ビジネス「流行語」としての「インバウンド」についての記事だが、某大学教授のネット記事の中での「インバウンド」の使い方が意味不明だったので一応どんな使い方があるのか調べてみたが、下の記事を読んでもまだ、その教授がどんな意味で使ったのか分からない。カタカナ語、特にカタカナ語の流行語にはよくある状況だ。
あの教授の用法は、前後関係から推定すると「内需」の意味で使っていたように思うが、「インバウンド」にそんな意味は無いだろう。「年金生活者が増えたこと」と、「インバウンドの増加」を結びつけるような文脈だったと思うが、「内需」でも少しおかしい(年金生活者は収入が少ないのだから、年金生活者が増えると国内消費は衰退する。)し、下の記事のどの「インバウンド」も結びつかないようだ。
(追記)私の勘違いで、「年金生活者の増加」と「インバウンドの増加」は「原因結果関係」ではなく、「並列関係」だった。インバウンドという言葉自体が曖昧なもので、誤読したようだ。しかし、下の文脈での「インバウンド」が何なのか、やはり曖昧模糊としている。仮に、外人旅行者の落とすカネの意味だとしたら、日本語でそう書くべきだろう。
「外食産業の市場規模は、1996年の約29兆円をピークに減少傾向をたどってきた。しかし、2011年から微増に転じ、2015年は約25兆円であった。微増の原因は、団塊の世代が65歳となり年金を受給するようになったことや、インバウンドが増加していることが影響しているものと考えられる。」
あの教授の用法は、前後関係から推定すると「内需」の意味で使っていたように思うが、「インバウンド」にそんな意味は無いだろう。「年金生活者が増えたこと」と、「インバウンドの増加」を結びつけるような文脈だったと思うが、「内需」でも少しおかしい(年金生活者は収入が少ないのだから、年金生活者が増えると国内消費は衰退する。)し、下の記事のどの「インバウンド」も結びつかないようだ。
(追記)私の勘違いで、「年金生活者の増加」と「インバウンドの増加」は「原因結果関係」ではなく、「並列関係」だった。インバウンドという言葉自体が曖昧なもので、誤読したようだ。しかし、下の文脈での「インバウンド」が何なのか、やはり曖昧模糊としている。仮に、外人旅行者の落とすカネの意味だとしたら、日本語でそう書くべきだろう。
「外食産業の市場規模は、1996年の約29兆円をピークに減少傾向をたどってきた。しかし、2011年から微増に転じ、2015年は約25兆円であった。微増の原因は、団塊の世代が65歳となり年金を受給するようになったことや、インバウンドが増加していることが影響しているものと考えられる。」
インバウンド
インバウンドについての説明です。
インバウンドとは、中に入ってくるという意味の言葉。様々な方面で様々な意味合いで用いられているため、混乱しやすい言葉である。
観光業界・外国人向けビジネス
海外からの旅行者などを対象にしたビジネスとして「インバウンド」という言葉が用いられる。また、外国人を日本(自国)へ誘致することを指す場合もある。日本にくる外国人旅行者のことをインバウンド数とも呼んでおり、観光関連でのインバウンドといえば外国人向けの商売と考えればよい。
WEB関連・マーケティング関連
インバウンド・マーケティングという言葉がある。これは広告による集客や成約ではなく、自社コンテンツやソーシャルネットワーク、口コミ、ネット検索などを用いて消費者が自分でお店やホームページなどにやってきてもらうためのマーケティング手法を指す。
その他
コールセンターやアンケートの受け入れなどのことをインバウンド業務と呼ぶ。
いずれの場合も、内向きにかかってくる力を意味するが、場面によって意味が大きく違う場合もあるので注意したいビジネス用語である。
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