http://ameblo.jp/wake-up-japan/entry-12220715217.html
<転載開始>
トランプ氏の勝利後から、ネット(独立系メディア)VSエリート層支配のメディアの戦いが熾烈なことになってますね。
トランプ氏の勝利から「人種・性別差別者が大統領になるなんて・・・」と怒りを感じている人(伝統的な左派)、あるいは「ほらな!アメリカは白人至上主義でいいんだよ!」と勘違いしている人(伝統的な右派)、この層はどちらも主にマスコミ系情報に頼っている人ではないでしょうか。
逆に独立系メディアの情報を追っている人でも「トランプもしょせんエリート層の傀儡」だと考える人もいれば、「いや、トランプこそがアメリカ、そして世界を変えてくれるはずだ」と考える人もいます。これは普段追っている情報源や、自分の価値観・主義によって異なるのでしょう。あるいはトランプ氏が「どちら側か」を見極めようとしている方も多いのではないでしょうか。
そして第三の考えとして、トランプを熱狂的に支持も否定もしないような立場の人も多くいます。
・プーチン大統領
「トランプ勝利は、不満を持つアメリカ国民がエリート層の支配にNOを突きつけたもの」
(マスコミはプーチンがトランプを大絶賛とよく伝えていましたが、彼本人の応答を見ているともっと落ち着いたクールなものでした)
・ロン・ポール氏
「誰が大統領になっても影の政府は変わらない(だから実質上の違いはない)」
「(トランプ氏に)暗殺されないように気をつけるように」
・ラッセル・ブランド
「他にまとも選択肢がなく、トランプを選ばざるをえなかった人が多かったための勝利だが、トランプが大統領にならなくてもいい世の中になるのが一番」
★本当の勝者は「Nobody」
数年前からあった活動ですが、「Nobody for President(大統領には誰もふさわしくない)」という動きもいまだに生きています。
「大統領にふさわしい人間は誰もいない
自分自身をリードしよう」
(2016年11月のアノニマスのデモより)
「実際には大統領選で『Nobody』が選挙に勝っていた」
11月11日【Global Research】http://www.globalresearch.ca/
2016年の大統領選の新しいデータによれば、投票が始まった早い段階で47%のアメリカ国民はNobodyに投票していた(無投票)。これはトランプ氏(25.5%)やヒラリー(25.6%)を大きく上回る。
また数百万人のアメリカ国民が投票権を失っていたが、この数も考慮すると「Nobody」は圧倒的な勝利を収めていたのかもしれない。
8月のNYTimes紙
「トランプとヒラリーを大統領として選んだアメリカ人はわずか9%」
・・・なのでトランプが過半数で勝っていたとしても、それはアメリカの全国民の半分がトランプ氏を支援しているわけではなく、実際にはごくわずかな割合にすぎなかったということです。
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イギリスのEU離脱の際にも、両サイド共にかなり感情的で白熱した議論がされていましたが、トランプ氏勝利に関してもかなり感情的になっている人が多いようです。
★Facebookは反トランプ
そんな中、Facebookが新機能を追加しました。
なんとFacebook上でトランプ氏を支援している友人を一覧表示し、トランプ支援者を簡単に全員、友人リストから削除することができるそうです
上のリンクをクリックするとおそらく検索結果の一番上に下のような表示がでますので、それをクリックするとトランプ支援の友人をご確認することができます。日本語限定のGoogleをご使用の場合は、日本語の検索結果がでるかもしれません。
★ソロスの逆襲
そして選挙後になっても、ソロスが本気でトランプ氏を潰そうとしているようです。反トランプデモの送迎バスや、時給15ドル、日当200ドル、週の手当て1500ドルで輸送、食事つきで雇われ活動家を募集しているということは、日本でも騒がれていたようですが、その他、ソロス傘下の187組織がトランプに対して猛攻撃しているということです。
教師組合や図書館連合、人権保護団体など様々な組織が名を連ねています。
現在、アメリカの教師がおかしな行動が目立っていますが、そういう背景があるんですね~。
11月16日【NewYorkPost】「反トランプデモに参加するためなら授業をさぼってもよい、と教師が認める発言」
【ZeroHedge】「カリフォルニアの教師:生徒を元気づけるために反トランプだけでなく、反ヘイトも教える計画を提出」
一方でトランプ氏は、支援者に対してマイノリティーや女性に対する攻撃をやめるように、という警告を発しています。
【Good】https://www.good.is/articles
イギリスのEU離脱直後には勘違い人種差別者たちが一斉に国内で外国人に対する迫害行為を行っていましたし、トランプ氏が勝利した時点でそういった動きはある程度は予測できたかとは思うのですが、やはり実際にそういった行為が急増しているようです。
「トランプ勝利からアメリカ国内で起きた人種差別的事件が急増・事件の一覧」
11月13日【Slate】http://www.slate.com/blogs/the_slatest/2016/11/13
★シンプソンズの予言の謎
シンプソンズが16年前にトランプ氏の勝利を「予言」していたとして、これも日本でも盛り上がっていたようですが、あまりの反響にシンプソンズの製作者がそのエピソードのできた理由を発表しています。
「これはアメリカへの警告でした」
「論理性がどん底に落ちる一歩手前を表しているかのように思えたのです。アメリカが常に狂気に向かって進んでいっているという予想がつきまとっていましたから」
「私たちはリサに修復不可能と思われる問題、考えられる範囲内であらゆることが最悪の事態に直面させたかったのです。それでリサが大統領になる前にトランプを大統領にしたのです」
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★マスコミの逆襲
こちらはIn Deepさんが日本語で訳してまとめてくださっていたので、そちらをご紹介させていただきます。
SNSで世界中に拡散するフェイクニュース全盛時代に生きるために。そして、現代社会の「情報」の存在の裏にあるもの
http://indeep.jp/fake-news-and-true-news-what-defferent/
これはCNNニュースが報道したものだそうです。もちろん独立系メディアに負けたマスコミの遠吠え的なところはあるかと思いますが、マスコミ・独立系問わずに誤った情報がセンセーショナルだからというだけで、あまり検証もされずに広がる様子を見ていると私自身も怖いなとも思っています。このように多くのマスコミ、そして独立系メディアから(考えの異なるサイトを指して)「偽物の情報には気をつけて!」と発信されまくっていますが、どちらが偽物の情報かは各読者が検証するなりして判断をすればよいものかと思います。また、タイトルだけでなく本文もしっかりと読んだ上で自分で検証した方が無難ではないかとは思います。
また少し脱線しますが、エドワード・スノーデン氏も最近、「Facebookだけにニュースを依存するのは危険である」という警告を発しています。
スノーデン氏「(多くの人がFacebookを情報源にすることにより)競争がなくなるというより大きな問題に直面することになります。Facebookという最大のサービスにとってかわることのできる他のメディアが存在していない、というのが事実です」
「企業がある程度巨大化してしまえば誰も止めることができなくなり、注意深さが失われます
から」
【関連記事】
Facebookの気持ち悪いニュースまとめ 個人情報と頭の中が狙われています
★トランプの両親がKKKの服装をしていた?
たとえばネット上で、「トランプがKKKの服装をした両親とともに撮影した写真が流出!」などという情報があれば、わかりやすくセンセーショナルな情報なために大人気になったりしやすいものですが、このような細工をされている場合もあります。
上の写真がネット上で拡散されていたもので、下の写真が加工前のオリジナルの写真です。
http://www.snopes.com/donald-trumps-parents-kkk/
KKKは公然と人種差別的発言をするトランプ氏が大好きである、ということに変わりはありませんが・・・(爆)センセーショナルな情報ほど、拡散の前に可能な限り確認をした方がよいかもしれません。
【関連記事】
★メディアが叩くから、トランプは善人?
しかしメディアが叩くからといって、すなわち完全な聖人とも断言しきれないですね。
こちらのツイートには、ドナルド・トランプがNYCのディナーパーティーで他の億万長者たちに向かって(冗談のように)「あなたたちの税金は私たちが少なめにしておきますから。ご心配なく」と話しています。
実際、彼の政策では富裕層にとってよい税制に変えようというものもあります。
★トランプが大統領になったらどうなるの?!とパニックな人たちの未来像?
これはトランプが約束通りに、メキシコとの間に壁を建設して、移民を全員追い出した場合の近未来をブラックユーモアたっぷりに映像化したものです( ´艸`) アメリカで反トランプで盛り上がっている人には、ここまでではなくともこれに近い未来像を持っている人もいるでしょう。
トランプがロボットになり、UFOからはアレが下りてきます(笑)
とりあえずシリアの状況がトランプ氏の勝利によってかなりよい方向に向かっているので、私自身はそれだけでもヒラリー勝利の場合よりは確実にマシだったとは思います。
この情報合戦はまだまだ続くようですし、他にも気になる動向がたくさんありますがそれは改めて。
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