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徽宗皇帝のブログ

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「ゼロチャイナ」は日本にとって吉か凶か(後編)

ゼロチャイナの代償はただの値上げではない


日本の経済紙、評論を見ると、特に製造業は必ず、脱中国の話が出てくる傾向があります。中国がなければ嘗ての日本の繁栄は戻るような印象が広がってるようで、妄想してる人は多いです。


なぜ、ゼロチャイナしたいか、根本から言うと、日本はWW2前の同様に、アジアの利権を独占したいからです。
大清国は衰退して、日本は戦争でも、強奪でも、やり放題の時代に戻したいというのが本音でしょう。
いやいや違うと思う人は多いでしょうが、時代が変わったから、強奪のやり方も変わっただけで、海賊である本質は、戦前、戦後の日本は変わりません。

特にアベノミクスにおいて、円、日本国債で日本は国外への投資は、世界一規模まで築いてきた。特にアジア諸国で、大量な資産を集めてきたわけである。コロナ禍の今、FRBは大幅に金利を引き上げても、日銀はマイナス金利を維持、円安をさせ、米国と協力して、アジア金融市場を混乱させてる。


ゼロチャイナの話なのに、なぜ、歴史と金融の話を持ってくるかと、長年で日本マスコミの洗脳下で、国内の日本人はあまり意識しないでしょうが、日本が、アジアにおいて、紛争を興し、隣国を強奪する海賊であること、中国を含めて、アジア諸国はみんな知ってると、前提として知っておきましょう。


ゼロチャイナの場合、中国も日本を離れていくことである。東南アジア中心、アジア諸国も、日本を離れるチャンスを与えたわけである。
日経の記事、「ゼロチャイナなら国内生産53兆円消失 中国分離の代償 分断・供給網(上)」では単純な数字計算したが、中国を始め、アジア諸国に孤立されるとき、日本はどうなるか、記事には全く言及せず、数字にする事が難しい処である。おそらく、「下編」も言わないでしょう。


勿論、中国がないと日本は絶対できない事が少なく、仮に、日本が60、70年代の日欧米経済圏の立場に戻るとした場合、日本人はどんな生活に戻るのか?想像つきそうでしょうか。

  • 大勢な人は、低収入の製造業に戻す
  • 中国、アジア、世界一番の活発な市場を失い、一生懸命に働いても貧しい生活しかおくれない
  • 徹夜、長時間の残業、しかも残業手当なしは当たり前

ようは、ゼロチャイナとは、製造業を日本へ戻すと、日本人は十分貧しい状態に戻さなくてはならない。
日本人を貧しい状態に戻すことは簡単です。大量を円を印刷すればよく、今は進行中である。
ダイキンや、本田など、生産ラインが日本へ戻ると宣言できた主な背景の1つも、日本国内の賃金は大分下がってることである。

脱中国できない、日本の今は本当にやばい

日本経済の繁栄を支えてきたのは自動車、ハイエンド製造業である。


自動車が沢山売れば、大手企業から、飲食店まで、お金が流れて行って、日本全体の経済は活発化していく流れです。ただし、中米EV車の競争で、BYDも、テスラも、急成長してるが、EV車の競争に参加してない、日本各メーカのシェアが占められ、トヨタもホンダも売れなくなっています


日本製のエンジン車は強いが、今は、まさか、EV車へ切り替える時代ですから、キャラクタ携帯から、スマホへ切り替える時期を思い出せばよいが、エンジン車はキャラクタ携帯のように、数か月で消えてしまうかもしれません。

今でも、日本国債が売れない状況であり、日本の自動車産業が衰退していくと、国債も崩れてしまうのは当然である。GDP2倍の負債を抱えてる日本は、連鎖的に災難へ陥っていくと想定できます。その時、日本のGDPは今の半分まで下がるかと予想する人もいます。


日本の現状が分かれば、ゼロチャイナ、脱中国などを口から吐き出さないでしょう。
むしろ、脱中国ではなく、一帯一路構想に参入して、脱亜入欧⇒アジアへ戻す努力と誠義が必要である。


因みに、中国対抗は米国の国策であり、日本の国策じゃないはず。
無理やり大国間の紛争に絡むと、大国より、先にやられてしまいます。まさに、意図的ではないが、トヨタ、ホンダ等、日本自動車メーカーは中国BYD社と米テスラ社の競争の中、当事者の両社のだれかより、先にやられてしまってる状況である。

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