急速な円高で1ドル111円に突入、株価も急落で年金に懸念も
円高が恐ろしい勢いで進んでいます。詳細は以下から。
株価や為替情報サイト「世界の株価」によると、2016年2月11日17:50現在、ドル円の為替レートは1ドル111.31円と、急速な円高が進んでいます。
過去3ヶ月のチャートを見るとこんな感じ。昨年12月21日には121円程度だったのが、1ヶ月半で10円も円高に。輸入食品が安くなるなど、物価高に悩む消費者にとって非常にうれしい展開となる一方で、輸出企業の業績に大きく影響しかねません。
また、日経平均も昨年12月21日時点で約1万9000円だったのが1万5713円にまで下落しており、景気が回復している根拠として株価が上がったことをしきりにアピールしてきた政府に冷や水を浴びせる形となっています。
なお、年金を運用する「年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)」は政府の意向をくむ形で、株による運用比率を従来の12%から25%へ引き上げることを2014年に決定。
株価の急落は多額の含み損を生む可能性があるため、今後が非常に気になるところです。
(追記)「ネットゲリラ」読者コメントより
tanuki | 2016年2月11日 20:23 | 返信
日本の株価とドル値との関係は間接的ですが、
世界経済すでに連結されてるため効果が相乗しますね。
どなたかも書いていますが、
イラン石油の他国通貨建て決済が本当に実現すると、
ドル現物はもっと急落するでしょう。それを見越しての円買いでもあります。
そもそもドルで買えるものなど石油以外、今やいんちき金融商品か、
ゴミのようなITサービスしかなく、なくても困らないものしかないからです。(フォード車やディズニーの映画なんかいらないわけです)
ところが、アメリカはその大切な石油を喧嘩の道具にしてしまったのが運の尽きです。石油を持たない日本相手なら通用したわけですが、ロシアやイラン相手にです。
結果的には自国通貨の信用を堀り崩し自国を壊滅させていくわけです。
これからしばらくの間続くのは資金の逆流です。
実需から吸い上げてきた資金が断たれ、信用経済がやせ細り、
急速に現金経済化していくでしょう。
人々は破綻や目減りを見越して給料も現金支給や現金化を急ぎ、タンス預金することになります。
手持ち資金のやせ細った金融機関は信用創造力(はっきり言って他人から預かった資産で博打を打っているにすぎませんが)を失っていき利益の源泉を失っていくわけです。
生き残るのは実需にのみ融資する地域金融しかなくなるはずで、
ユダ金化した日本のメガバンクも早々に破たんするでしょう。
まあこれが資本主義の終わりです。
(追記2)「ギャラリー酔いどれ」から転載。
【実体経済とは無関係な株高を人為的につくり出し、成果にしてきたのが安倍政権です。】
◆原油や中国のせいにするな! 暴落株価はアベクロ恐慌(日刊ゲンダイ)
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/175103「政府もメディアも、株価が上がればアベノミクスの成功、
下がると原油安や中国経済の減速など外的要因のせいにしてきましたが、
それは間違っている。
原油が安くなれば、企業の製造・流通コストが安くなり収益性が良くなるのだから、
本来なら株が上がらなければおかしいのです。
中国経済の減速にしても、無関係とは言いませんが、日本の株がここまで下がるのは、
もともと投機マネーで膨らませてきただけだからです。
公的マネーまでつぎ込んで、実体経済とは無関係な株高を人為的につくり出し、
成果にしてきたのが安倍政権です。その投機マネーが日銀のマイナス金利導入で、
いよいよ見切りをつけた。それが今回の暴落の理由です」(2016年2月10日)◆http://richardkoshimizu.at.webry.info/201602/article_78.html
richardkoshimizu's blog 2016/02/11
◎
【NY円、一時113円10銭に急伸 1年3カ月ぶり水準(朝日新聞)】 米国発世界恐慌が視野に入ってきた、今。
安全資産である日本円に世界のマネーが殺到しています。
ドル円、一時、113円台に。
まずは、110円突破、次に、100円に!
最終的には1ドル60円が適正相場です。(-ω-)/special thanks 2016/2/1
【NY円、一時113円10銭に急伸 1年3カ月ぶり水準(朝日新聞)】http://www.asahi.com/articles/ASJ2C2BV8J2CUHBI007.html?iref=comtop_6_0210日のニューヨーク外国為替市場は、円を買ってドルを売る流れが加速した。
対ドルの円相場は一時1ドル=113円10銭に急伸し、
2014年11月上旬以来、約1年3カ月ぶりの円高ドル安水準となった。
午後5時(日本時間11日午前7時)時点の円相場は、
前日の同じ時刻に比べ1円82銭円高ドル安となる1ドル=113円29~39銭だった。
(2016年2月11日)
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