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徽宗皇帝のブログ

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リベラルはなぜ敗北するか
岡田氏の連続ツィートは未読だが、発言中のこの引用部分に関しては、某フォロワーの「区分というより、人間というくだらないものを理想をベースに語るからいけないのです。そして理想が近そうだと無条件で信じてしまう。だから過激派がのさばった。今は同じ理由で安倍さんが。」(「人間というくだらないもの」という言葉には私は反発を感じるが、低劣な欲望がほとんどの人間の行動の原動力だ、という意味なら同意する。)という指摘が概ね正しいように思う。そして、リベラルのこうした性質は、別ツィートで小田嶋師が言っていた、「本を読めば読むほど頑迷固陋になる人間もいる」という指摘がリベラル全体に当てはまるような気がする。 

リベラルというのが理想主義者的だ、とする考えもどうかと思うのだが、彼らは「善意で行動している」可能性は高いように思われる。現代の政治党派としての野党はだいたいが昔のままのリベラリズムだろう。つまり、民衆全体を幸福にしたいという善意や理想が土台にある。だから、(現実的な力である)カネや権力や暴力の前で常に敗北する。
政治から利益を得たい連中が政権政党を支持するわけで、つまり、そこが「リアリスト」だと彼らが「誇る」(笑)ゆえんである。つまり、餌にしか興味の無い豚、事大主義者の糞というだけのことだ。
ただし、昔のリベラルと現代の「ネオリベラリズム」はまったく別だ、と考えるべきであり、昔のリベラリズムは「過度に制限されていた市民的自由(その中には人権の根本に関わるものも多かった。)を国家政府から勝ち取る」運動だったが、現代のネオリベラルは、「企業(上級国民)の利益のために、労働者保護などの法規制を撤廃し、悪どいことでも何でも『自由に』できるようにしよう」という思想であり、これが竹中・小泉安倍と続いて、日本社会は階層化されブラック化したのである。もとをたどれば、冷戦の終了とサッチャー・レーガン時代に起源がある。ネオリベに「理想主義的」という言葉が当てはまるかどうかも問題だが、悪魔的思想も、理想に普通に伴う道徳的枠を外せば、「理想主義的」と言えないこともない。もちろん、その理想は「悪魔の理想」である。


(以下引用)



岡田憲治@「なぜリベラルは敗け続けるのか」発売中



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承前:多くのリベラル陣営の人たちは、政治と「道徳・思想」の区別に無自覚です。これは、「世界をどう構想するか」と「世界をどうやって1ミリ動かすか」を区分けしないからです。「戦争をしない国にすること」と「米国の戦争に利用されないためにすること」は異なります。#リベ敗け
16:55 - 2019年5月22日


小田嶋隆



@tako_ashi
8 時間
8 時間前


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返信先: @ganaha22さん
このtwから続く(2〜12+「おしまい」まで)連ツイ、基本的ながら多くの良心的な論者がうっかり気づかずにいることが丁寧にかかれています。できればスレッド化(リプライを連ねるカタチで)して、一発で読めるようにしてほしかったところですが、とにかくリンク先に飛んで読んでください。



岡田憲治@「なぜリベラルは敗け続けるのか」発売中



@ganaha22
5 時間
5 時間前


その他
ああ、なるほど。リプライ重ねですね。最近アウトプットしてなかったので、疎くなってました。


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返信先: @ganaha22さん
区分というより、人間というくだらないものを理想をベースに語るからいけないのです。そして理想が近そうだと無条件で信じてしまう。だから過激派がのさばった。今は同じ理由で安倍さんが。





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