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徽宗皇帝のブログ

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人類の共有財産としての海
「井口和基」ブログから転載。原子炉への放水については、その汚染水をどうするのか、多くの人が疑問に思っていただろうが、その答えは、「何もせず海に垂れ流す」であった。
これで日本は世界中の信用を失ってしまったのである。
原発事故は日本の災難であるとして世界中から同情されていた。しかし、汚染水の垂れ流しは「人類への犯罪」として世界から糾弾されることは確実である。

海は世界の共有財産である。
日本政府のやったことは、世界中の人間の共通の飲料水貯水池に糞まみれの水をどんどこどんどこ流し込むという行為なのである。
これは欧米のイラク・リビア侵略戦争に匹敵する国家的犯罪だろう。

馬鹿に馬鹿を足しても馬鹿だというのは亀井静香の名言だが、今の日本政府は単なる馬鹿以下の狂人の集まりである。
もはや日本人は世界の爪弾き者となる運命だろう。


(以下引用)


「狂人に原子炉」:放射能汚染水はバキュームカーで汲み取れ!みなさん、こんにちは。

いやはや、「類は友を呼ぶ」というが、馬鹿政府は馬鹿東電に核処理作業を丸投げしたようである。

菅直人政権のメンバーは、もはや作業着も着ないで背広姿に大変身。当初から、何もしない菅直人政権のメンバーがまっさらの作業着を着て、非常に違和感があったのだが、それが何日経っても少しも汚れない。そんなところから、菅直人政権のメンバーが現場を少しも見ず、何もしていなかったことは明白であった。

東電の社員(正社員)はエリート中のエリート。実労働は、下請けやそのまた下請けに丸投げ。一番危険な作業を受け持つのは、裏社会から送り込まれた、前科やすねに傷のある社員ばかりの会社だとか。おまえらどうせ死刑が待ってるだけだ。いっそのこと日本のためになることして死ねや。というところらしい。

そんなインチキ大企業の東京電力がやり始めたのが、これまた驚きの馬鹿作戦。もっとも原子炉の1つとして作ったことのない保安院のくりだす保安員は、後先も考えず、膨大な水をまき散らしたものだから、そりゃー、崩壊した原子炉が水浸しになるのは当たり前。さらには、それが放射能汚染物質をを含んで放射性廃棄物の汚染水になるのは当然のことである。そして、ついにその膨大な汚染水の処理に困り、その膨大な高濃度放射能汚染水を海へ放出とか。

もうこうなると「狂人に刃物」、というより、「狂人に原子炉」という感じですナ。将来、日本の新しい諺になるだろう。


さて、海にフェンスをするのも一計だが、海はオープンシステムである。海に流せば、さまざまなルートを通じて、半減期2万4千年のプルトニウムで汚染する。他のストロンチウムやセシウムも半減期が数十年。これでは、東日本の沿岸で漁業はできるはずがない。さらには、結構被害すら起こしかねない。

ならば、どうすべきか? これを考えるべきである。にもかかわらず、東電も菅直人内閣もそういうことをまともに考えているふしがない。

私にはどうして東電も日本政府も日本にいる、あるいは世界にいる、賢い連中をかき集めて、作戦を議論してもっとも有効策を最初から打ち出さないのか?、理解できない。実に不思議なメンタリティーの持ち主たちである。自分たちは、文系でしかも研究者でも博士でもない。まったくのド素人にすぎない。それが、権力意識だけは人一倍強いせいか、他人の意見を聞く耳をもたない。むしろ、他人の箸の上げ下げまで気にかかるというようなタイプばかりである。人のことを指図する暇があれば、まず自分のやるべきことを考えろということなのだが、どうもそういうことが今の民主党の元左翼青年内閣は理解できないようである。

今の東電の原子炉の事態は、ちょうど脳腫瘍の手術中に医者が重要な動脈を誤って切って出血して来たというような緊急事態に似ている。すぐに止血しなければ、間に合わない。脳は血だらけ。下手をすれば、患者は出血多量で死ぬ。とまあ、こんな感じの状況である。

では、医者はこういう時にどうやっているのか?

まず、血だらけの患部を洗うために、水をかける。と同時に、洗った血をすぐにサンクションする。要するに、水かけながら、その一方で同時に吸引器で血水を吸引するのである。そして、患部を見つけて、レーザーメスで焼き、止血する。あるいは、患部の血管に直接指を当てて止血する。

どうやら保安院も東電もこうした方法を知らなかったようである。水で冷やすなら、当然同時にその水を吸引すれば良いことである。しかし、これを東電も保安局もしなかった。だから、膨大な水がたまって、どうしようもなくなったのである。

しかし、その場合でも、水を海に流すよりは、吸引して、どこかのタンクにしまい込めば良いのである。海のフェンスは安全のために張るべきもので、これで解決できようはずが無い。雨が降れば終わりである。嵐ならもう崩壊する。

まあ、首都圏の人は何十年か前にお目にかからなくなっただろうが、地方では、まだまだ汲取式便所が数多く残っている。そういう汚水をどう処理するかと言えば、日本で有名な「バキュームカー」




でくみ上げるわけである。日本にはこんなすばらしい車がたくさんある。だから、こういうものの巨大なやつをたくさん作って、それで吸い取ればいいわけである。

放水車




で放水するのであれば、同時に、バキュームカーで汲み取れば済むことである。バキュームカーのタンクが鉛製であれば、放射能が出て来ないから一番いいわけだが、海にたれ流すよりはずっとマシである。そして、後々放射能処理施設へ持ってゆけば良いというわけであろう。

どうしてこういう簡単なことが分からないのだろうか?

いやはや、人間、名前や地位や名誉や権力ばかりで着飾るようになると、脳みそが退化するようですナ。


おまけ:
ついでに、ダイソンの掃除機



のような、巨大な掃除機を作って、原子炉内の空気や放射性の塵を吸い取ったらどうか?
こんなもので吸い取ってくれたら、世界中でお喜びするだろうヨ。




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