忍者ブログ

徽宗皇帝のブログ

徽宗皇帝のブログ

「アメリカの悲劇」

「耕助のブログ」から転載。
記述がシニカルなユーモアに満ちているので冒頭部分だけ読んで誤解しやすい文章(記事)だが、実に面白い。ギリシャ悲劇とゴシップ&ポルノ雑誌を混ぜたような内容だ。「アメリカの悲劇」とは言っても、有名な文学作品(映画化もされた)のあれではない。しかし、あれ以上にアメリカ的な猥雑でグロテスクな悲喜劇である。巨大さという点ではラブレーのガルガンチュワ的である。つまり、ガルガンチュワ(バイデン一家とDS)の放尿で、アメリカ全土が水没www

(以下引用)


No. 1856 我が国の父


Father of Our Country


もしホワイトハウスのウエストウイング(西棟)にコカインが蔓延していて、「余分な」コカインがそこらじゅうに転がっているのなら、いつになったらホワイトハウスは職員の薬物検査を始めるつもりなのだろうか?       – マーゴット・クリーブランド


by James Howard Kunstler


「ジョー・バイデン」がこの潰れかかった共和国の大統領としていかに完璧であるか、少し考えて、そしてありがたく思ってほしい。彼と彼の家族は、いま私たちの国の生活に降りかかるあらゆる堕落の本質を映し出しており、それは暗く曖昧な底に追いやられ、自らの悲惨な状態を評価し、悔い改め、そしてもしかすると回復する(あるいは諦めて死ぬ)ことを余儀なくされるかもしれない。彼は、曖昧さも良心もなくそこに立っている。「ジョー・バイデン」は破綻国家を具現化している。


たとえば、バイデンファミリーによる外国勢力への影響力斡旋という犯罪的活動は、まさに今日のアメリカ企業のゆすりたかりの性格を反映している。つまり不正に、そしてしばしば何もせずに金儲けをするということだ。アメリカ最大の産業である金融業界はまさにそうである。金融とは何なのか、何をするところなのか、もう忘れてしまったかもしれない。それは価値のあるもの、人々が必要とし、欲しがる有用なもの、時には社会のすべての人に利益をもたらす公共事業などを生み出すことを目的とした活動のためにお金を貸すことだ。


アメリカの金融は今、政府系中央銀行からタダで金を受け取る(最小限の利子で融資)ビジネスをしている。 銀行、ヘッジファンド、プライベート・エクイティ企業、その他もろもろの略奪者たちが利回りの高い債券(政府への融資)やデリバティブ(市場の動きから導き出され、抽象化され、調整されたアルゴリズムによる賭け)などの金融商品を転がし、ヨットの購入、扶養料の支払い、球場の豪華なスイートルーム、カリブ海のプライベートアイランド、性玩具としての人身売買などに変わるかもしれないが、最終的には何の価値も生み出さないお金を魔法のように増殖させている。


バイデンのビジネスモデルは、医療と高等教育にも当てはまる。この二つはホワイトハウスで行なわれているような威信と華やかさにあふれた活動だが、同様に政策と行動の温床であると同時に医療の場合は衝撃的な量の不必要な死(推定で年間25万1000人の治療ミスによる死亡者数)を生み出し、高等教育の場合は、あやしく有害なビッグ・アイデアを作り出している。この二つの試みは、賞味期限切れの製造業経済の瀕死の体内でターボ癌のように拡大している。


バイデンのモデルと同様に、不正直は今や「医療」と「教育」の根本原理である。コロナの一連の出来事が始まって以来、公衆衛生当局は疾病の起源(それが実際にそれであるかどうかさえ)から統計的に関連付けられた死亡まで、それに関するすべてのこと、そしてそれを止めるために作られた「ワクチン」に関することまで、あらゆる面で嘘をつき続けている。その結果、これらの当局はアメリカの医師たちに最良の治療法(イベルメクチン、ヒドロキシクロロキン)を差し控えさせ、代わりに病院の患者を死に至らしめる致命的なプロトコル(レムデシビルと気管挿管)を適用し、政府はそれに巨額のボーナスを支払った。


高等教育は今、そのエネルギーを学問から政治活動に変えた。つまり、悪い行動選択と精神疾患に帰結する社会問題に対処すると見せかけて、ステータスを獲得するために道徳的な姿勢を強調したパフォーマンスを行っている。高等教育はいまや(医療機関と連携して)捏造された人種的反感や性的苦悩という形で、その両方をさらに生み出すビジネスを行っている。大学におけるあらゆる学問分野は人種差別化され、ジェンダー化され、組織化された知識の犠牲の上に成り立っている。この偽りのカーニバルのような大学の費用は、一般的な年間ドル・インフレよりも速い速度で上昇しており、「ジョー・バイデン」がいま寛大にも学生ローンの帳消しを求めている連邦ローン保証によってさらに助長されている。


もちろん、バイデンファミリー内で展開される幻想的な心理劇こそがアメリカにとってもっとも興味深いモデルである。「ジョー・バイデン」は何度も自分の息子を愛していると言い、彼は息子を自分が知る限り最も頭のいい人間と呼んでいる。父の愛は確かに素晴らしい。しかしハンター・バイデンは父親を破滅させるために何もしていないのだろうか?例えば、9番の編み針で老人の頭蓋骨を耳から耳まで貫くとか?


ハンターが愛すべき父親に対して放ったものを見てみよう。素人ポルノ(子供との性行為を含む)、麻薬犯罪、賄賂取引メモの写真アーカイブは法学部の1年生でも連邦刑事事件や弾劾訴追案に書き上げることができるほど膨大で明快だ。ハンターはポールダンサーを妊娠させ、その後、DNA鑑定で自分が父親だと突き止められるまで認めずに娘の養育費支払から逃れようとした。脱税と拳銃所持の罪から逃れたのは父親が米司法省を私的保護機関として登録したからであり、それによって司法省を汚し国民の信頼を失墜させた。そして今、ハンターはコカインの入ったバッグをホワイトハウスのセキュリティーが必ず見つけるであろう西棟の小部屋に置いた疑いがかけられている。


私たちが目にしているのはギリシャ悲劇より桁違いに大きい。たまたま(選挙での裏工作によって)大統領になった父親を破滅させるだけでなく、父親とともに国家を崩壊させようとする執念に満ちた動きなのだ。そしてそれはうまくいっている。バイデンファミリーは燃えさかる残骸と化し、アメリカも同じく破滅の道をたどっており、それは10年以上前からバイデンファミリーの金もうけの拠点であったウクライナの惨状が物語っている。ウクライナは巨大な犯罪の隠蔽の一環として不必要に犠牲にされ、アメリカの地政学的な威信も危機にさらされている。


このメロドラマの複雑さには圧倒される。一人のろくでもない政治家がどうしてこれほどまでの大混乱を引き起こせるのか。不思議としか言いようがない。しかしそれがリアルタイムで目の前で展開されている。「ジョー・バイデン」–彼は(正直に言うと)一部しかそこにいないが、ハンター、兄のジム、そしてこの悲惨な一族のメンバーもみな崩れ落ちていっている。彼らがいなくなっても我々は懐かしく思わないだろう。彼らのすべてがあさましいが、我々の国自体がそうであるわけではない。いずれ彼らは海に投げ出されるだろう。その後でこの船を立て直し、再び出航させることができるかどうか見てみよう。




拍手

PR

コメント

コメントを書く