増田俊男の「時事直言」記事の一部で、私も彼の見方にほぼ同意見である。つまり、米中は表で非難し合い、裏では手を結んでいる可能性が高い。これは中国の躍進自体が米国の大資本からの投資によるものであることから明白だ。つまり、現在の中国は米国(DSが主体か)が育てたわけだ。
だから、ネットで中国の悪口を言うことに情熱を傾けている米国追随者は愚の骨頂だが、かと言って中国が正義の味方であるとも限らない。
まあ、基本的に中国は「大人の国」「常識人の国」であり、価値判断がしっかりしているから、米国のような非道はしないだろうが、いざとなれば大胆な行動に出る可能性もある。他国が友人とすべきなのは、馬鹿で傲慢で軍事(パワー)信仰国家である「世界の吸血鬼(狼男でもある)」アメリカではなく、理性主義の中国だろう。
「大人」は「おとな」でもあるが「たいじん」、つまり人格が深い大人物のことでもある。そして「巨人」は、自分の巨大さと力に溺れた馬鹿、体は巨大だが頭脳は幼児並みが相場である。
(以下引用)
今日世界ではドル一極覇権に対する批判と反発が日増しに拡大しています。
ではドルが衰退する中でアメリカと肩を並べる大国中国の人民元の外貨準備保有率はどうでしょうか、、、なんと5%以下!
人民元は国際取引でほとんど使われていないのです。
世界で使われない通貨は国際基軸通貨にはなり得ません。
中国は人民元の対ドル準ペック制(準固定相場)を採用し、為替相場の激変から人民元の安定化をはかり、外国為替と債券市場を開放せず、通貨の流出を防いでいます。
人民元がドル・円のように為替変動制になり、外国為替、債券市場が開放されたらドルはさらに衰退し、代わって人民元が躍り出るでしょう。
中国国営シンクタンクへ送った「アメリカのアキレス腱」で私が中国にアドバイスしているのは、アメリカの反発を買う非ドル運動をせず、アメリカ(親)の背中で命を守ってもらいながら成長に必要なミルクを飲めるだけ飲んで、親(アメリカ)が老いて子供(中国)を背負えなくなり、逆に子供が親を背負う時が来るまで待ちなさいというものです。
オバマ政権後のトランプ政権はことさら対中敵視政策を採り、制裁関税に加え、次世代情報インフラでアメリカの脅威になっていたファーウェイを市場から追い出しました。
バイデン政権になると半導体関連の対中輸出禁止など、政治的にもデカプリングなどと言って中国を国際孤立に追い込もうとしています。バイデンは大統領に就任するや、「民主主義と専制主義の戦いだ」と言って米中冷戦を宣言しました。
さらに台湾へのテコ入れで中国と台湾の緊張を高めています。
しかしこうしたバイデン政権の対中敵視、分離政策は表向きでしかありません。
オバマ政権時代副大統領であったバイデンが米中戦略的パートナーシップ構築の為に中国を訪問した際、当時副主席であった習近平は2週間付きっ切りでバイデンの面倒を見ました。
アメリカも中国も陣営を固める為に米中関係の緊張化を進めていますが、それはお互いに基幹産業である軍事産業の為であって裏(真実)はアメリカの対中指針である「米中戦略的パートナーシップ」であり「米中二極体制」なのです。
米中冷戦の最中の本年8月、アントニー・ブリンケン国務長官、ジャネット・イエレン財務長官、ジーナ・レモンド商務長官、そしてアメリカの政界の大御所であり周恩来との密約のご本人であるキッシンジャーが訪中し、習近平と会って何かの確約をしたものの、これと言った声明は発表されていません。裏話(真実)はやたらに話さないことになっています。
オバマ政権から始まった米中戦略的パートナーシップは着々と進んでいます。
11月17日サンフランシスコで開かれるASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議でバイデン・習近平首脳会談が予定されています。
アメリカと中国は水と油、混ぜ合わすと油は水に溶けたようにみえますが、やがて分離します。
米中二極体制の水と油の中間に「民主主義であって民主主義でない、社会主義であって社会主義でない日本」が入れば日本は水にも油にも溶けます。
これから世界の新秩序、米中二極体制が構築される時、大国に追従するしか能がなかった日本に重要な役割が回って来るのです。
だから、ネットで中国の悪口を言うことに情熱を傾けている米国追随者は愚の骨頂だが、かと言って中国が正義の味方であるとも限らない。
まあ、基本的に中国は「大人の国」「常識人の国」であり、価値判断がしっかりしているから、米国のような非道はしないだろうが、いざとなれば大胆な行動に出る可能性もある。他国が友人とすべきなのは、馬鹿で傲慢で軍事(パワー)信仰国家である「世界の吸血鬼(狼男でもある)」アメリカではなく、理性主義の中国だろう。
「大人」は「おとな」でもあるが「たいじん」、つまり人格が深い大人物のことでもある。そして「巨人」は、自分の巨大さと力に溺れた馬鹿、体は巨大だが頭脳は幼児並みが相場である。
(以下引用)
今日世界ではドル一極覇権に対する批判と反発が日増しに拡大しています。
ではドルが衰退する中でアメリカと肩を並べる大国中国の人民元の外貨準備保有率はどうでしょうか、、、なんと5%以下!
人民元は国際取引でほとんど使われていないのです。
世界で使われない通貨は国際基軸通貨にはなり得ません。
中国は人民元の対ドル準ペック制(準固定相場)を採用し、為替相場の激変から人民元の安定化をはかり、外国為替と債券市場を開放せず、通貨の流出を防いでいます。
人民元がドル・円のように為替変動制になり、外国為替、債券市場が開放されたらドルはさらに衰退し、代わって人民元が躍り出るでしょう。
中国国営シンクタンクへ送った「アメリカのアキレス腱」で私が中国にアドバイスしているのは、アメリカの反発を買う非ドル運動をせず、アメリカ(親)の背中で命を守ってもらいながら成長に必要なミルクを飲めるだけ飲んで、親(アメリカ)が老いて子供(中国)を背負えなくなり、逆に子供が親を背負う時が来るまで待ちなさいというものです。
オバマ政権後のトランプ政権はことさら対中敵視政策を採り、制裁関税に加え、次世代情報インフラでアメリカの脅威になっていたファーウェイを市場から追い出しました。
バイデン政権になると半導体関連の対中輸出禁止など、政治的にもデカプリングなどと言って中国を国際孤立に追い込もうとしています。バイデンは大統領に就任するや、「民主主義と専制主義の戦いだ」と言って米中冷戦を宣言しました。
さらに台湾へのテコ入れで中国と台湾の緊張を高めています。
しかしこうしたバイデン政権の対中敵視、分離政策は表向きでしかありません。
オバマ政権時代副大統領であったバイデンが米中戦略的パートナーシップ構築の為に中国を訪問した際、当時副主席であった習近平は2週間付きっ切りでバイデンの面倒を見ました。
アメリカも中国も陣営を固める為に米中関係の緊張化を進めていますが、それはお互いに基幹産業である軍事産業の為であって裏(真実)はアメリカの対中指針である「米中戦略的パートナーシップ」であり「米中二極体制」なのです。
米中冷戦の最中の本年8月、アントニー・ブリンケン国務長官、ジャネット・イエレン財務長官、ジーナ・レモンド商務長官、そしてアメリカの政界の大御所であり周恩来との密約のご本人であるキッシンジャーが訪中し、習近平と会って何かの確約をしたものの、これと言った声明は発表されていません。裏話(真実)はやたらに話さないことになっています。
オバマ政権から始まった米中戦略的パートナーシップは着々と進んでいます。
11月17日サンフランシスコで開かれるASEAN(東南アジア諸国連合)首脳会議でバイデン・習近平首脳会談が予定されています。
アメリカと中国は水と油、混ぜ合わすと油は水に溶けたようにみえますが、やがて分離します。
米中二極体制の水と油の中間に「民主主義であって民主主義でない、社会主義であって社会主義でない日本」が入れば日本は水にも油にも溶けます。
これから世界の新秩序、米中二極体制が構築される時、大国に追従するしか能がなかった日本に重要な役割が回って来るのです。
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