スー・チーについては、彼女がミャンマーの「民主運動の星」的扱いされていた時点から、私は彼女が英国の「草」であると指摘していた。軍事政権に監禁されていた時も、軍事政権自体が英国の傀儡政権であり、彼女が本当に危険な存在なら監禁されるのではなく殺されているはずだ、と指摘している。案の定、その軍事政権は平和裏に彼女に政権を移譲したわけである。そして政権を手に握った後の彼女の独裁者ぶりはご承知の通りだ。
要するに、世界の旧植民地は、独立運動を経て独立したことになっているが、実際には元の宗主国による遠隔操作、ステルス支配になっているのがほとんどだ、と私は見ている。パキスタンなどはそれが露骨だが、東アジアやアフリカ諸国の中で本物の独立国は無いのではないか。
(以下引用)
スー・チー氏の人権賞撤回 「失望」とアムネスティ
© KYODONEWS ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相(AP=共同)
【ロンドン共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は12日、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相に授与していた人権賞を撤回すると発表した。イスラム教徒少数民族ロヒンギャに対する迫害やメディア弾圧を阻止しなかったことに「大いに失望した」と批判した。
同氏を巡っては1991年に受賞したノーベル平和賞の剥奪を求める声も一部で上がっている。
アムネスティは、スー・チー氏が民主化運動指導者として軍事政権に軟禁されていた2009年、人権擁護で活躍した人に贈る「良心の大使」賞の授賞を決め、軟禁解除後の12年に手渡していた。
コメント