「妄想と偏見の人」東海アマ氏のブログ記事だが、この部分は非常に面白い指摘をしているので転載し、考察してみる。
(以下引用)
翻って考えると、我々の文明そのものも、余計なものをたくさん作りすぎてしまい、後始末もできなほどのガラクタが貯まって未来を圧迫している。
みんなが「人類を救う未来の技術」と勘違いさせられているAI社会、宇宙開発や核開発も、実は、百害あって一利もない、人類の未来には何一つ貢献しないガラクタにすぎないことを理解できている人は、ほとんどいない。
それらは、戦争が消えれば必要のない技術なのだ。
ほとんどの人は、あたかも、人類に永遠の未来があって、どんな恐ろしい負の遺産でも、未来の人類が適当に始末をしてくれるだろうとの身勝手に決めつけている。
この未来に対する根拠のない希望によって、見切り発車した事業がゴマンとあるのだ。
(以上引用)
「宇宙開発」や「核開発」が「百害あって一利なし」であるのに同意する人は、私も含めて多いだろう。それらが「戦争が消えれば必要のない技術」だというのも卓見である。
だが、それらの「不要なガラクタ」の中に「AI」を入れているのが珍しい。私も、この大胆な意見に虚をつかれた感じだ。で、考えてみると、AIはメリットよりデメリットが多いのではないか、という考えにも一理あり、そして、多くの人が見落としがちなのは「AI(生成AI)」は普通のコンピューターとは別物という視点だ。その使用が人類社会を向上させ幸福にするか、それとも不利益を生み、不幸にするか、後者の視点がほぼゼロであるのが実は問題なのではないか。
すでに、生徒が教師に課された課題を生成AIで作成する「不正行為」は蔓延し、それが不正行為であるという認識すら無いのではないか。
つまり、「考える」代わりに、「先人の作った答え」で代用するわけだから、もはや人間は「考える動物」ではなく、AIの末端でしかないのである。
AIのほうが「正確な答え」を出すからそれでいいじゃないか、とするなら、人間はもはや食って寝て性交して排便するだけの存在だろう。それこそ世界人口削減されて当然の存在ではないか?
フレドリック・ブラウンにこういうショートショートがある。
ある科学者が、世界中のコンピューターを接続して、世界のあらゆる知識をそのコンピューターに入れ、そして最初の質問をした。
「神は存在するか?」と。
数秒の後、答えが出た。
「さよう、今こそ神は存在する!」
科学者は恐怖に駆られ、コンピューターの電源を切ろうとしたが、その時天から落雷があり科学者を黒焦げにした。
という話だ。
(以下引用)
翻って考えると、我々の文明そのものも、余計なものをたくさん作りすぎてしまい、後始末もできなほどのガラクタが貯まって未来を圧迫している。
みんなが「人類を救う未来の技術」と勘違いさせられているAI社会、宇宙開発や核開発も、実は、百害あって一利もない、人類の未来には何一つ貢献しないガラクタにすぎないことを理解できている人は、ほとんどいない。
それらは、戦争が消えれば必要のない技術なのだ。
ほとんどの人は、あたかも、人類に永遠の未来があって、どんな恐ろしい負の遺産でも、未来の人類が適当に始末をしてくれるだろうとの身勝手に決めつけている。
この未来に対する根拠のない希望によって、見切り発車した事業がゴマンとあるのだ。
(以上引用)
「宇宙開発」や「核開発」が「百害あって一利なし」であるのに同意する人は、私も含めて多いだろう。それらが「戦争が消えれば必要のない技術」だというのも卓見である。
だが、それらの「不要なガラクタ」の中に「AI」を入れているのが珍しい。私も、この大胆な意見に虚をつかれた感じだ。で、考えてみると、AIはメリットよりデメリットが多いのではないか、という考えにも一理あり、そして、多くの人が見落としがちなのは「AI(生成AI)」は普通のコンピューターとは別物という視点だ。その使用が人類社会を向上させ幸福にするか、それとも不利益を生み、不幸にするか、後者の視点がほぼゼロであるのが実は問題なのではないか。
すでに、生徒が教師に課された課題を生成AIで作成する「不正行為」は蔓延し、それが不正行為であるという認識すら無いのではないか。
つまり、「考える」代わりに、「先人の作った答え」で代用するわけだから、もはや人間は「考える動物」ではなく、AIの末端でしかないのである。
AIのほうが「正確な答え」を出すからそれでいいじゃないか、とするなら、人間はもはや食って寝て性交して排便するだけの存在だろう。それこそ世界人口削減されて当然の存在ではないか?
フレドリック・ブラウンにこういうショートショートがある。
ある科学者が、世界中のコンピューターを接続して、世界のあらゆる知識をそのコンピューターに入れ、そして最初の質問をした。
「神は存在するか?」と。
数秒の後、答えが出た。
「さよう、今こそ神は存在する!」
科学者は恐怖に駆られ、コンピューターの電源を切ろうとしたが、その時天から落雷があり科学者を黒焦げにした。
という話だ。
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