マスコミに載らない海外記事さんのサイトより
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-4dfd3e.html
<転載開始>
ブルーナ・フラスコラ
2024年12月25日
Strategic Culture Foundation
国家は大企業の承認を必要とせず、大義や意見を国民に届けることができる。
❗️Telegram , Twitter , と VK でご参加願いたい。
お問い合わせ:info@strategic-culture.su
ヨーロッパ諸国(特にフランス)と比べて、フランス人はアメリカを未発達な国として描くのが大好きだが、パリ五輪で、フランス自体がヨーロッパの文化的退廃の代表になった。太った妖精や女装男性が登場した「最後の晩餐」がそれを物語っている。
だがフランス人は概してウォークだと我々が考える必要はない。この恐ろしい見世物は、フランスだけでなく、西欧全般における政治機関乗っ取りによって容易に説明できる。ロンドン市街で、真新しいLGBT旗にイギリス国旗が置き換えられたのは、イギリス人全員がトランスセクシュアル・ファンなのを意味するわけではなく、むしろイギリス官公庁がトランスセクシュアル・ファンで占められていることを意味する。従ってヨーロッパ人の考え方を理解したいなら、公式の場での表現が、彼らの個人的考えの忠実な表現ではないことを我々は考慮する必要がある。ウォーク・フランス人やドイツ人がいないわけではない。連中は公共の場への登場が多いため、実際より多く見えるに過ぎない。
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2024/12/post-4dfd3e.html
<転載開始>
ブルーナ・フラスコラ
2024年12月25日
Strategic Culture Foundation
国家は大企業の承認を必要とせず、大義や意見を国民に届けることができる。
❗️Telegram , Twitter , と VK でご参加願いたい。
お問い合わせ:info@strategic-culture.su
ヨーロッパ諸国(特にフランス)と比べて、フランス人はアメリカを未発達な国として描くのが大好きだが、パリ五輪で、フランス自体がヨーロッパの文化的退廃の代表になった。太った妖精や女装男性が登場した「最後の晩餐」がそれを物語っている。
だがフランス人は概してウォークだと我々が考える必要はない。この恐ろしい見世物は、フランスだけでなく、西欧全般における政治機関乗っ取りによって容易に説明できる。ロンドン市街で、真新しいLGBT旗にイギリス国旗が置き換えられたのは、イギリス人全員がトランスセクシュアル・ファンなのを意味するわけではなく、むしろイギリス官公庁がトランスセクシュアル・ファンで占められていることを意味する。従ってヨーロッパ人の考え方を理解したいなら、公式の場での表現が、彼らの個人的考えの忠実な表現ではないことを我々は考慮する必要がある。ウォーク・フランス人やドイツ人がいないわけではない。連中は公共の場への登場が多いため、実際より多く見えるに過ぎない。
この問題は別の場面でも明らかだ。メディアやヨーロッパの大学を見ていると、ウクライナのせいでエネルギーが高騰するのは素晴らしいことだとヨーロッパ人全員が考え、反ユダヤ主義との戦いの闘士になっているかのようだ。今や高いエネルギー請求書への彼らの情熱を信じるより、ヨーロッパ人全員女装ファンだと考える方が容易だと私には思える。ヨーロッパでは批判的思考が沈黙しており、これは親NATO派の少数派による各機関の乗っ取りを通じて起きていると考える方が遙かに合理的だ。
もちろん経験豊富な読者は「批判的思考」という表現に疑念を抱くだろう。これは党派的な人々が「自分と同じように考える人々」を表現するのに良く使う表現だ。だが、この用語さえ放棄すれば、批判者も非批判者もいないので、全ての思考は同質だと言わざるを得なくなる。そう、ウクライナを擁護する方法はいくらでもある。プーチンはヒトラーで、阻止する必要があると言うのは最も知的な方法ではない。実際、ヨーロッパに課せられた代償を考えると、NATOを支持するよう知的なヨーロッパ人を説得できる議論をするには詭弁の天才が必要だ。だから残っているのは、プーチンは悪の化身で、阻止する必要があるという叫びだけなのだ。これは最もマニ教的で愚かな欧米プロパガンダに催眠術をかけられて一日過ごした後で、非常に無批判な人々だけが信じられ類いの話だ。このプロパガンダを信じる人が全員常に無批判だとは言わない。人は時に(自由主義への愛やロシア人憎悪など)先入観を持っており、そのせいで、その主題に関連するプロパガンダに直面しても批判的になれないことがあるのだ。
ヨーロッパにおける批判的思考の抑圧に関する興味深い記述が、Responsible Statecraftが発表した記事“McCarthyism, European Style: The elite crackdown on Ukraine dissent” (ヨーロッパ風マッカーシズム:ウクライナ反対派に対するエリートによる弾圧)に示されている。この記事では、ウクライナ支援に批判的なヨーロッパ人学者たちが、無価値なロシア・プロパガンダ活動家というレッテルを貼られ追放される様子が描かれている。記事によると、アメリカがウクライナ問題の中心地であるにもかかわらず、ジェフリー・サックスやジョン・ミアシャイマーなどの人々が親ウクライナ政策を批判する大勢の聴衆を集める自由がある一方、ヨーロッパではキャンセル・カルチャーが反対意見抑圧に成功している。
だが、これはアメリカの自由度が高まったためではなく、欧米世界で最も人口が多く、最も重要な国で、世界中で理解される言語を話し、技術革新に満ちている結果だと私は考えている。タッカー・カールソンとのインタビューで、メディアに無視されることにジェフリー・サックスが不満を述べた。タッカー自身も、従来のメディアに無視された一人だ。彼らは新しいメディアに避難所を見つけたのだ。
ロシアとパレスチナを擁護する上で、アメリカより自由がある国を思い浮かべることは可能だ。それはブラジルだ。パレスチナを擁護する自由を一流大学の学生が持っていることは、アメリカ人にとってもヨーロッパ人にとっても絶対にうらやましいものだ。ブラジルでは左翼がイスラエルを擁護するのは不作法とみなされる。ロシアに関しては、ブラジル右翼だけがロシアを擁護し、無視される危険にさらされている。帝国と衛星諸国に反対する、かつてのボルシェビキの国をブラジル左翼が支持するのは今でも自然なことだ。
だが、ブラジル報道機関が、そうするのはそれほど簡単ではない。違いは簡単に説明できる。ブラジルの大学は国営だが、報道機関は大企業経営だ。民営の目的は所有者を豊かにすることだ。国営の目的は国民の共通の利益に奉仕すること、あるいはそうあるべきだ。従って、ブラジルの教師や学生はパレスチナを擁護する余裕がある。そうすることで誰も損をすることはない。だがジャーナリストは、スポンサーが減るのを嫌がる上司を満足させなければならない。それでも、ブラジルほどの規模の国では、インターネットを使って左派メディアがパレスチナの大義を擁護したり、ウクライナとの戦争でロシア側を擁護したりすることが可能なのだ。
さて、アメリカを見てみよう。キリスト教左派の老ジャーナリスト、クリス・ヘッジスは、パレスチナを擁護したため仕事を失い、番組を続けるためにYouTubeチャンネルを開設しなければならなかった。やはり左派で親パレスチナのジャーナリスト、アビー・マーティン同様、彼もRTアメリカという放送局、つまり政府資金で運営されるロシア・テレビのアメリカ支局で働いていたことを私は想起せずにいられなかった。ブラジルの公立大学同様、国民の共通の利益をこのロシア・テレビが目的としている事実が、民間スポンサーなら排除する議題を擁護するのを可能にしているのだ。ウクライナ戦争のおかげで、アメリカと西欧でRTは閉鎖され、ウェブ・サイトへのアクセスさえ困難になった。実際、ヨーロッパは、インターネット制限の上で、アメリカやブラジルより厳しいのだ。
従って、ヨーロッパ人は一連の困難に直面している。1) 大学における排斥、2) 欧米商業メディアにおける排斥、3) ロシア情報源へのアクセスを阻止する、国家による抑圧、4) 人口規模に固有の困難 (たとえば、フランス語やイタリア語で代替メディアを維持するのは英語で維持するより困難で、イギリス人の英語放送視聴者数は一般的にアメリカ人の数より少ない)、5) 人口の高齢化に固有の困難 (ソーシャルネットワークの使い方を知っている若いジャーナリストと同じように読者を見つける能力はブログを書く年配ジャーナリストには、ほとんどないだろう)。
最後に、たとえ外国であれ、国家は大企業の承認を必要とせずに大義や意見を聴衆に届けることが可能で、表現の自由を促進する健全な役割を果たしていると我々は結論できる。
記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2024/12/25/do-europeans-love-expensive-energy-or-they-being-censored/
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War Echo Zone NEWS
もちろん経験豊富な読者は「批判的思考」という表現に疑念を抱くだろう。これは党派的な人々が「自分と同じように考える人々」を表現するのに良く使う表現だ。だが、この用語さえ放棄すれば、批判者も非批判者もいないので、全ての思考は同質だと言わざるを得なくなる。そう、ウクライナを擁護する方法はいくらでもある。プーチンはヒトラーで、阻止する必要があると言うのは最も知的な方法ではない。実際、ヨーロッパに課せられた代償を考えると、NATOを支持するよう知的なヨーロッパ人を説得できる議論をするには詭弁の天才が必要だ。だから残っているのは、プーチンは悪の化身で、阻止する必要があるという叫びだけなのだ。これは最もマニ教的で愚かな欧米プロパガンダに催眠術をかけられて一日過ごした後で、非常に無批判な人々だけが信じられ類いの話だ。このプロパガンダを信じる人が全員常に無批判だとは言わない。人は時に(自由主義への愛やロシア人憎悪など)先入観を持っており、そのせいで、その主題に関連するプロパガンダに直面しても批判的になれないことがあるのだ。
ヨーロッパにおける批判的思考の抑圧に関する興味深い記述が、Responsible Statecraftが発表した記事“McCarthyism, European Style: The elite crackdown on Ukraine dissent” (ヨーロッパ風マッカーシズム:ウクライナ反対派に対するエリートによる弾圧)に示されている。この記事では、ウクライナ支援に批判的なヨーロッパ人学者たちが、無価値なロシア・プロパガンダ活動家というレッテルを貼られ追放される様子が描かれている。記事によると、アメリカがウクライナ問題の中心地であるにもかかわらず、ジェフリー・サックスやジョン・ミアシャイマーなどの人々が親ウクライナ政策を批判する大勢の聴衆を集める自由がある一方、ヨーロッパではキャンセル・カルチャーが反対意見抑圧に成功している。
だが、これはアメリカの自由度が高まったためではなく、欧米世界で最も人口が多く、最も重要な国で、世界中で理解される言語を話し、技術革新に満ちている結果だと私は考えている。タッカー・カールソンとのインタビューで、メディアに無視されることにジェフリー・サックスが不満を述べた。タッカー自身も、従来のメディアに無視された一人だ。彼らは新しいメディアに避難所を見つけたのだ。
ロシアとパレスチナを擁護する上で、アメリカより自由がある国を思い浮かべることは可能だ。それはブラジルだ。パレスチナを擁護する自由を一流大学の学生が持っていることは、アメリカ人にとってもヨーロッパ人にとっても絶対にうらやましいものだ。ブラジルでは左翼がイスラエルを擁護するのは不作法とみなされる。ロシアに関しては、ブラジル右翼だけがロシアを擁護し、無視される危険にさらされている。帝国と衛星諸国に反対する、かつてのボルシェビキの国をブラジル左翼が支持するのは今でも自然なことだ。
だが、ブラジル報道機関が、そうするのはそれほど簡単ではない。違いは簡単に説明できる。ブラジルの大学は国営だが、報道機関は大企業経営だ。民営の目的は所有者を豊かにすることだ。国営の目的は国民の共通の利益に奉仕すること、あるいはそうあるべきだ。従って、ブラジルの教師や学生はパレスチナを擁護する余裕がある。そうすることで誰も損をすることはない。だがジャーナリストは、スポンサーが減るのを嫌がる上司を満足させなければならない。それでも、ブラジルほどの規模の国では、インターネットを使って左派メディアがパレスチナの大義を擁護したり、ウクライナとの戦争でロシア側を擁護したりすることが可能なのだ。
さて、アメリカを見てみよう。キリスト教左派の老ジャーナリスト、クリス・ヘッジスは、パレスチナを擁護したため仕事を失い、番組を続けるためにYouTubeチャンネルを開設しなければならなかった。やはり左派で親パレスチナのジャーナリスト、アビー・マーティン同様、彼もRTアメリカという放送局、つまり政府資金で運営されるロシア・テレビのアメリカ支局で働いていたことを私は想起せずにいられなかった。ブラジルの公立大学同様、国民の共通の利益をこのロシア・テレビが目的としている事実が、民間スポンサーなら排除する議題を擁護するのを可能にしているのだ。ウクライナ戦争のおかげで、アメリカと西欧でRTは閉鎖され、ウェブ・サイトへのアクセスさえ困難になった。実際、ヨーロッパは、インターネット制限の上で、アメリカやブラジルより厳しいのだ。
従って、ヨーロッパ人は一連の困難に直面している。1) 大学における排斥、2) 欧米商業メディアにおける排斥、3) ロシア情報源へのアクセスを阻止する、国家による抑圧、4) 人口規模に固有の困難 (たとえば、フランス語やイタリア語で代替メディアを維持するのは英語で維持するより困難で、イギリス人の英語放送視聴者数は一般的にアメリカ人の数より少ない)、5) 人口の高齢化に固有の困難 (ソーシャルネットワークの使い方を知っている若いジャーナリストと同じように読者を見つける能力はブログを書く年配ジャーナリストには、ほとんどないだろう)。
最後に、たとえ外国であれ、国家は大企業の承認を必要とせずに大義や意見を聴衆に届けることが可能で、表現の自由を促進する健全な役割を果たしていると我々は結論できる。
記事原文のurl:https://strategic-culture.su/news/2024/12/25/do-europeans-love-expensive-energy-or-they-being-censored/
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War Echo Zone NEWS
John Mearsheimer REVEALS: U.S. Prepares to Hit Russia! Biden's Secret Plot Urges Ukraine Use Nuclear 58:55今朝の孫崎享氏メルマガ題名
世界政治での「進歩的な時(The Progressive Moment)は終焉。経済成長の鈍化と移民が右派、特にポピュリストの躍進を推進。米国トランプ、カナダ・トルドーの不人気、独ではナショナリストで反移民のAfD、仏ではNational Rallyの台頭。極右反体制的。保守党との連立が困難。デモクラシータイムス
選挙と政変! 激変の2024年 WeN20241228 1:53:25
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