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徽宗皇帝のブログ

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二代目組織がダメになる理由
下の引用は「バカ国民帝国日本の滅亡」の末尾の付録みたいなものだが、記事本文より面白い、啓発的な内容の動画である。
私は養老孟司という人物をさほど評価していなかったが、なるほど鋭いところがある。いや、鋭いというより、物事を大所高所から見る能力がある。血液型はB型ではないか? www
で、この動画の中でoptimumという英単語が何度も出てくるが、要するに「最良の、最善の」という日本語で言えば済む言葉である。ただ、問題は、その後にsizeという言葉が続くことで、サイズはカタカナ日本語で通じるが、「最良(最適)サイズ」となると前半は純粋日本語、後半はカタカナ英語となるから、全部英語でoptimum sizeと言っているのだろう。まあ、片仮名英語の弊害である。
そして、話全体が、「物事にはoptimum sizeがある」という話で、アメリカや中国はそこから逸脱したために「変な国」になっている、という論旨だ。ただし、このふたつの国の場合はサイズの問題だけでなく、複数民族を抱え込んでいるという問題が大きいようだ。
サイズの問題より私が面白かったのは、研究所などは、作った当初はいいが、中の人間が世代交代して二代目以降はダメになる、という話で、それは二代目以降は「安定志向の人間だらけになる」からのようだ。つまり、初代は自由に研究して成果を上げるが、成果を出すと有名になり、たぶん待遇も良くなるので、安定志向の人間が就職先にするわけだ。すると、てきめんに、安全策しか取らないつまらない研究内容になる。まあ、そういう組織の機序というのが面白い。サイズの問題でも、適正サイズがあり、東大などは適正サイズから外れたマンモス組織だし、もちろん研究者も学生も安全志向の人間だけだから、ダメ組織になるわけだ。



(以下引用)


 


養老孟司さんが、とても面白い考察をしていたので…


 


⇒ アメリカと中国の異常性について


 


 


 

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