「谷間の百合」に載っていた小沢一郎の言葉の一部を転載。
この国の現状を明確に指摘している。
ハインラインの短編小説に「大当たりの日」というものがある。ある日突然、全国民が同じことを考えて、それを行動に移したらどうなるか、という話である。たとえば、今日の晩飯は外食してラーメンを食おう、いや、絶対にラーメンに限る、と思い、それを全員が実行したらどうなるだろうか。まず、交通機関は麻痺するだろう。通常のラッシュアワーの時間には外出していない層もすべて外に出るわけだから。ラーメン店でのパニックは言うまでもない。(原作はアメリカでの話だから、もちろんラーメン店など出てはこない。)
それと同じことを今回の総選挙で国民有権者全員がやったらどうなるだろうか。今の安倍自民党政治はあまりにひどすぎる。いつも自民党に入れてきたが、今回は自公以外に投票しよう、と考え、それを実行したら、自民党の得票数はゼロ、となり、当然、政権転覆である。
選挙というものは、いつでもそういう可能性を持っている。(不正選挙が行われれば、話は別だが。)
というわけで、明日の選挙がそういう「大当たりの日」になるように祈ることにしよう。
えっ、自分の選挙区には自民党と共産党しか立候補者がいない? それはまあ、候補者を立てきれなかった無能政党の責任でしょう。
(以下引用)
端的に言って、いまこの国は三つの危機に直面していると思います。
まず、第一に『経済の危機』です。
足もと政府・日銀の円安・インフレ政策で実は国民の生活はますます厳しくなりつつあります。
いくら年金で株を買わせても、大手輸出企業のために円安を進行させても、もはや国内の大半の企業は逆に=ストアップで大変な状況です。
また、給与は上がらず全ての物価が高騰していますので国民の生活水準も下がっています。
ところが総理も日銀総裁も『今さら引き下がれない』というメンツだけで来年二%の物価上昇率に向けてインフレだけに邁進しているのが実態です。
肝心の『三本目の矢』は一体どこへ行ったのでしょう。
この間、このような国民の生活の圧迫の上に成り立っている株価も副作用の反動で先行き暴落の危険性が高まっています。
すなわち、政府・日銀の見せかけの実態の伴わない金融経済政策によって先行き国民生活が困窮する危険性が高まっている、これが『第一の危機』です。
『第二の危機』は『外交の危機』。
これはもはや多くを語る必要がないでしょう。
隣人である中国・韓国とはほぼ絶縁状態であり、首脳会談もなかなか開けません。
戦後、諸先輩がこれまで苦労して築き上げてきたアジアの中の平和国家日本という信用が一気に崩壊しつつあります。
先の改造内閣の顔ぶれをみましても、戦前肯定の総理と考え方を同じくする「勇ましい人達」が随分増えました。
そして、一番深刻な『第三の危機』。それは『民主主義の危機』です。
一強多弱が極端なまでに進み、もはや日本の議会は議会制民主主義の体をなしていません。
本来ありえない集団的自衛権を巡る解釈変更もあっという間に通ってしまいました。
このままでは大政翼賛会的な自民党政治がいくところまでいき、時計の針が逆行する、国民不在の政治が究極まで進行してしまう恐れがでてきております。
だからこそ私は立ち止まるわけにはいかないのです。
現在のように何となく推移し、気が付いたら崖から転落している、そんな事態だけは避けなければなりません。
経済の危機、外交の危機、民主主義の三つの危機を何としても食い止めなければならない。
そういう思いであります。
しかし、私一人ではできないことです。
今後、多くの人々にこのことを訴えて行き、思いを共有し、最終的には『闘い』で勝ち抜かなければなりません。『政権交代は難しい』という人がいます。
確かに現状の野党各党を見れば仕方のないことです。
しかし、国民の中には二〇〇九年に選挙で政権交代を成し遂げたという確かな記憶があり、また、そもそも小選挙区制度は国民の思いに沿って政権交代が起こりやすくなる仕組みとして整えられたものです。
いつでも十分可能であると思っています。
この国の現状を明確に指摘している。
ハインラインの短編小説に「大当たりの日」というものがある。ある日突然、全国民が同じことを考えて、それを行動に移したらどうなるか、という話である。たとえば、今日の晩飯は外食してラーメンを食おう、いや、絶対にラーメンに限る、と思い、それを全員が実行したらどうなるだろうか。まず、交通機関は麻痺するだろう。通常のラッシュアワーの時間には外出していない層もすべて外に出るわけだから。ラーメン店でのパニックは言うまでもない。(原作はアメリカでの話だから、もちろんラーメン店など出てはこない。)
それと同じことを今回の総選挙で国民有権者全員がやったらどうなるだろうか。今の安倍自民党政治はあまりにひどすぎる。いつも自民党に入れてきたが、今回は自公以外に投票しよう、と考え、それを実行したら、自民党の得票数はゼロ、となり、当然、政権転覆である。
選挙というものは、いつでもそういう可能性を持っている。(不正選挙が行われれば、話は別だが。)
というわけで、明日の選挙がそういう「大当たりの日」になるように祈ることにしよう。
えっ、自分の選挙区には自民党と共産党しか立候補者がいない? それはまあ、候補者を立てきれなかった無能政党の責任でしょう。
(以下引用)
端的に言って、いまこの国は三つの危機に直面していると思います。
まず、第一に『経済の危機』です。
足もと政府・日銀の円安・インフレ政策で実は国民の生活はますます厳しくなりつつあります。
いくら年金で株を買わせても、大手輸出企業のために円安を進行させても、もはや国内の大半の企業は逆に=ストアップで大変な状況です。
また、給与は上がらず全ての物価が高騰していますので国民の生活水準も下がっています。
ところが総理も日銀総裁も『今さら引き下がれない』というメンツだけで来年二%の物価上昇率に向けてインフレだけに邁進しているのが実態です。
肝心の『三本目の矢』は一体どこへ行ったのでしょう。
この間、このような国民の生活の圧迫の上に成り立っている株価も副作用の反動で先行き暴落の危険性が高まっています。
すなわち、政府・日銀の見せかけの実態の伴わない金融経済政策によって先行き国民生活が困窮する危険性が高まっている、これが『第一の危機』です。
『第二の危機』は『外交の危機』。
これはもはや多くを語る必要がないでしょう。
隣人である中国・韓国とはほぼ絶縁状態であり、首脳会談もなかなか開けません。
戦後、諸先輩がこれまで苦労して築き上げてきたアジアの中の平和国家日本という信用が一気に崩壊しつつあります。
先の改造内閣の顔ぶれをみましても、戦前肯定の総理と考え方を同じくする「勇ましい人達」が随分増えました。
そして、一番深刻な『第三の危機』。それは『民主主義の危機』です。
一強多弱が極端なまでに進み、もはや日本の議会は議会制民主主義の体をなしていません。
本来ありえない集団的自衛権を巡る解釈変更もあっという間に通ってしまいました。
このままでは大政翼賛会的な自民党政治がいくところまでいき、時計の針が逆行する、国民不在の政治が究極まで進行してしまう恐れがでてきております。
だからこそ私は立ち止まるわけにはいかないのです。
現在のように何となく推移し、気が付いたら崖から転落している、そんな事態だけは避けなければなりません。
経済の危機、外交の危機、民主主義の三つの危機を何としても食い止めなければならない。
そういう思いであります。
しかし、私一人ではできないことです。
今後、多くの人々にこのことを訴えて行き、思いを共有し、最終的には『闘い』で勝ち抜かなければなりません。『政権交代は難しい』という人がいます。
確かに現状の野党各党を見れば仕方のないことです。
しかし、国民の中には二〇〇九年に選挙で政権交代を成し遂げたという確かな記憶があり、また、そもそも小選挙区制度は国民の思いに沿って政権交代が起こりやすくなる仕組みとして整えられたものです。
いつでも十分可能であると思っています。
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