忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

物事を疑うことが社会を正常にする
「逝きし世の面影」から転載。
本庶佑博士のインタビューの一部である。
すべてを疑う、というのは科学者の、いや、社会人の基本姿勢である(べきだ)と思うのだが、日本では人の言葉を疑うのは当人自身の「性格が悪い」ということにされる。物事を疑わない人間が善人、というわけだ。
ただし、そういう風潮を利用して社会の上位に行く人間の多くが詐欺師であるのは当然のことだろう。誰もが人を疑わない社会なら、私のように嘘と演技が苦手で下手くそな馬鹿でも詐欺師になれる。





(以下引用)


研究で大事なのは「自分の目で確信ができるまでやる」


会見では、報道陣から「研究にあたって心がけていることやモットーは」と問われる場面も。
本庶氏は著名な科学誌「ネイチャー」と「サイエンス」を挙げてこう語った。
------
私自身の研究(でのモットー)は、「なにか知りたいという好奇心」がある。それから、もう一つは簡単に信じない
よくマスコミの人は「ネイチャー、サイエンスに出ているからどうだ」という話をされるけども、僕はいつも「ネイチャー、サイエンスに出ているものの9割は嘘で、10年経ったら残って1割だ」と言っていますし、大体そうだと思っています。
まず、論文とか書いてあることを信じない。自分の目で確信ができるまでやる。それが僕のサイエンスに対する基本的なやり方。
つまり、自分の頭で考えて、納得できるまでやるということです。
------
子どもたちに育んでほしい「不思議だなと思う心」
将来、研究者の道に進む夢を見る子どもたちに、どんなことを伝えたいか。
本庶氏は、こんなメッセージを語った。
------
研究者になるにあたって大事なのは「知りたい」と思うこと、「不思議だな」と思う心を大切にすること、教科書に書いてあることを信じないこと、常に疑いを持って「本当はどうなっているのだろう」と。
自分の目で、ものを見る。そして納得する。そこまで諦めない。
そういう小中学生に、研究の道を志してほしいと思います。
------
あくまで「自分の目」で確かめて納得することの大切さを重んじる、本庶氏らしいメッセージだった。
10/1【BuzzFeed Japan / 吉川慧】

★注、
非常に厳しい基準を設け、掲載する前に厳しい査読( peer review、ピア・レビュー)を行うことで有名なサイエンスやネイチャーのような一流科学誌でも『9割が嘘』なら、近頃雨後の竹の子のように林立する購読料とか掲載料など営利目的の三流学術誌ならほぼ100%が嘘の可能性がある。Natureやscience など1流誌でも1割しか有用では無かったのである。(9割はゴミ)




拍手

PR

コメント

コメントを書く