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徽宗皇帝のブログ

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マスコミ・言論人の踏み絵としての鳩山発言
表ジャーナリズムは鳩山前首相によって暴露された「抑止力は方便」という事実を打ち消すのにやっきになっている。彼らが騒げば騒ぐほど、誰が売国奴で誰がそうでないのかがはっきりわかるから面白いことである。


(以下引用)




鳩山前総理 が 暴露した真実 : 一国の総理を潰した「日米安保マフィア」という 巨大な壁  (岡留安則))
http://www.asyura2.com/11/senkyo108/msg/106.html
投稿者 純一 日時 2011 年 2 月 20 日 07:31:35: MazZZFZM0AbbM


http://okadome.cocolog-nifty.com/blog/


【鳩山前総理が暴露した真実 : 一国の総理を潰した「日米安保マフィア」という巨大な壁(岡留安則の「東京ー沖縄ーアジア」幻視行日記)】


2011.02.19

■2月某日 沖縄タイムス本社に出向く。いま永田町やメディアで物議をかもしている鳩山由紀夫前総理の「沖縄の海兵隊の抑止力は方便」発言に関する鼎談に出席するためだ。佐藤学沖縄国際大学教授、C・ダグラス・ラミス元津田塾大学教授、それと筆者の3人。司会は同社の論説委員兼編集委員の屋良朝博氏。夕方7時から9時まで、同社の役員室の応接間で鼎談。

鳩山氏は歴史的な政権交代で、歴代総理の中で初めて普天間基地の県外・国外移設を目指したものの、防衛・外務官僚の強力な抵抗や鳩山内閣の沖縄関係閣僚が当初から県内移設でバラバラに動いたため、「できれば国外、最低でも県外」という思いは完全に頓挫した。結局、これまでの自民党政権と防衛・外務官僚主導で進められてきた辺野古新基地建設に回帰したのだ。

 しかし、総理を辞めた鳩山氏は自由な立場で、これまでの県外・国外移設がいかにして挫折したかを率直に発言したのだ。普天間移設を巡って日米両政府は何が何でもこれまでの沖縄権益を守るために、霞が関官僚、閣僚、御用評論家、米国国務省、防衛総省などが総意をあげて鳩山潰しの包囲網を敷いてきたことが手に取るようにわかりやすく語られているインタビューだった。

 鳩山氏の言葉に嘘はないだろう。それは、これまでも県外・国外を推し進めようとする鳩山氏の最大の壁となったのが防衛・外務官僚の非協力と妨害だったことは公然と語られてきたからだ。鳩山氏の思いが実現できなかったのは、彼自身の政治力や統率力のなさに原因があったことも本人も十分に認識していたことがわかる。そこで、鳩山氏を批判するのは簡単だが、鳩山氏をとりまく日米安保マフィアの抵抗が一国の総理を潰した巨大な壁をどうすべきなのかという根源的な問題提起が含まれていることを見落としてはなるまい。

 鳩山インタビューが掲載された直後、永田町、霞が関、大手メディアは一斉に鳩山バッシングを開始した。鳩山氏は「宇宙人」であり、個人の資質に問題があり、今回の発言は無視するか、なかったことにする火消しの流れが主流になった。批判の急先鋒は自民党だったが、他の野党も民主党執行部も沖縄の米軍には抑止力があり、これまで通り日米合意=辺野古新基地建設の方針に変更はないという官僚作成の答弁に終始した。鳩山氏の問いかけには直接答えず、何事もなかったように無視する挙に出た。枝野、菅、北沢、岡田も金太郎アメのようなコメントだった。

 だが、鳩山氏は言葉が軽いなどといわれるが、軽いのは民主党執行部も同じである。少なくとも、鳩山氏の言葉にはリアリティがある。真実を暴露したといってもいい。これまで明るみに出ることのなかった日米交渉の舞台裏が赤裸々に語られたことは、沖縄県民にすればプラスではあってもマイナスになることはひとつもない。今後の日米交渉を原点に立ち戻って進めていくための根源的な問題提起がなされている。

筆者はあえて鳩山擁護の立場に立とうとの思いで鼎談に参加した。鳩山氏の失敗や未熟さを批判するよりも、鳩山氏の発言から教訓を学びとり、今後の対米交渉において戦略的外交力として生かすことこそがもっとも大事ではないのか。

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