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徽宗皇帝のブログ

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「伝道の書」

第1章[編集]

1:1[編集]

ダビデの子 ヱルサレムの王 傳道者の言

1:2[編集]

傳道者言く 空の空 空の空なる哉 都て空なり

1:3[編集]

日の下に人の勞して爲ところの諸の動作はその身に何の益かあらん

1:4[編集]

世は去り世は來る 地は永久に長存なり

1:5[編集]

日は出で日は入り またその出し處に喘ぎゆくなり

1:6[編集]

風は南に行き又轉りて北にむかひ 旋轉に旋りて行き 風復その旋轉る處にかへる。

1:7[編集]

河はみな海に流れ入る 海は盈ること無し 河はその出きたれる處に復還りゆくなり

 

1:17[編集]

我心を盡して智慧を知んとし狂妄と愚癡を知んとしたりしが 是も亦風を捕ふるがごとくなるを暁れり

1:18[編集]

夫智慧多ければ憤激多し 知識を増す者は憂患を増す

 

2:16[編集]

夫智者も愚者と均しく永く世に記念らるることなし 來らん世にいたれば皆早く既に忘らるるなり 嗚呼智者の愚者とおなじく死るは是如何なる事ぞや

 

 

3:12[編集]

我知る人の中にはその世にある時に快樂をなし善をおこなふより外に善事はあらず

3:13[編集]

また人はみな食飮をなしその勞苦によりて逸樂を得べきなり 是すなはち神の賜物たり

 

4:9[編集]

二人は一人に愈る其はその勞苦のために善報を得ればなり

4:10[編集]

即ちその跌倒る時には一箇の人その伴侶を扶けおこすべし 然ど孤身にして跌倒る者は憐なるかな之を扶けおこす者なきなり

4:11[編集]

又二人ともに寝れば温暖なり一人ならば爭で温暖ならんや

 

5:9[編集]

國の利益は全く是にあり 即ち王者が農事に勤むるにあるなり

5:10[編集]

銀を好む者は銀に飽こと無し 豊富ならんことを好む者は得るところ有らず 是また空なり

5:11[編集]

貨財増せばこれを食む者も増すなり その所有主は唯目にこれを看るのみ その外に何の益かあらん

5:12[編集]

勞する者はその食ふところは多きも少きも快く睡るなり 然れども富者はその貨財の多きがために睡ることを得せず

5:13[編集]

我また日の下に患の大なる者あるを見たり すなはち財寶のこれを蓄ふる者の身に害をおよぼすことある是なり

5:14[編集]

その財寶はまた災難によりて失落ことあり 然ばその人子を挙ることあらんもその手には何物もあることなし

5:15[編集]

人は母の胎より出て來りしごとくにまた裸體にして皈りゆくべし その勞苦によりて得たる者を毫厘も手にとりて携へゆくことを得ざるなり

 

9:4[編集]

凡活る者の中に列る者は望あり 其は生る犬は死る獅子に愈ればなり

9:5[編集]

生者はその死んことを知る 然ど死る者は何事をも知ずまた應報をうくることも重てあらず その記憶らるる事も遂に忘れらるるに至る

9:6[編集]

またその愛も惡も嫉も既に消うせて彼等は日の下におこなはるる事に最早何時までも關係ことあらざるなり

9:7[編集]

汝往て喜悦をもて汝のパンを食ひ樂き心をも汝の酒を飮め 其は神久しく汝の行爲を嘉納たまへばなり

9:8[編集]

汝の衣服を常に白からしめよ 汝の頭に膏を絶しむるなかれ

9:9[編集]

日の下に汝が賜はるこの汝の空なる生命の日の間汝その愛する妻とともに喜びて度生せ 汝の空なる生命の日の間しかせよ 是は汝が世にありて受る分汝が日の下に働ける勞苦によりて得る者なり

9:10[編集]

凡て汝の手に堪ることは力をつくしてこれを爲せ 其は汝の往んところの陰府には工作も計謀も知識も智慧もあることなければなり









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