とある民間救急ドライバーの日常さんのサイトより
https://ameblo.jp/namachocoponzu/entry-12830412472.html
人それぞれ働く目的は違うでしょうが
等しく同じことは税金を取られることと、生きるための食糧を得る事ではないでしょうか。
<転載開始>

TODAY'S
 
労働って何だろう

 

こんにちは!生チョコぽん酢です。

コロナ禍に入り多くの人が自身の働き方や仕事内容について、振り返る機会があったのではないでしょうか。

私の場合はコロナ禍に入る前から右往左往な生活を送ってきたので、その間に色々思うところがあり、今の仕事に落ち着いています。

でもそこに行き着くまでにかかった時間は5年・・・。

決して短くない時間でした。

これは何の話かというと、実はこんなニュース記事を見かけたのです。

 


10日ほど前の話題なのですが、外国人の女の子が8時間労働で頭がおかしくなりそうと、涙ながらにうったえる動画がバズったという話。

以下抜粋

ブリエルさんは、新社会人として働いていますが、オフィスから離れたところに住んでいるため、7時半に家を出て、早くても18時15分ごろに帰宅する生活だそうです。

「何もする時間がない。シャワーも浴びたくないし、夕食を食べて眠る。自炊する時間も、運動するエネルギーもない」と嘆いています。


こんなの日本の労働環境と比べてみると健全ですから、会社側が気の毒に見える面があります。

8時間労働を天国のような職場だと認識する日本人はまだまだ多いと思うのです。

だからコロナ禍前だったら、こういう貧弱な若者の根性を叩き直してやろうと、体育会系の企業戦士たちから批判が殺到したでしょうが、ネットでは賛否両論だったそうなのですよ。

完全に、価値観が変わりましたよね。
私自身も昔だったら、通勤時間が予め分かっていて、それでもその会社を選んだのに文句をいうなんて・・・と思ったかもしれませんが、

今はどちらかというと彼女の気持ちも間違っていないのかなと思えてしまいます。


昔は週6日勤務、1日8時間以上働くのが当たり前でしたよね。

でもあの頃はその分未来に希望を持てていたわけで、未来に向かって根性で努力するという形だったのだろうと思うのです。

一方今は、良い言い方をすれば成熟、悪い言い方をすれば飽和している社会で、将来に対して漠然と希望を持てる環境ではなくなりました。

いくら働いたところで人生の目標を達成できるわけではありませんから、そもそもこうした世ではいかに働かないかが重要になっているように思います。

今多くの人の目標は人生を豊かに自分らしく過ごすことであって、昔みたいにガンガン働いて出世して偉くなってお金持ちになって周りを上から見下ろしたい、なんて願望を持っている人の方が少数派なのではないでしょうか。


私は元バンドマンだったのですが、音楽活動を辞めてからは何とか遅れを取り戻そうとアホみたいに働いていました。

そして何の疑問も持たずに公共交通機関を利用した通勤スタイルからスタートしたのですが、通勤に片道1時間、労働に12時間以上、ふとした時に人生を無駄にしていることに気付かされます。

元々人混みが苦手な性格ゆえ、仕事よりも通勤が嫌で嫌で仕方がなくなってしまい、まずは通勤を無くすことが私の人生の中で大きな課題になりました。

そこで徐々に在宅ワークにシフトしていきます。

在宅ワークの形が出来てくると私の場合、今度は人と会わないことで、学びの場が無くなって自分が駄目になっていくことに気付き始めました。

なので適度に人と会う仕事で、地元で出来る仕事で、通勤のない仕事で、飽き性なので毎日同じルーティンにならない仕事で、などと右往左往しながら、5年かけて今の介護系の仕事に行き着くわけです。

自分が事業主になり人を雇い始めてからは、安月給で週5回1日8時間働く職員達が不憫で仕方なくなりました。

(コロナ禍に入ってからは特にそう感じた)

せめていつか週4勤務くらいにしてあげたいと思うわけですが、現行の介護報酬制度では物理的に困難で、日々悶々としていたのを覚えています。


とにかく何が言いたいのかって、もう今の労働環境は時代遅れだと思うのですよ。

働きたい時には楽しい気持ちで働いて、働きたくない時には無理せず仕事から離れる。

ある意味では最も能率的な働き方なのではないでしょうか。

しかし、こうしたワークスタイルは自営業者や自由業者ならまだしも、会社勤めだと非現実的ですよね。

でも誰しもが事業主になれるかといえばそんなことはありません。

これは優劣ではなく、人それぞれ適正があるのです。

つまり、そろそろ会社も変化しなければいけない時期に差し掛かってきているのではないのかなと思うわけです。

皆さんは働き方についてどのように考えますか?
 
まぁ現実問題として、働く時間が短くなればお金も稼げなくなり、生活の不安が出て来てしまいますから難しい問題ではあるのですが、
 
仮に最低限の生活が保障された環境なら、きっと新しいワークスタイルも生まれてくることでしょう。
 
でもそうなってくると、必然的に様々な懸念があるムーンショット計画で言われるロボット化や、ベーシックインカムに繋がってくるわけで。
 
理想が先なのか、現実が先なのか、という見方次第かもしれませんが、レンズを可能な限り引いてみますと、なにやら全てが一か所に集約していっているような気がしないでもないです。
 
我々が誘導しているのか?我々は誘導されているのか?
 
さてどちらなのでしょうか。
 

おわり