引用した部分は、書かれた内容のほとんどが事実の記述。
まあ、アメリカの退廃(暴力と犯罪の横行)は何年も前から言われているが、記事中に引用されている記事の言い方だと、暴力と犯罪は「民主党支配地域」の特徴とされているようだ。おそらく共和党系の情報源なのだろうが、実際、「リベラル」とは「自由」であり、自由とは、既成秩序への反抗なのだから、リベラル思想は暴力と犯罪を増加させるのは当然なのである。
だから私は保守主義であり、既成の法律と道徳を重んじるべきだという考えだ。もちろん、それらの法律や道徳が支配階級の権力維持装置でもあったのは当然だが、今や、国会そのもの(与党政権)が憲法と道徳を無視している状態であり、その状況で「法律は不要だ」と言えるのか。あるいは「道徳は不要だ」と言えるのか。
ついでに言えば、既成の法律や道徳が退廃するのは、社会組織(個別の多くの組織)の問題であり、私が常々言う「組織悪」の問題だ。たとえば、自民党と統一教会、あるいは日本会議や勝共連合との醜悪な関係、どの政党でも行われている上意下達の組織運営などの問題であり、法律や道徳、あるいは社会的慣行の改悪や否定は狂気である。
社会的慣行とは、たとえば公共のトイレは男性用と女性用に分けるという、当たり前のことである。それが今、「女性専用トイレを廃止する」という流れがある。こういうことを狂気だと私は言っているのだ。少数者(性的少数者)の利益の拡大のために、人類の二分の一という圧倒的多数者が害を受けるわけだ。精神がどうであれ、男性器が付いているなら男性用トイレを使うのが当然だろう。なぜそこまで「彼ら」(「彼女ら」では絶対にない)を甘やかす必要があるのか。
(追記)とある女性のツィートである。「女性専用トイレ追放」に心の中で悲鳴をあげている女性は多いのではないか。
あなたは、多目的トイレで3歳の女児が性加害のうえ殺害された事件をご存知ないのですか? しかも、ドアの外にはその子を探す父親がいた。 女性トイレをつぶし、オールジェンダートイレにするのが、あなたがたLGBT活動家の「成果」なのですか? だったら、すぐにLGBT活動家など辞めてください。 twitter.com/kenken_omiya/s
(以下引用)
もはや、抗議というより「革命…」と呟きたくなりますが、それでも、フランスのこれらの行動には、一応とはいえ、「年金改革への反対」という大義名分なり名目がありますが(すでに、参加者の多くはそれを忘れている気もしますが)、今、アメリカで起きていることは、単なるカオスで、これもまた、過去何十年遡っても「なかった暴力」が起きています。
つまり、
「何の名目も理由もなく、多数の若者たちが暴れている」
のです。
アメリカの各地の都市で、若者たちの「無軌道な暴力」が発生していることが伝えられています。そのすべてが、民主党が地盤のリベラルな街です。
4月15日の土曜日には、シカゴで十代の若者たちによる大規模な暴動…いや、暴動ではなく、ただ騒ぐだけなんですが、それが起きています。以下は、米ゼロヘッジの記事です。
何百人ものティーンエイジャーたちがシカゴで騒乱を引き起こし、地獄のような大混乱が生じている
All Hell Breaks Out In Chicago As Hundreds Of Teenagers Wreak Havoc
zerohedge.com 2023/04/17
この春、進歩的な指導者 (※ 民主党の市長)が運営する都市で無法化の傾向が広がっている。
最新の事件は土曜日の夜にシカゴのダウンタウンで発生し、数百人のティーンエイジャーたちが車の窓を壊し、公共および私有財産を破壊して大混乱を引き起こした。
彼らはまた、ミレニアム・パークに入ろうとしたため、警察の重大な対応が促された。複数の負傷者を出した発砲さえあった。
FOXニュースシカゴは、 ダウンタウン地区で大混乱を引き起こした 十代の若者たちの大群を報告した。暴徒と化した子供たちが、目の前にあるものを破壊することに加えて、マディソンとミシガンの角の近くでは銃の発砲があり、2人のティーンエイジャーが銃撃で負傷したという報告があった。
FOXニュースでさえ、昨夜の混乱は「取材クルーを現場に留めておくのは安全ではない」と述べた。子供たちがバスの上に飛び乗る映像もあった。
以下の投稿は、その夜のシカゴの若者たちが「熱狂」した光景の動画だ。
「乱暴なティーンエイジャーたちのグループに対して、警察の対応を促したのは、今週末で 2度目だ」と地元メディアは指摘した。
無法の文化が続いている。これらの動画は、失敗したリベラルな機関で教育を受けた若い世代の急速なモラルの衰退を証明している。
制御不能な若者に混乱させられている都市はシカゴだけではない。もう 1つ の失敗したリベラルな都市であるボルチモアは、ちょうど 1週間前に同様の混乱を経験した。
リベラルが、都市を無法の地獄に変えている。
そして、それに対しての反応は? …人々は単にこれらのゴミ捨て都市を離れて安全な場所へ向かっているだけだ。
ウォルマートでさえ、 環境の悪化により先週、 シカゴの店舗の半分を閉鎖した。
ここまでです。
ボルチモアの報道はこちらにあります。
シカゴのウォルマートが閉鎖とありますけれど、これはウォルマートだけではないです。ウォルマート同様に北米の巨大スーパーチェーンであるホールフーズ・マーケットも、サンフランシスコの旗艦店を閉鎖しました。
原因は、
「万引と、その他の犯罪と、そして麻薬常習者が多すぎる」
ということで、これはウォルマートもホールフーズ・マーケットも同じ理由で、不採算などの問題ではなく、
「アメリカの一部の治安が悪すぎる」
のです。
あと、まあ……これはあまりに光景が悲惨であまり詳しくふれるつもりはないですが、「フェンタニル地獄」の進行がものすごいペースなのです。
フェンタニルというのは、日本で知られている名前としては、ヘロインとかモルヒネなどがあるオピオイドというカテゴリーのもので、ヘロインとかモルヒネなどより何十倍とか 100倍とか強力なものなんですが、最近は、それに「動物用の鎮静剤を加えたもの」が流通していて、地獄のような写真や動画をたまに見ます。
・米国で「ゾンビドラッグ」と呼ばれる、動物用鎮静剤とオピオイドの混合薬が蔓延。麻薬取締局が全土に警報を発令
地球の記録 2023年3月24日
アメリカのオピオイドの蔓延は、以前から「このままだと、とんでもないことになる」とは思っていましたが、ここまでひどくなるとは……。
以下は、2019年の記事ですが、オピオイドは、もともと「医療用に正式に使われていた」ものです。
・クスリ地獄アメリカ : 1億5000万人以上が病院の処方薬を飲み、薬物過剰摂取による1年間の死者数はベトナム戦争での全死者数を超えた
In Deep 2019年12月19日
「だめだって、そんなもん使っては」とは思っていましたが、今の病院での公式薬というのは多くがロクなもんではないです。ベンゾジアゼピン系とか。
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