私が不思議でならないのは、共産党に迷惑を受けたことも無いし、共産主義とは何かも知らない人間が、なぜか共産党や共産主義を頭から否定することである。
まあ、単純に、共産主義とは「金持ちに怠け者が寄生する思想だ」という解釈をしている人間もかなりいると思うし、また「全員が平等になることは不可能だし、可能でもそういう世界には住みたくない」という考えの人もいるだろう。後者の意味、つまり全員が平等になるのは不可能だ、という点では私も同感だし、共産主義者でもそこまでは主張しないだろう。ただ、そういう世界を理想とする、というだけの話で、その理想は誤りか、と言えば、私は誤りとは思わない。むしろ、そういう理想を持ってこそ、現実の悪が是正され理想に近づくと思っている。
もう一点、「共産党=共産主義の体現」という考え方をしている人は多いと思うが、これは間違いであり、ソ連、中国、日本の共産党とは基本的にはマスクス主義を基本とする政党にすぎないと思う。しかも、そのマルクス主義も近年はかなり訂正されていて、「暴力革命」路線は日本共産党では否定されているはずである。ただ、そのことが世間一般には知られていない。
俗論の中には、極端な共産主義否定論があり、DSは共産主義だという驚天動地の考えを平気で主張していたりする。最低でも、平等社会を目指すのが共産主義の本質であるのに、世界的超富豪を中心としているDSが共産主義だとは、呆れかえる主張である。
これは、共産主義と全体主義の混同から来ているかと思う。確かに、中国などの政治は全体主義的な部分があるとは思うが、それは「個人の突出した利益獲得を許容しない」という意味での全体主義ではないか、と私は思っている。つまり、共産主義の理想からかけ離れたものではないのではないか。
あるいは、官僚主義(官僚独裁)と共産主義の混同もあるかもしれないが、官僚主義はどのような政治でも必ず生じることである。
つまり、世間の「共産主義嫌悪」には、まったく根拠が無い、と私は思っているのだが、どうだろうか。
まあ、単純に、共産主義とは「金持ちに怠け者が寄生する思想だ」という解釈をしている人間もかなりいると思うし、また「全員が平等になることは不可能だし、可能でもそういう世界には住みたくない」という考えの人もいるだろう。後者の意味、つまり全員が平等になるのは不可能だ、という点では私も同感だし、共産主義者でもそこまでは主張しないだろう。ただ、そういう世界を理想とする、というだけの話で、その理想は誤りか、と言えば、私は誤りとは思わない。むしろ、そういう理想を持ってこそ、現実の悪が是正され理想に近づくと思っている。
もう一点、「共産党=共産主義の体現」という考え方をしている人は多いと思うが、これは間違いであり、ソ連、中国、日本の共産党とは基本的にはマスクス主義を基本とする政党にすぎないと思う。しかも、そのマルクス主義も近年はかなり訂正されていて、「暴力革命」路線は日本共産党では否定されているはずである。ただ、そのことが世間一般には知られていない。
俗論の中には、極端な共産主義否定論があり、DSは共産主義だという驚天動地の考えを平気で主張していたりする。最低でも、平等社会を目指すのが共産主義の本質であるのに、世界的超富豪を中心としているDSが共産主義だとは、呆れかえる主張である。
これは、共産主義と全体主義の混同から来ているかと思う。確かに、中国などの政治は全体主義的な部分があるとは思うが、それは「個人の突出した利益獲得を許容しない」という意味での全体主義ではないか、と私は思っている。つまり、共産主義の理想からかけ離れたものではないのではないか。
あるいは、官僚主義(官僚独裁)と共産主義の混同もあるかもしれないが、官僚主義はどのような政治でも必ず生じることである。
つまり、世間の「共産主義嫌悪」には、まったく根拠が無い、と私は思っているのだが、どうだろうか。
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