日本共産党の東京都議選党首第一声に駆け付けた日本弁護士連合会元会長の宇都宮健児弁護士の応援演説の要旨は次の通りです。
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1年前、私は、日本共産党をはじめとする立憲野党の応援を受け、都知事選をたたかいました。たくさんの都民のみなさんから応援をいただきました。改めて感謝申し上げます。
都知事選に出馬したとき、今回の選挙は都民の生存権がかかった選挙だと強調しました。そして、コロナ禍から命と暮らしを守るための医療体制の充実、徹底した補償、都立・公社病院の独立行政法人化の中止、カジノの誘致計画の中止といった緊急政策課題を掲げてたたかいました。私が掲げた政策を託せるのは新宿では日本共産党の大山とも子さんをおいて他にいません。日本共産党の躍進は都民の命や暮らしを守る視点から都政を変えていく大きな役割を果たすと確信しています。
もう一つ、私は日本共産党が早い段階から東京五輪・パラリンピックの中止を打ち出した先見性に敬意を表します。日本共産党の都議団は早い段階で小池都知事に五輪中止を申し入れています。私も5月5日にオンラインサイトで東京五輪・パラリンピックの中止を求める署名を開始しました。今日までに43万筆を突破しています。これは、いかに多くの人々が中止を求めているかを示しています。
五輪が開かれれば、のべ7千人の医療従事者、都内10カ所、都外20カ所の病院が五輪のために割かれます。
警察庁の発表では、今年1月から5月21日までにコロナ感染者で自宅療養中に亡くなった人は16都道府県で119人です。一番多かったのが大阪府で28人、次は東京都で22人、適切な医療が提供されれば命が助かったかもしれない人たちです。五輪で多くの医療資源が割かれると助かる命も助からなくなる危険性があります。
専門家は五輪が感染爆発の契機になるんじゃないかと警告しています。東京都はリバウンドの傾向が顕著です。5日間すべて前週の感染者を上回っています。このままでは再び緊急事態宣言が発せられなければならなくなるんじゃないか。それなのに菅政権や小池都政は世論の反対を押し切って五輪を強行しようとしています。
私は都議選での日本共産党の躍進が五輪を中止する大きな力になると確信しています。ぜひこの都議選で都議会野党第1党の日本共産党を大きく前進させて五輪を中止に追い込もうではありませんか。
この都議選は衆院選にもつながります。都政を変え国政を変えるためにも都議選で日本共産党の躍進を。がんばりましょう。(25日、JR新宿駅西口)
(2021年6月26日付「しんぶん赤旗」より)
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