと説明。「(大学院の教員から)こうした書き込みがなされたことは遺憾」として謝罪した。
大沢特任准教授は現在、東大の講座「情報経済AIソリューション」を担当する。同講座は、インターネット証券大手・マネックスグループなど3社の寄付で運営されており、3社はそれぞれ今回の問題を受け、寄付を停止する方針をHP上で発表した。
コメント