そして、その共産党で、今度は党の有能かつ熱心な広報員的存在である紙屋高雪氏除名の動きがあるらしいと知って、共産党も末期症状を呈しているな、と思ったので、参考までに現在の共産党、あるいはかつての共産党がどういう体質や雰囲気の党か、よく分かる「はてな匿名ダイアリー」記事(共産党員松竹氏の共産党批判問題に関するものだろう。)を載せておく。元党員らしいリアル感のある内容で、なるほど、こういう党なのか、と思うが、もちろん、これは匿名コメントであり、内容は真偽不明だ。
(以下引用)
2023-02-11
■もと共産党員から見る今回の騒動
俺は共産党の元下っ端党員だ。だいたい10年ぐらい在籍していたにすぎない。そんな元下っ端の立場から見た今回の騒動を取り上げる。
まず外部の人間から見て、なぜ日本共産党が今回の騒動に対してここまで強硬的で排他的なのか気になるところだろう。
「党首選を導入したら?」という意見に対して「攻撃だ!」と騒ぎ立てて除名までやるのは独裁的に見える。
とはいえ、外部の人間が共産党の言動に対して珍妙に感じているとはいえ、党員からすればこれが共産党の「普通」だ。
共産党内では議論が許されているし、異論を言うことも許されている。だが、それは「上の決定」の範囲内の話だ。
というのも、意見が「上の決定に触れる」のと「外部から揉めているのを見られる」の2つを達成すると晴れて「要注意人物」ということになる。
要注意人物になると村八分……というか党八分のような状態になって、非常に肩身が狭い思いをするのだ。お偉いさんから注意されるし、あまりに行き過ぎているとやんわりと「出て行け」ということになる。
日本共産党では「上の決定」が絶対であるのは当たり前だが、もちろん人間である限り個人の意見はある。
だが「個人の意見を尊重しすぎると党がバラバラになっちゃうから控えなきゃ」みたいな忖度というか全体的な雰囲気があって、個人の意見と上の決定が矛盾していても、党員はなんとなく「2つの思考を共存」させながら活動しているのだ。
日本共産党では「党内で十分に議論されているから民主的だ」としている。しかしこれは内部の人間から見れば形だけのものに過ぎないとわかっている。
というのも、共産党内では3ヶ月前ぐらいから決議が降りてくる。
そうすると決議案を各支部で「討議」するわけだが、実際のところ「決議案をちゃんと学習して実践しよう」みたいな雰囲気で終わることが多い。
外部の人間からすれば「それは議論なのか?」というところだろうが、実際のところ議論ではない。
ここまで読んでいただいてわかっただろうが、共産党は「雰囲気」で動いている党なのだ。
そして「雰囲気」を極度に乱すものが現れると強力な権力を持った「上」が現れて排除される。
今回、共産党が世論から久しく離れたような意味不明な言動を繰り返しているのもそれが原因だ。
共産党は外部にもこの「雰囲気」が共有できると思っている節がある。
でも実際のところこんな「雰囲気」は共産党外では異常だし、意味不明だ。
俺も共産党内にいる時にはこの雰囲気に飲まれていた。でもシャバに出てみるといかにそれが異常かがわかるというものだ。
普通の党ならば選挙や党首選などによって上が入れ替わり、「雰囲気」が変わることもあるだろう。だが共産党は違う。60年にもわたってこの雰囲気が維持され続けているのだ。
今回の騒動はこの「雰囲気」を外部に少し見せただけにすぎないのだ。
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