冬になって気温が下げれば風邪やインフルエンザが流行するというのは不可避だろう。つまり、そうしたウィルスは常在菌(菌とは違うのだが、常在ウィルスという言葉は使われないようだ。そういう概念そのものが無いのだろうか。)のようなもので、気温が下がると活性化して動物に寄生(侵食)するのではないか。でなければ、毎年冬に流行するという周期性の説明がつかない。植物が冬には種子で生命を長らえ、春に芽を出すのと反対に、ウィルスは夏の高温を嫌うわけだ。そして、体温が下がると人の免疫機能も低下するので、ウィルスに冒されやすくなるのだろう。
言い換えれば、どのような対策を取っても風邪やインフルエンザを完全に無くすことは不可能だろうということだ。マスクや手洗いが完全に無意味だとは思わないが、社会が人と人の対面で活動するものである以上、「風邪ごとき」(あえてそう言おう)で社会活動を停止することこそが狂気だと思う。
まあ、これは欧米での新コロ被害を軽視しすぎていると批判されるだろうが、しかし、あれは「感染者数」の増大だけを問題にした結果でしかないと私は見ている。(下の実験でも「感染者数」だけを問題にしている。つまり、感染者数に関しては、どのような対策を取っても拡大は防げないということだ。その一方、「感染者の90%は無症状だった」のだから、日常生活を送る上ではまったく何の支障も無かったのである。)死者数については、新コロに感染している場合、いや、その明確な証拠が無くても、どのような病死でもすべて新コロによる死亡者とされているだけだ。これは公式な通達が歴然と存在している。
今回の新コロ騒動はWHOが「重大感染症」の定義を変更して、重篤性や致死率など生命への危険性を度外視し、ただ感染力が強いだけでも重大感染症だとしたことにすべてのカギがあるわけで、つまり、これは「意図的に引き起こされたパニック」なのである。
(以下引用)
なお、今回は、「ロックダウンや社会的距離、マスク」のすべてが感染抑制に無意味であることが示された大規模な実験的研究をご紹介して締めさせていただきます。
世界で最も歴史ある医学専門誌の「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」で 11月に発表されたもので、アメリカ海兵隊の兵士 3000人を使って、
「人間の分離、外出禁止、集会の禁止が感染抑制に有効か」
ということを調査したものです。その論文を、アメリカ経済研究所(AIER)が記事にしていました。
記事そのものは長いですので、「どんな調査だったか」という部分を引用します。
米ニューヨークのマウントサイナイ医科大学が実施し、アメリカ海兵隊の 3,143人の新兵が参加した大きな研究です。
軍事的に実施された検疫方法でさえウイルスの拡散を止めることはできないことを研究は明らかにした
研究に参加したすべての海兵隊員の新兵は、睡眠中あるいは食事中を除いて、屋内でも屋外でも常に 2層の布製マスクを着用した。
彼らは、すべての場所において、少なくとも 6フィート (1.8メートル)の社会的距離を確実に履行した。演習地を離れることは許可されなかった。
また、表面透過に寄与する可能性(物体の表面に付着しているウイルスから感染する可能性)のある個人用電子機器やその他のアイテムにふれることは禁止された。
さらに、定期的に手を洗い、彼らは洗面台付きの 2人部屋で就寝し、共有のダイニング施設で食事をし、共有のバスルームを使用した。
すべての新兵は毎日部屋を掃除し、部屋を使用するたびに漂白剤でバスルームを消毒し、各小隊が食べた後に漂白剤で掃除した食堂で調理済みの食事を食べた。
ほとんどの指導と演習は屋外で行われた。
新兵のすべての移動が監視され、人と人との接触を最小限に抑えるために指定された建物の出入り口を使用し、一方向の人の流れが実装された。
研究への参加に関係なく、すべての新兵たちは毎日体温と症状のスクリーニングを受けた。各小隊に配属された 6人の教官が 8時間交代で、検疫措置を実施した。
新兵が新型コロナウイルスと一致する徴候または症状を報告した場合、電話で報告し、新型コロナウイルスの迅速な PCR 検査を受け、テストの結果が出るまで隔離された。
教官たちも演習場からは出られず、マスクを着用する必要があった。あらかじめ準備された食事が提供され、毎日の温度チェックと症状のスクリーニングを受けた。
陽性の症例が診断された小隊に配属された教官は、迅速な PCR 検査を受け、結果が陽性の場合、教官職務から外された。 (アメリカ経済研究所 2020/11/13)
それで、このような厳しい検閲の生活を続けた後、新兵全員に検査をしてみると、
「感染は拡大していた」
のでした。
感染者の 90パーセントは無症状だったとのことですが、いずれにしても、「何をどのようにしても感染は広がる」ことが、ある程度実証されたと言える研究とも言えます。
そのようなことは、実は各国の当局者も知っているはずですが、それでもロックダウンを行う、移動の制限を行う、緊急事態宣言を出す。
なんで?
とも思いますが、ディストピアとはそういうものなのかもしれません。
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