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徽宗皇帝のブログ

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金融バブルで栄えた国は亡びる
「混沌堂主人雑記(旧題)」から転載。
世界覇権が米国から東側諸国に移る、あるいは田中宇流に言えば世界が多極化するのはもはや誰の目にも明らかだろう。それほど欧米の衰退はひどいものである。
で、この移行がDSの意図によるものだからといって、何が問題があるのか。世界のドル支配という「経済的奴隷制度」が無くなり、正常になるだけではないか。それをDSが最初から意図していたとしても、その結果が狙いどおりになるとは限らない。(何より、ロシアや中国を悪者として世界を操作することがどんどん困難になりつつある。)ウクライナ戦争で分かったように、もはや欧米の軍事力で東側を支配するのは無理だと思われる。そして今度は経済的な力も西側が失いつつある。これこそが世界の幸福をもたらすものであり、それに何の危惧もいらないということである。ただ、日本はおそらく沈没する船に乗っているwww
あまり誰も言わないことをひとつだけ言っておく。
「第一次産業と第二次産業を捨てた国は亡びる」
欧米の破滅の原因がそれであり、ロシアと中国の健全さと強さは、この逆命題である。

(以下引用)
ShortShort News@ShortShort_News
世界経済の西側からBRICSへのシフトは、グローバル金融資本の所有者・支配者の計画
https://twitter.com/ShortShort_News/status/1698651601848991793
J Sato@j_sato
BRICSの立ち上がりや脱ドル化の動きが妙にスムーズだったので、自分もこの方と同じ見方。国際金融資本は、西側市民社会を破壊し生活水準を下げ、BRICSシフトを加速する計画だろう。mRNAも西側ばかりだし。必見。
世界の富を寡占しているロスチャイルド家などは、当然BRICS諸国との関係も深い。まだ見えないのが、国際金融資本は中国、ロシア、イラン、サウジ等の政府・軍隊も支配しているのか、寄生しているだけなのか。西側諸国の政府・軍隊は米国を除き完全支配済みに見える。
https://twitter.com/WinterOakPress/status/1697333731864813785
書き起こししました。

世界経済の西側からBRICSへのシフトは、グローバル金融資本の所有者・支配者の計画
https://twitter.com/ShortShort_News/status/1698651601848991793
さて、私は否定的になりたくないし、世界の多極化について、人々が抱いている熱意を冷ましたいわけでもない。しかしちょっと現実を見る必要があると思う。
複数の国がBRICSへの加盟を申請したり、関心を持ったりしている。また、BRICS加盟国間で貿易のための代替通貨を作ろうという話もある。これはアメリカや西側諸国を不意打ちする現象ではないことを認識する必要があると思う。
このことは決して秘密情報ではないものの、多くの人々、普通の人々は知らないかもしれない。
BRICSの概念も、BRICSという言葉も、20年ほど前にゴールドマン・サックスが打ち出したものだ。ゴールドマン・サックスだ。
2001年にゴールドマン・サックスのチーフだった。ジム・オニールという人物がいて、彼はBRICSという言葉を作り、やや恣意的に、ブラジル、ロシア、インド、中国、そして後に南アフリカをグループ化した。
なぜなら、彼は主に人口動態を理由にこれらの経済が成長し、今後40年以内にG7の重要性を追い越すだろうと予測したからだ。彼はグローバリゼーションはアメリカ支配のままでは持続不可能だと考えた。
基本的に米国は政治的にあまりに厄介で、米国支配があまりに露骨な帝国主義だったからだ。
そこでゴールドマン・サックスは、BRICSというアイディアを生み出し、それをブランドとして売り出した。BRICSという言葉を商標登録しようとしたほどだ。
欧米中の投資会社がその売り込みを買い、誇大宣伝に乗り、BRICS投資ファンドがあちこちに出現し、ついにはBRICS諸国の政府までもが実際にブロックを形成した。
しかしこれは、投資家、ゴールドマン・サックス、民間企業によって意図的に作られたグループであり、正しく理解すれば、グローバル・ビジネスは欧米中心主義から脱却しなければならないという信念によって推進されたものだ。
グローバルに金融化された資本の所有者と支配者は、愛国心の枠を超えた。会社のロゴが国旗にとって変わったのだ。
だから、このプロジェクトは何十年も前から進められてきた。このシフトは、私の生涯の半分近くにわたって計画されてきたものであり、グローバル金融エリートによって計画されてきたものだ。
そして今、あのジム・オニールがBRICSに独自の通貨を作ろうと呼びかけている。今は引退しているが、彼はまだゴールドマン・サックスの代弁者だ。
つまり、重要な人物は誰も脱ドル化を問題視していないのだ。これは私が数ヶ月前から言っている事だ。ドル離れは、グローバル金融資本の所有者と支配者によって進められている世界経済のシフトの一部である。ヨーロッパの不安定化もその一環だ。
ドイツでは、過去1年間で1300億ユーロ以上の直接投資が流出し、100億ユーロしか流入していない。ドイツの企業倒産件数は過去最高を記録している。
欧州の製造業の中心地は脱工業化が進んでいる。それはグローバル金融資本の所有・支配がOCGFCが、欧州はもはや世界経済の将来において大きな可能性を持っていないと判断したからである。つまり欧州での持続的な収益性は見込めないと判断したということだ。そして冷厳な現実として、彼らは間違ってはいない。
しかしもっと冷酷で厳しい現実は、欧州の政府ではなく、彼らが、欧州と西洋の人々は不要な存在であると決めることができるということだ。なぜなら、あなた方の価値は、グローバル金融資本の所有者と支配者にとってのあなた方の有用性によって完全に決定されるからだ。
考えてみて欲しい。ヨーロッパの人口崩壊は、潜在的に、あなた方の唯一の真の救済策が移民を増やすことであることを意味する。どの国からの移民かにもよるが、EUへの非ヨーロッパ系移民の40%から60%は非熟練者である。だから、実際にはあまり役立たない。
しかし、これはある意味象徴的だ。グローバルサウスからヨーロッパへの知識の移転ではなく、無理の移転が行われているのだ。
グローバル金融資本の所有・支配者OCGFCが開発に力を入れている経済圏から技能も資格もない人々を排除し、余分な市民を排除しているのだ。その一方で、もちろん、移民の存在により、先住のヨーロッパ人は、自分たちの余剰に対する敵意を外国人に向けることができ、紛争が起こる。
グローバル金融資本所有者支配者OCGFCはあなた方全員を取るに足りない存在とみなしており、ヨーロッパ全土が白人、黒人、褐色の余分な人々の巨大な檻の中の戦いになるなら、それで構わないと思っている。それで利益を上げることができる。
今から10年ほど前、ブラックロックはBRICS以外の新興国、つまりサウジアラビア、カタール、UAEへの投資を推進していた。
今、これらの国々を見てみよう。サウジアラビアのムハマンド・ビン・サルマン皇太子は、何もしないで中東が新しいヨーロッパになるとは言っていない。彼はゴールドマン・サックスに相談し、ブラックロックに相談し、グローバル金融資本の所有者や支配者に相談し、その計画を知り、それに従って自分の計画を立てる。ブラックロックは、アラムコの子会社を支配しており、非常に近い関係だ。
要するに、どれも不安なことではなく、どれも驚くようなことでもなく、どれも西側諸国やアメリカを油断させるようなことでもなく、どれも世界における真の多極化への出現を意味するものでもないということだ。
これは論理的で資本主義的に自然な移行であり、人口動態の傾向と、西側諸国が国家権力を凌駕し、ナショナリズムを凌駕する民間部門の並列権力構造の発展を許したという事実に大きく影響されている。
だから、私は脱ドル化に対してアメリカが意味ある戦いをするとは思っていないし、アメリカによるBRICS諸国への帝国主義的な戦争や占領が起こるとも思っていない。
民間企業の力は、すでにアメリカを征服している。米国の軍隊は、他のどの国よりも自国を占領するために、ますます阻害・収奪されつつある自国民を抑圧するために使われる可能性が高い。
対露制裁が実際には経済的にロシアを利したという事実を考えてみて欲しい。ロシアだけでなく、インド、中国、UAE、サウジアラビアなどもそうだ。
ブラジルへの直接投資は2015年以来最高水準にある。南アフリカへの直接投資はウクライナ戦争が始まってからおよそ2倍になった。
ウクライナは基本的に、世界経済を東と南に振り向かせる蝶番となっている。
誤解しないでほしいが、ゴールドマン・サックスがいなければこのシフトは起こらなかったと言っているのではない。ゴールドマン・サックスとグローバル資本の所有者・支配者は、壁に書かれた文字を見て行動を起こしただけなのだ。
彼らは、ヨーロッパの人口崩壊を引き起こしたわけではないが、それが起こるのを察知し、その影響を予測するのに十分な鋭さを持っていた。そしてプランBを考えだした。BはBRICSを意味する。

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