円安とは単純に「円の価値の低下」

2024/04/27

円安円高の意味を、実は社会科教師でも本当には理解していない。しかも、経済評論家は嘘しか言わない。下の漫画は、絵が異常に下手だが、内容は素晴らしい。絵が下手だからこそ、絵を無視しやすいとも言えるwww
なお、日本で円安が進んでいたころだと思うが、或る経済学者が昭和天皇に経済学の御進講をして、円安円高の説明をして、（おそらく円安がいい、という説明をするつもりだったようだが）天皇から、「要するに、円高のほうが日本にとってはいいわけだね」と言われて困ったそうだww

ちなみに、円安だと輸出企業に有利という話があるが、今の日本にはトヨタ以外にまともな輸出企業は無く、他の企業のほとんどは燃料費原料費高騰や外国製品（部品）価格高騰で死ぬ思いをするはずである。しかも日本のGDPは6割以上が国内消費であり、円安だと一般物価（生活費）も高騰する。つまり、円安が続くと、日本は経済的に破滅する。
海外企業や海外資本家は、安い円でいくらでも日本の資源・設備・企業・人間（労働者）を買えるのだから、円安大万歳である。為替相場が変わるだけで、これまで１ドルが１５０円だったのが、同じ１ドルで１６０円の買い物ができるわけだ。数日で金利が７％くらい上がるようなものだ。金融資本家がまともに商売をするのが馬鹿らしくなるのも当然である。
ちなみに、実体経済の姿から見て、本当のドルの価値は１００円以下、おそらく７５円程度だ、というのが私の判断である。アメリカにはまともな産業が無いし、社会が政治的にもモラル的にも崩壊しているのだから当たり前である。

（以下引用）